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公開番号2025062425
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171492
出願日2023-10-02
発明の名称乗員監視装置
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類A61B 5/11 20060101AFI20250407BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】車両の乗員における瞬きの有無を精度よく検出することができる乗員監視装置を提供する。
【解決手段】乗員監視装置1は、車両に乗車している乗員の開眼距離を取得する取得部11と、瞬き判定用の閾値と開眼距離の単位時間あたりの変化量との比較結果に基づいて乗員の瞬きを検出する検出部12と、開眼距離に基づいて瞬き判定用の閾値を設定する設定部13と、を備える。設定部13は、検出期間ごとに対応する閾値を設定するものであり、設定対象となる検出期間の1つ前の検出期間における瞬き時の開眼速度に基づいて設定対象の検出期間の閾値を決定してもよい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両に乗車している乗員の開眼距離を取得する取得部と、
前記開眼距離に基づいて瞬き判定用の閾値を設定する設定部と、
前記閾値と前記開眼距離の単位時間あたりの変化量との比較結果に基づいて前記乗員の瞬きを検出する検出部と、
を備える乗員監視装置。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記検出部は、予め定められた検出期間ごとに前記開眼距離に基づいて前記乗員の瞬き時の開眼速度を算出し、
前記設定部は、前記検出期間ごとに対応する前記閾値を設定するものであり、設定対象となる検出期間の1つ前の検出期間における前記開眼速度に基づいて前記設定対象となる検出期間における前記閾値を決定する
請求項1に記載の乗員監視装置。
【請求項3】
前記検出部は、
前記開眼距離の単位時間あたりの変化量を前記単位時間ごとに算出し、
前記閾値と前記開眼距離の単位時間あたりの変化量との比較結果に応じたラベルを前記単位時間ごとに付与し、
前記ラベルの付与結果に基づいて前記乗員の瞬きの有無を判定する
請求項2に記載の乗員監視装置。
【請求項4】
前記検出部は、
前記開眼距離の単位時間あたりの変化量が前記閾値よりも大きい場合、前記ラベルとして第1値を付与し、
前記開眼距離の単位時間あたりの変化量が前記閾値の負の値よりも小さい場合、前記ラベルとして第2値を付与し、
前記開眼距離の単位時間あたりの変化量が前記閾値の絶対値よりも小さい場合、かつ1つ前のラベルが前記第2値である場合には、前記ラベルとして前記第2値を付与し、
前記開眼距離の単位時間あたりの変化量が前記閾値の絶対値よりも小さい場合、かつ1つ前のラベルが前記第2値以外の値である場合には、前記ラベルとして第3値を付与し、
前記ラベルが前記第3値から前記第2値に切り替わるところを始点とし、前記ラベルが前記第1値から前記第3値に切り替われるところを終点として、前記始点から前記終点までの間を瞬きであると判定する
請求項3に記載の乗員監視装置。
【請求項5】
前記検出部は、
前記乗員の開眼度が所定値以下であるか否かを前記単位時間ごとに判定し、
前記開眼度が所定値以下であると連続して判定された回数をカウントし、
前記カウントが第1回数以上かつ第2回数未満である場合、前記乗員がマイクロスリープ状態であると判定する
請求項1から4のうちのいずれか一項に記載の乗員監視装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗員監視装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両の運転者の顔を撮像した画像データに基づいて運転者の目の開閉状態を検知し、目の開閉状態として瞼の開度の経時的変化を用いて運転者が居眠り状態にあるか否かを判定する乗員監視装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-067137号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両において、運転中の運転者が居眠り状態であることを精度よく検知するためには、運転者の目の開閉状態を正確に判別することが望ましい。例えば目の開閉状態として瞼の開閉動作を検出して、瞬きの有無を精度よく判定することが望まれる。
【0005】
しかしながら、瞼の開閉動作には個人差がある。そのため、目の開眼度と閾値とを比較して開眼度が閾値以下の場合に瞬きであると判定する検出方法において、個人に合わせた閾値を正確に設定することが困難である。
【0006】
本発明の目的は、車両の乗員における瞬きの有無を精度よく検出することができる乗員監視装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る乗員監視装置は、車両に乗車している乗員の開眼距離を取得する取得部と、前記開眼距離に基づいて瞬き判定用の閾値を設定する設定部と、前記閾値と前記開眼距離の単位時間あたりの変化量との比較結果に基づいて前記乗員の瞬きを検出する検出部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る乗員監視装置は、車両の乗員から取得された開眼距離に基づいて瞬き判定用の閾値を設定するため、乗員の瞼の動作に適した閾値を設定可能である。この閾値を用いて瞬きの有無を判定するので、瞬きの検出精度が向上する。この結果、乗員監視装置は、車両の乗員における瞬きの有無を精度よく検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態の乗員監視装置を搭載した車両を模式的に示す図である。
図2は、乗員監視装置の機能構成を示すブロック図である。
図3は、単位時間ごとの開眼距離の変化量を説明するための図である。
図4は、検出期間内の開眼距離における最大値と最小値との差を説明するための図である。
図5は、検出期間ごとの開眼距離の変化量を説明するための図である。
図6は、瞬き時の開く時間を説明するための図である。
図7は、ラベル付けを実施した場合を説明するための図である。
図8は、検出対象の1つ前の検出期間における瞬き情報を用いて瞬き判定用の閾値を設定することを説明するための図である。
図9は、閾値と開眼距離の単位時間あたりの変化量との比較結果に応じて付与されるラベルを説明するための図である。
図10は、瞬き継続時間と閉じる時間と閉眼時間と開く時間とを説明するための図である。
図11は、瞬き検出フローを示すフローチャート図である。
図12は、閾値設定フローを示すフローチャート図である。
図13は、ラベル付けフローを示すフローチャート図である。
図14は、開く時間算出フローを示すフローチャート図である。
図15(a)は取得された開眼距離の経時データを示すグラフ図であり、図15(b)は比較例による瞬き検出結果を示す図であり、図15(c)は実施例による瞬き検出結果を示す図である。
図16は、第1変形例における閾値設定フローを示すフローチャート図である。
図17は、マイクロスリープを説明するための図である。
図18は、判別処理フローを示すフローチャート図である。
図19は、第2変形例における検出結果を示す表図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の実施形態に係る乗員監視装置につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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