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公開番号2025075439
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186608
出願日2023-10-31
発明の名称防眩システム
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類B60J 3/04 20060101AFI20250508BHJP(車両一般)
要約【課題】新たにセンサ等を利用することなく車内カメラを利用して、防眩装置の有効性を判定可能な防眩システムを提供すること。
【解決手段】防眩システム1は、防眩装置7と、撮像部3と、検出部4と、判定部5と、制御部6と、を備える。撮像部3は、透過孔2を透過してドライバDにおいて反射した赤外線を受光可能である。検出部4は、検出値として、ドライバDにおける赤外線が反射した位置を算出する。判定部5は、防眩装置7によってドライバDの目に照射されている外乱光を遮光又は外乱光の光量が低減可能であるか否かを判定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
オン状態とオフ状態とを選択的に切り替え可能であって、前記オン状態において少なくともドライバの目に照射される車両外部からの外乱光の光量を低減させる防眩装置と
前記外乱光に含まれる赤外線を透過させる透過孔と、
前記ドライバを連続して撮像する撮像部と、
前記撮像部により撮像された画像データに基づいて検出値を算出する検出部と、
前記検出値に基づいて、前記ドライバの状態であるドライバ状態を判定する判定部と、
前記ドライバ状態に基づいて、少なくとも前記防眩装置における前記オン状態と前記オフ状態とを選択的に切り替える制御部と、
を備えた防眩システムであって、
前記撮像部は、
前記透過孔を透過して前記ドライバにおいて反射した前記赤外線を受光可能であり、
前記検出部は、
前記検出値として、前記ドライバにおける前記赤外線が反射した位置を算出し、
前記判定部は、
前記防眩装置によって前記ドライバの目に照射されている前記外乱光を遮光又は前記外乱光の光量が低減可能であるか否かを判定する、
防眩システム。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
請求項1に記載の防眩システムであって、
前記制御部は、
前記防眩装置の前記オン状態において、前記判定部によって、前記防眩装置によって前記ドライバの目に照射されている前記外乱光を遮光又は前記外乱光の光量が低減できると判定された場合、前記防眩装置を前記オン状態に切り替える、
防眩システム。
【請求項3】
請求項1に記載の防眩システムであって、
前記判定部によって、前記防眩装置によって前記ドライバの目に照射されている前記外乱光を遮光又は前記外乱光の光量が低減できないと判定された場合、前記ドライバに対して、前記防眩装置による対応不可であることを出力する、出力部を更に備える、
防眩システム。
【請求項4】
請求項1に記載の防眩システムであって、
前記透過孔は、
当該透過孔を透過した前記赤外線が前記ドライバの目よりも上側の前記ドライバの顔上部にて反射するように配置される、
防眩システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防眩システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、車室内のドライバは、車両の外部からの外乱光が目に照射されると、眩しさを感じて視認力が低下するため、車両には防眩装置が備えられている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-128437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ドライバの感じている眩しさを検知し、自動で防眩装置のオン状態とオフ状態とを選択的に切り替える防眩システムにおいては、ドライバが眩しさを感じているか否かを検知するセンサや車室内への外乱光の入射を検知する入射光センサ等、種々のセンサが必要となり、製造コストが嵩むおそれがある。
また、時間帯や車両の姿勢等によっては、防眩装置では外乱光を遮光又は外乱光の光量を低減できないことがある。この場合、従来システムでは、ドライバに対して防眩装置の無効性を報知することがなく、無意味に防眩装置が使用状態(オン状態)にされることもある。
【0005】
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、新たにセンサ等を利用することなく車内カメラを利用して、防眩装置の有効性を判定可能な防眩システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係る防眩システムは、下記を特徴としている。
オン状態とオフ状態とを選択的に切り替え可能であって、前記オン状態において少なくともドライバの目に照射される車両外部からの外乱光の光量を低減させる防眩装置と
前記外乱光に含まれる赤外線を透過させる透過孔と、
前記ドライバを連続して撮像する撮像部と、
前記撮像部により撮像された画像データに基づいて検出値を算出する検出部と、
前記検出値に基づいて、前記ドライバの状態であるドライバ状態を判定する判定部と、
前記ドライバ状態に基づいて、少なくとも前記防眩装置における前記オン状態と前記オフ状態とを選択的に切り替える制御部と、
を備えた防眩システムであって、
前記撮像部は、
前記透過孔を透過して前記ドライバにおいて反射した前記赤外線を受光可能であり、
前記検出部は、
前記検出値として、前記ドライバにおける前記赤外線が反射した位置を算出し、
前記判定部は、
前記防眩装置によって前記ドライバの目に照射されている前記外乱光を遮光又は前記外乱光の光量が低減可能であるか否かを判定する、
防眩システムであること。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、判定部が、検出部によって算出された検出値に基づいてドライバ状態を判定する。具体的には、検出部は、検出値としてドライバにおける赤外線が反射した位置を算出し、判定部は、防眩装置によってドライバの目に照射されている外乱光を遮光又は外乱光の光量が低減可能であるか否かを判定する。これにより、無意味に防眩装置を使用することなく、防眩装置を制御できる。従って、本発明によれば、新たにセンサ等を利用することなく撮像部(車内カメラ)を利用して、防眩装置の有効性を判定でき、判定結果に基づいて防眩装置を制御できる。
【0008】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に係る防眩システムを示す図である。
図2は、図1に示す防眩システムの構成の一例を示すブロック図である。
図3は、図1に示す防眩システムの処理手順の一例を示すフローチャートである。
図4は、防眩装置のオフ状態における図3のA部の処理手順の具体例を示すフローチャートである。
図5は、防眩装置のオン状態における図3のA部の処理手順の具体例を示すフローチャートである。
図6は、ドライバ状態を説明するための第1図である。
図7は、ドライバ状態を説明するための第2図である。
図8は、ドライバ状態を説明するための第3図である。
図9は、ドライバ状態を説明するための第4図である。
図10は、ドライバ状態を説明するための第5図である。
図11は、ドライバ状態を説明するための第6図である。
図12は、ドライバ状態を説明するための第7図である。
図13は、ドライバ状態を説明するための第8図である。
図14は、防眩装置7の有効範囲及び無効範囲について説明するための図である。
図15は、図14の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、各図を参照しながら、本発明の一実施形態に係る防眩システム1について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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