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公開番号2025066433
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2023176040
出願日2023-10-11
発明の名称電気接続箱
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H02G 3/14 20060101AFI20250416BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】防水性に優れる電気接続箱を提供すること。
【解決手段】電気接続箱100は、相手側接続部と接続されるケース側接続部5を内部に収容可能であって、第1開口部を有するケース本体2と、第1開口部を塞ぐようにケース本体2に組み付けられ、第1開口部と連通してケース側接続部5を外部に露出可能な第2開口部11を有するケースカバー1と、ケース側接続部5を外部に露出させる開位置と、第2開口部11を塞ぐように覆う閉位置と、の間で回動可能にケースカバー1に組み付けられる開閉カバー3と、を備える。ケースカバー1には、第2開口部11を囲い且つ端部がケースカバー1の端縁まで延びる排水溝部13が設けられる。開閉カバー3は、閉位置にあるとき、排水溝部13の大部分を外部に露出させる。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
相手側接続部と接続されるケース側接続部を内部に収容可能であって、第1開口部を有するケース本体と、
前記第1開口部を塞ぐように前記ケース本体に組み付けられ、前記第1開口部と連通して前記ケース側接続部を外部に露出可能な第2開口部を有するケースカバーと、
前記ケース側接続部を前記外部に露出させる開位置と、前記第2開口部を塞ぐように覆う閉位置と、の間で回動可能に前記ケースカバーに組み付けられる開閉カバーと、
を備えた電気接続箱であって、
前記ケースカバーには、前記第2開口部を囲い且つ端部が前記ケースカバーの端縁まで延びる排水溝部が設けられ、
前記開閉カバーは、
前記閉位置にあるとき、前記排水溝部の大部分を前記外部に露出させる、
電気接続箱。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電気接続箱であって、
前記開閉カバーは、前記第2開口部を覆うカバー本体を有し、
前記カバー本体は、外表面の少なくとも一部が前記排水溝部に向けて下り傾斜状となるように凸形状に形成される、
電気接続箱。
【請求項3】
請求項1に記載の電気接続箱であって、
前記排水溝部には、
前記第2開口部の開口面と交差する交差方向に突出し、前記開閉カバーを回動可能に軸支する回動軸部が設けられ、
前記ケースカバーは、
前記回動軸部に、前記開閉カバーが係止される係止突起が設けられており、前記係止突起の成型用孔部が、前記排水溝部の底面に形成され、
前記開閉カバーは、
前記閉位置にあるとき、前記成型用孔部を塞ぐように覆う、
電気接続箱。
【請求項4】
請求項1に記載の電気接続箱であって、
前記ケースカバーには、
前記開閉カバーが前記閉位置にあるとき閉方向への過回動を規制する第1規制部と、
前記開閉カバーが前記開位置にあるとき開方向への過回動を規制する第2規制部と、が設けられる、
電気接続箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気接続箱に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、電子部品や電子部品等と電気的に接続されたケース側接続部等が収容されて、ケース側接続部を外部に露出可能な開口部を有するケースと、ケースの開口部を塞ぐ閉位置とケース側接続部を外部に露出する開位置との間で回動可能な開閉カバーと、を備えた電気接続箱が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1では、開閉カバーは、開口面に対して平行に延びる回動軸部に軸支されており、ケースの開口部に対していわゆる縦回動して開閉動作が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-197772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述したように開閉カバーを有する電気接続箱においては、ケースが被水した際、開閉カバーによって開口部からのケース内部への直接の浸水は抑止できるものの、ケース表面や開閉カバーに水が溜まるおそれがあり、この場合、開口部近傍に溜まった水がケースと開閉カバーとの隙間からケース内部に侵入する可能性も考えられる。また、特許文献1のように開閉カバーがケースの開口部に対していわゆる縦回動して開閉動作が行われる電気接続箱においては、回動軸部等の成型痕として成型金型の抜き穴が残る傾向にある。このため、ケースが被水した際、抜き穴からケース内部に水が侵入するおそれがある。つまり、従来の電気接続箱においては、防水性の観点から、改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、防水性に優れる電気接続箱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係る電気接続箱は、下記を特徴としている。
相手側接続部と接続されるケース側接続部を内部に収容可能であって、第1開口部を有するケース本体と、
前記第1開口部を塞ぐように前記ケース本体に組み付けられ、前記第1開口部と連通して前記ケース側接続部を外部に露出可能な第2開口部を有するケースカバーと、
前記ケース側接続部を前記外部に露出させる開位置と、前記第2開口部を塞ぐように覆う閉位置と、の間で回動可能に前記ケースカバーに組み付けられる開閉カバーと、
を備えた電気接続箱であって、
前記ケースカバーには、前記第2開口部を囲い且つ端部が前記ケースカバーの端縁まで延びる排水溝部が設けられ、
前記開閉カバーは、
前記閉位置にあるとき、前記排水溝部の大部分を前記外部に露出させる、
電気接続箱であること。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ケースカバーに、第2開口部を囲い且つ端部がケースカバーの端縁まで延びる排水溝部が設けられて、閉位置にて開閉カバーが排水溝部の大部分を外部に露出させる。これにより、電気接続箱が被水した際、開閉カバーによって第2開口部からの直接の浸水を抑止でき、更には、第2開口部近傍に滴下した水は、排水溝部を介してケース本体の端縁から排出される。即ち、本発明によれば、第2開口部近傍での水の溜まりを抑止でき、従来に比べ、防水性に優れる。
【0008】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に係る電気接続箱において、開閉カバーが閉位置にある態様を示す斜視図である。
図2は、図1に示す電気接続箱において、開閉カバーが開位置にある態様を示す斜視図である。
図3は、図1に示す電気接続箱の要部分解斜視図である。
図4は、図3に示すケースカバーの要部拡大斜視図である。
図5は、図4の上面図である。
図6は、図3に示す開閉カバーの斜視図である。
図7は、図1に示す電気接続箱において、図4に対応する要部拡大斜視図である。
図8は、図2に示す電気接続箱において、要部拡大断面図である。
図9は、図1に示す電気接続箱において、排水方法の一例を説明するための第1図である。
図10は、図1に示す電気接続箱において、排水方法の一例を説明するための第2図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態に電気接続箱100について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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