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公開番号2025047218
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-03
出願番号2023155575
出願日2023-09-21
発明の名称グロメット
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02G 3/22 20060101AFI20250326BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電線の挿通作業性をより向上させることが可能なグロメットを提供する。
【解決手段】グロメット1は、一方向に貫通して第1の電線W1、第2の電線W2がそれぞれ挿通される第1の筒部21及び第2の筒部23を有するグロメット本体2を備えている。また、第1の筒部21は、一方向の一方側に位置する小径筒部211と、一方向の他方側に位置する大径筒部212と、を備えている。ここで、第2の筒部23の内側には、第2の電線W2を止水状態で保持することが可能なリップ部232が形成されている。さらに、第2の筒部23の外側には、第2の筒部23のリップ部232が連設された部位に接続されて第2の筒部23の一方向への伸びを抑制する変形抑制部2124が形成されている。そして、変形抑制部2124は、第2の筒部23の一方向の一端23aの近傍から一方向の他端23bの近傍にかけて形成されている。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
一方向に貫通して第1の電線が挿通される第1の筒部と、前記一方向に貫通して第2の電線が挿通される第2の筒部と、を有するグロメット本体を備えており、
前記第1の筒部は、
前記一方向の一方側に位置する小径筒部と、
前記一方向の他方側に位置する大径筒部と、
を備えており、
前記第2の筒部の内側には、前記第2の電線を止水状態で保持することが可能なリップ部が形成されており、
前記第2の筒部の外側には、前記第2の筒部の前記リップ部が連設された部位に接続されて前記第2の筒部の前記一方向への伸びを抑制する変形抑制部が形成されており、
前記変形抑制部は、前記第2の筒部の前記一方向の一端の近傍から前記一方向の他端の近傍にかけて形成されている、
グロメット。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記変形抑制部は、前記第2の筒部を前記一方向に沿って見た状態で、前記第2の筒部の90度以上の範囲に形成されている、
請求項1に記載のグロメット。
【請求項3】
前記大径筒部よりも前記一方向の他方側に位置する壁部を有し、前記グロメット本体の変形を抑制することが可能なプロテクタ部を備えており、
前記壁部には、前記第2の筒部に前記一方向の一方側から挿通された前記第2の電線を前記壁部よりも前記一方向の他方側に引き出すことが可能な引出空間が形成されており、
前記グロメット本体には、前記第2の筒部に挿通された前記第2の電線を前記引出空間へと案内するガイド部が形成されている、
請求項1または請求項2に記載のグロメット。
【請求項4】
前記ガイド部には、前記一方向に延在するスリットが形成されている、
請求項3に記載のグロメット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、グロメットに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
この種の従来のグロメットとしては、特許文献1に開示されたものが提案されている。この特許文献1には、円筒状の小径筒部及び大径筒部を有し、内部にワイヤハーネスが挿通される貫通筒部と、ケーブル(電線)が挿通されるケーブル貫通筒部と、を備える止水グロメット(グロメット)が開示されている。
【0003】
さらに、この特許文献1では、小径筒部と大径筒部との間に止水筒部が形成されている。そして、ケーブル貫通筒部を止水筒部の内側に設けつつ、防音膜の反転部の先端側を大径筒部の内周面に密接させるようにしている。こうすることで、止水グロメット(グロメット)の防音性を向上させることができるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-058144号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の技術では、ケーブル貫通筒部は、一端側が止水筒部の壁部よりも外方に突出し、他端側が大径筒部の開口端よりも外方に突出するように設けられている。そのため、上記従来の技術では、ケーブル貫通筒部は、止水筒部の壁部や大径筒部の開口端よりも外方に突出する端部が変形しやすくなっており、ケーブル(電線)をケーブル貫通筒部に挿通させる際に大きく変形してしまうおそれがある。そして、ケーブル貫通筒部が大きく変形してしまうと、ケーブル(電線)のケーブル貫通筒部への挿通作業性が悪化してしまうという問題がある。
【0006】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、電線の挿通作業性をより向上させることが可能なグロメットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様に係るグロメットは、一方向に貫通して第1の電線が挿通される第1の筒部と、前記一方向に貫通して第2の電線が挿通される第2の筒部と、を有するグロメット本体を備えており、前記第1の筒部は、前記一方向の一方側に位置する小径筒部と、前記一方向の他方側に位置する大径筒部と、を備えており、前記第2の筒部の内側には、前記第2の電線を止水状態で保持することが可能なリップ部が形成されており、前記第2の筒部の外側には、前記第2の筒部の前記リップ部が連設された部位に接続されて前記第2の筒部の前記一方向への伸びを抑制する変形抑制部が形成されており、前記変形抑制部は、前記第2の筒部の前記一方向の一端の近傍から前記一方向の他端の近傍にかけて形成されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、電線の挿通作業性をより向上させることが可能なグロメットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係るグロメットの一例を上側から見た斜視図である。
一実施形態に係るグロメットの一例を下側から見た斜視図である。
一実施形態に係るグロメットの一例を示す側面図である。
一実施形態に係るグロメットの一例を示す平面図である。
一実施形態に係るグロメットの一例を示す裏面図である。
一実施形態に係るグロメットの一例を図4のA-A線に沿って切断した状態を上側から見た斜視図である。
図4のA-A断面図である。
一実施形態に係るグロメットの一例を図4のB-B線に沿って切断した状態を上側から見た斜視図である。
図4のB-B断面図である。
図9の第2の筒部を拡大して示す図である。
一実施形態に係る変形抑制部の一例を拡大して示す斜視図である。
一実施形態に係る変形抑制部の一例を拡大して示す平面図である。
比較例に係るグロメットの第2の筒部を拡大して示す図である。
比較例に係るグロメットの第2の筒部が変形した状態を示す図である。
一実施形態に係るグロメットの第2の筒部を拡大して示す図である。
一実施形態に係るグロメットの第2の筒部が変形した状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて本実施形態に係るグロメットについて詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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