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公開番号
2025064021
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023173395
出願日
2023-10-05
発明の名称
端子台
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
H01R
13/52 20060101AFI20250410BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】シール部材の耐久性低下を抑えること。
【解決手段】シール部材20は、嵌合孔501aとハウジング10の嵌合部12の嵌合完了位置で嵌合孔の内周面501bと嵌合部の外周面に密着させ、嵌合孔と嵌合部の間の環状の隙間を埋める環状のシール部を有し、嵌合部は、先端12aからハウジングのフランジ部11側に延在させた環状の第1環状部13と、第1環状部に対してフランジ部側に同軸上で連接させ、かつ、外周面14aを第1環状部の外周面13aに対して周方向に亘って突出させる環状の第2環状部14と、を有し、第1環状部の外周面は、シール部の内周面側を周方向に亘って潰させずに対向配置させ、第2環状部の外周面は、第1環状部に位置するシール部を乗り上げさせることが可能な形状で、かつ、乗り上げ後の嵌合完了位置のシール部を嵌合孔の内周面との間で周方向に亘って密着させること。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
環状のフランジ部、及び、前記フランジ部の内周縁部から同軸上で突出させ、組付け対象物の壁体における貫通孔形状の嵌合孔に先端から挿入嵌合させる筒状の嵌合部を有するハウジングと、
前記ハウジングに収容され、相手方との電気的な接続を担う電気接続部材と、
前記嵌合部の外周面に同心上で組み付けられた環状のシール部材と、
前記ハウジングに組み付け、前記嵌合部の前記先端からの前記シール部材の抜けを抑止する環状のシール保持部材と、
を備え、
前記シール部材は、前記嵌合孔と前記嵌合部の嵌合完了位置で前記嵌合孔の内周面と前記嵌合部の外周面に密着させ、前記嵌合孔と前記嵌合部の間の環状の隙間を埋める環状のシール部を有し、
前記嵌合部は、前記先端から前記フランジ部側に延在させた環状の第1環状部と、前記第1環状部に対して前記フランジ部側に同軸上で連接させ、かつ、外周面を前記第1環状部の外周面に対して周方向に亘って突出させる環状の第2環状部と、を有し、
前記第1環状部の外周面は、環状の隙間を空けて前記シール部の内周面側を対向配置させる形状のものとして又は前記シール部の内周面側を周方向に亘って潰させずに対向配置させる形状のものとして形成され、
前記第2環状部の外周面は、前記第1環状部に位置する前記シール部を乗り上げさせることが可能な形状で、かつ、乗り上げ後の前記嵌合完了位置の前記シール部を前記嵌合孔の内周面との間で周方向に亘って密着させる形状のものとして形成されることを特徴とした端子台。
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【請求項2】
前記シール保持部材は、前記第1環状部の外周面に沿った軸方向への相対移動を行い得るよう前記嵌合部に同心上で組み付け、前記嵌合部の前記先端側から前記シール部の環状の端部を係止する環状の係止保持部を有することを特徴とした請求項1に記載の端子台。
【請求項3】
前記嵌合部は、前記第2環状部に対して前記フランジ部側に同軸上で連接させ、かつ、外周面を前記第2環状部の外周面に対して周方向に亘って突出させる環状の第3環状部を有し、
前記シール部材は、前記シール部よりも前記フランジ部側に同軸上で配置され、かつ、前記嵌合完了位置で前記フランジ部に係止させる環状の係止部と、前記シール部及び前記係止部と同軸上に配置して前記係止部を前記シール部に連結させ、かつ、前記第2環状部の外周面に対して環状の隙間を空けて対向配置させることが可能な環状の連結部と、を有し、
前記第3環状部の外周面は、前記第2環状部に位置する前記連結部を乗り上げさせることが可能な形状のものとして形成され、
前記シール保持部材は、前記シール部材と一緒に前記第2環状部の外周面に沿った軸方向への相対移動を行い得るよう前記嵌合部に同心上で組み付け、前記嵌合部の前記先端側から前記シール部材の前記係止部を係止する環状の係止保持部を有することを特徴とした請求項1に記載の端子台。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、端子台に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、端子台は、組付け対象物の壁体の嵌合孔にハウジングにおける筒状の嵌合部を挿入嵌合し、その壁体に対してハウジングのフランジ部を例えば螺子止めするなどして、その組付け対象物に組み付ける。よって、この端子台は、その嵌合部の外周面と嵌合孔の内周面との間の環状の隙間を規定位置で塞ぐ環状のシール部材を備える。この種の端子台については、例えば、下記の特許文献1及び2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-153001号公報
特開2023-043777号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、シール部材は、嵌合部の外周面に形成された環状の溝部に同心上で嵌め込まれており、その嵌合部を嵌合孔に挿入嵌合しているときに、溝部に嵌め込まれたまま、嵌合部の外周面と嵌合孔の内周面との間の環状の隙間の中を規定位置まで移動する。よって、このシール部材は、外周面側の例えば環状のリップを嵌合孔の内周面に密着させたまま、その内周面の上を規定位置まで摺動していく。ここで、従来の端子台は、嵌合孔の内周面の表面粗さ等によって、組付け時のシール部材の摺動抵抗が大きくなり、このシール部材の耐久性を低下させてしまう可能性がある。
【0005】
そこで、本発明は、シール部材の耐久性の低下を抑え得る端子台を提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、環状のフランジ部、及び、前記フランジ部の内周縁部から同軸上で突出させ、組付け対象物の壁体における貫通孔形状の嵌合孔に先端から挿入嵌合させる筒状の嵌合部を有するハウジングと、前記ハウジングに収容され、相手方との電気的な接続を担う電気接続部材と、前記嵌合部の外周面に同心上で組み付けられた環状のシール部材と、前記ハウジングに組み付け、前記嵌合部の前記先端からの前記シール部材の抜けを抑止する環状のシール保持部材と、を備え、前記シール部材は、前記嵌合孔と前記嵌合部の嵌合完了位置で前記嵌合孔の内周面と前記嵌合部の外周面に密着させ、前記嵌合孔と前記嵌合部の間の環状の隙間を埋める環状のシール部を有し、前記嵌合部は、前記先端から前記フランジ部側に延在させた環状の第1環状部と、前記第1環状部に対して前記フランジ部側に同軸上で連接させ、かつ、外周面を前記第1環状部の外周面に対して周方向に亘って突出させる環状の第2環状部と、を有し、前記第1環状部の外周面は、環状の隙間を空けて前記シール部の内周面側を対向配置させる形状のものとして又は前記シール部の内周面側を周方向に亘って潰させずに対向配置させる形状のものとして形成され、前記第2環状部の外周面は、前記第1環状部に位置する前記シール部を乗り上げさせることが可能な形状で、かつ、乗り上げ後の前記嵌合完了位置の前記シール部を前記嵌合孔の内周面との間で周方向に亘って密着させる形状のものとして形成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る端子台は、嵌合部を嵌合孔に挿入嵌合していくことによって、シール部材のシール部を第1環状部から第2環状部に移動させながら第2環状部の外周面に乗り上げさせ、嵌合孔と嵌合部の嵌合完了位置でシール部を嵌合孔の内周面と第2環状部の外周面に対して周方向に亘って密着させることができる。つまり、この端子台においては、ハウジングを壁体に組み付けているときに、シール部材と嵌合孔の内周面との間の摺動抵抗を低く抑えることができる。従って、本発明に係る端子台は、組付け時における嵌合孔の内周面の表面粗さ等に起因するシール部材への攻撃性を軽減させることができ、シール部材の耐久性の低下を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態の端子台を示す分解斜視図である。
図2は、挿入嵌合前の実施形態の端子台を示す斜視図である。
図3は、図2のX-X線断面図である。
図4は、挿入嵌合中の実施形態の端子台を示す斜視図である。
図5は、図4のX-X線断面図である。
図6は、挿入嵌合後の実施形態の端子台を示す斜視図である。
図7は、図6のX-X線断面図である。
図8は、変形例の端子台を示す分解斜視図である。
図9は、挿入嵌合前の変形例の端子台を示す斜視図である。
図10は、図9のX-X線断面図である。
図11は、挿入嵌合中の変形例の端子台を示す斜視図である。
図12は、図11のX-X線断面図である。
図13は、挿入嵌合後の変形例の端子台を示す斜視図である。
図14は、図13のX-X線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る端子台の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
[実施形態]
本発明に係る端子台の実施形態の1つを図1から図7に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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