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公開番号
2025063606
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-16
出願番号
2023172970
出願日
2023-10-04
発明の名称
コネクタ
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
H01R
13/52 20060101AFI20250409BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】簡素な構造で防水性に優れるコネクタを提供すること。
【解決手段】電線50の一端が接続された端子10と、端子10を内部に収容して、端子10の帯電状態を検知する検電リードを挿入可能な検電用孔26が外面に設けられたハウジング20と、ハウジング20の外面を覆い検電用孔26に対応して貫通孔31が設けられたシールドシェル30と、一端が検電用孔26を塞ぐように挿入されるシール部材42、及び、シールドシェル30の外面に固定されて貫通孔31を塞ぐ平板状の板部材41を有する防水用ユニット40と、を備える。シールドシェル30の外面には、板部材41の外周を取り囲む枠状の壁部32が立設される。壁部32の一部には、壁部32の枠内外を連通させるスリット33が形成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
電線の一端が接続された端子と、
前記端子を内部に収容して、前記端子と接触して前記端子の帯電状態を検知する検電リードを挿入可能な検電用孔が外面に設けられたハウジングと、
前記ハウジングの外面を覆い、前記検電用孔に対応して貫通孔が設けられたシールドシェルと、
一端が前記検電用孔を塞ぐように挿入されるシール部材、及び、前記シールドシェルの外面に固定されて前記貫通孔を塞ぐ平板状の板部材を有する防水用ユニットと、
を備えたコネクタであって、
前記シールドシェルの外面には、前記板部材の外周を取り囲む枠状の壁部が立設され、
前記壁部の一部には、前記壁部の枠内外を連通させるスリットが形成される、
コネクタ。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のコネクタであって、
前記シール部材の他端には、当該シール部材を前記板部材に係止する係止部が設けられ、
前記係止部は、
前記壁部の立設方向において前記板部材の外表面から露出するように突出しており、突出高さが前記壁部の立設高さよりも低い、
コネクタ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のコネクタであって、
前記ハウジングは、
当該コネクタが装着されることになる相手側部材に挿入されて、前記端子の一部が収容されるフード部を有し、
前記検電用孔は、
前記フード部の延在方向において、前記ハウジングにおける前記フード部の開口端側とは反対側且つ前記端子の前記一部の延長線上に位置する、
コネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
車載機器等の相手側部材と接続されるコネクタにおいて、メンテナンス等のためにコネクタを相手側部材から取り外すことがある。この際、一般的に、例えばサービスプラグ等を用いてコネクタと相手側部材との電気接続を遮断した後、コネクタを相手側部材から取り外す作業が行われるが、コネクタの端子が未だ電荷を帯びた状態に留まっている場合があり得る。このため、特許文献1では、ハウジングに検電リードを挿入可能な検電用孔が設けられており、サービスプラグ等を用いてコネクタと相手側部材との電気接続を遮断した後、検電用孔から検電リードを挿入して、端子の帯電状態を検知可能なように構成されている。この検電用孔は、検電時以外においては、防水性の観点から、ゴム栓と板部材からなる防水用ユニットによって塞がれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-82465号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述したコネクタは、例えば車両等に搭載されており、車両の高圧洗浄時において、ハウジングの検電用孔を塞ぐゴム栓には、高圧洗浄水が直接被水することがある。この場合、上記ゴム栓は、噴射された水の水圧等によってせん断される等、破損のおそれがある。また、上述した従来のコネクタにおいては、ハウジング外面と板部材との隙間からハウジング内に水が侵入するおそれもあり、防水性の観点から改善の余地があった。一方で、製造コストや小型化等の種々の観点から、簡素な構造で防水性を実現することが求められている。
【0005】
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、簡素な構造で防水性に優れるコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記を特徴としている。
電線の一端が接続された端子と、
前記端子を内部に収容して、前記端子と接触して前記端子の帯電状態を検知する検電リードを挿入可能な検電用孔が外面に設けられたハウジングと、
前記ハウジングの外面を覆い、前記検電用孔に対応して貫通孔が設けられたシールドシェルと、
一端が前記検電用孔を塞ぐように挿入されるシール部材、及び、前記シールドシェルの外面に固定されて前記貫通孔を塞ぐ平板状の板部材を有する防水用ユニットと、
を備えたコネクタであって、
前記シールドシェルの外面には、前記板部材の外周を取り囲む枠状の壁部が立設され、
前記壁部の一部には、前記壁部の枠内外を連通させるスリットが形成される、
コネクタであること。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、シールドシェルの外面に板部材の外周を取り囲む壁部が設けられることで、シールドシェルと板部材との間の隙間を介したハウジング内部への水等の液体の侵入を抑制できる。また、壁部の一部には、壁部の枠内外を連通させるスリットが形成されることで、壁部内での水等の液体の溜まりを抑制できる。このように、本発明によれば、従来に比べ、簡素な構造で防水性に優れる。
【0008】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に係るコネクタの斜視図であって、相手側部材への装着態様の一例を示す図である。
図2は、図1に示すコネクタのA-A断面図であって、要部拡大図である。
図3は、図1の要部拡大斜視図である。
図4は、図3の要部分解斜視図である。
図5は、図1に示すコネクタのB-B断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態にコネクタ1について説明する
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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