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公開番号2025066437
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2023176050
出願日2023-10-11
発明の名称電気接続箱
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H02G 3/14 20060101AFI20250416BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】防水性に優れる電気接続箱を提供すること。
【解決手段】電気接続箱100は、ケース本体1及びケース本体1に組み付けられるケースカバー2を有するケースと、ケースカバー2の開口部11に対して開閉回動可能にケースカバー2に組み付けられる開閉カバー3と、を備える。ケースカバー2は、開口部11の開口周縁を囲うように立設された止水壁12と、開口部11の開口面と略平行に延びて、開閉カバー3を回動可能に軸支する回動軸部13と、を有し、且つ、回動軸部13に対応する箇所に、回動軸部13の形成時の成型痕であって、開口部11の開口面と交差する第1交差方向に貫通する成型用孔部14が設けられており、成型用孔部14に対応する箇所に、第1交差方向において成型用孔部14が設けられた一端面から他端面まで延びて、ケースの内外を連通させる筒状部が設けられる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
相手側接続部と接続されるケース側接続部を内部に収容可能であって、第1開口部を有するケース本体、及び、前記第1開口部を塞ぐように前記ケース本体に組み付けられ、前記第1開口部と連通して前記ケース側接続部を外部に露出可能な第2開口部を有するケースカバー、を有するケースと、
前記ケース側接続部を前記外部に露出させる開位置と、前記第2開口部を塞ぐように覆う閉位置と、の間で回動可能に前記ケースカバーに組み付けられる開閉カバーと、
を備えた電気接続箱であって、
前記ケースカバーは、
前記第2開口部の開口周縁を囲うように立設された止水壁と、
前記第2開口部の開口面と略平行に延びて、前記開閉カバーを回動可能に軸支する回動軸部と、を有し、且つ、
前記回動軸部に対応する箇所に、前記回動軸部の形成時の成型痕であって、前記第2開口部の開口面と交差する第1交差方向に貫通する成型用孔部が設けられており、前記成型用孔部に対応する箇所に、前記第1交差方向において前記成型用孔部が設けられた一端面から他端面まで延びて、前記ケースの内外を連通させる筒状部が設けられる、
電気接続箱。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電気接続箱であって、
前記ケースは、
前記第1交差方向と交差する第2交差方向の一側壁に、前記開閉カバーとの係止部が設けられる、
電気接続箱。
【請求項3】
請求項1に記載の電気接続箱であって、
前記開閉カバーは、前記止水壁と嵌合される嵌合部を有し、
前記嵌合部の周壁は、前記止水壁の外周を取り囲む、
電気接続箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気接続箱に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、電子部品や電子部品等と電気的に接続されたケース側接続部等が収容されて、ケース側接続部を外部に露出可能な開口部を有するケースと、ケースの開口部を塞ぐ閉位置とケース側接続部を外部に露出する開位置との間で回動可能な開閉カバーと、を備えた電気接続箱が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1では、開閉カバーは、開口面に対して平行に延びる回動軸部に軸支されており、ケースの開口部に対していわゆる縦回動して開閉動作が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-197772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述したように開閉カバーを有する電気接続箱においては、ケースが被水した際、開閉カバーによって開口部からのケース内部への直接の浸水は抑止できるものの、ケース表面や開閉カバーに水が溜まるおそれがあり、この場合、開口部近傍に溜まった水がケースと開閉カバーとの隙間からケース内部に侵入する可能性も考えられる。また、特許文献1のように開閉カバーがケースの開口部に対していわゆる縦回動して開閉動作が行われる電気接続箱においては、回動軸部等の成型痕として成型金型の抜き穴が残る傾向にある。このため、ケースが被水した際、抜き穴からケース内部に水が侵入するおそれがある。つまり、従来の電気接続箱においては、防水性の観点から、改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、防水性に優れる電気接続箱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係る電気接続箱は、下記を特徴としている。
相手側接続部と接続されるケース側接続部を内部に収容可能であって、第1開口部を有するケース本体、及び、前記第1開口部を塞ぐように前記ケース本体に組み付けられ、前記第1開口部と連通して前記ケース側接続部を外部に露出可能な第2開口部を有するケースカバー、を有するケースと、
前記ケース側接続部を前記外部に露出させる開位置と、前記第2開口部を塞ぐように覆う閉位置と、の間で回動可能に前記ケースカバーに組み付けられる開閉カバーと、
を備えた電気接続箱であって、
前記ケースカバーは、
前記第2開口部の開口周縁を囲うように立設された止水壁と、
前記第2開口部の開口面と略平行に延びて、前記開閉カバーを回動可能に軸支する回動軸部と、を有し、且つ、
前記回動軸部に対応する箇所に、前記回動軸部の形成時の成型痕であって、前記第2開口部の開口面と交差する第1交差方向に貫通する成型用孔部が設けられており、前記成型用孔部に対応する箇所に、前記第1交差方向において前記成型用孔部が設けられた一端面から他端面まで延びて、前記ケースの内外を連通させる筒状部が設けられる、
電気接続箱であること。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、止水壁によって開口周縁を囲うことで、電気接続箱が被水した際、第2開口部からの直接の浸水を抑止できる。また、本発明によれば、回動軸部の形成時の成型痕である成型用孔部に対応して、成型用孔部が設けられた一端面から他端面まで延びてケースの内外を連通させる筒状部が設けられることで、成型用孔部に滴下した水は、筒状部を流れ落ち、ケースの他側面側の外部に排出される。即ち、本発明によれば、第2開口部からの直接の浸水を適正に抑止できるとともに、成型用孔部からのケース内部への水の侵入を抑止できるため、従来に比べ、防水性に優れる。
【0008】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に係る電気接続箱の要部分解斜視図である。
図2は、図1に示す電気接続箱において、開閉カバーが閉位置にあるときの態様を示すの要部断面図である。
図3は、図1に示す電気接続箱において、開閉カバーが開位置にあるときの態様を示すの要部断面図である。
図4は、図1に示すケースカバーの要部拡大斜視図である。
図5は、図1に示す開閉カバーの要部断面図である。
図6は、図1に示す電気接続箱において、排水方法の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態に電気接続箱100について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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