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公開番号
2025065805
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2023175256
出願日
2023-10-10
発明の名称
ノイズ除去装置
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
H01F
17/06 20060101AFI20250415BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】上下対をなす絶縁部材を生産性及び取り扱い性の良い同形状にしながら、誤組み付けの防止を図る。
【解決手段】ノイズ除去装置Mにおいて、上下一対の前後方向対称且つ左右方向非対称で同形状の絶縁部材40の鍔板44、45の、絶縁部材の左右方向の中心から左右方向に等距離の位置に、異形状の係止部48と被係止部49を設ける。係止部48と被係止部49は、上下対の絶縁部材を前後の向きを適正に組み合わせたときに互いに係合し、上下対の絶縁部材を前後の向きを不適正に組み合わせたときに、互いに干渉することで非係合となる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
左右方向に間隔をおいて互いに平行に前後方向に延在する2枚のバスバーが挿通するように配されるハウジングであって、前記2枚のバスバーの下方に位置する底壁と、該底壁から上方に立設された平面視形状四角形の収容空間を構成する左右一対の側壁及び前後一対の側壁と、該前後一対の側壁に上縁から前記底壁に向けて形成されたバスバー挿通用の∪字状の切欠部と、を有するハウジングと、
前記ハウジング内に組み付けられることで、前記2枚のバスバーを囲む環状コアを構成する断面U字状の上下一対の磁性体コアと、
前記ハウジング内に収容された前記上下一対の磁性体コアで挟まれる空間に、一方が他方と上下反転させた姿勢で組み合わせられて収容されることで、前記2枚のバスバー間を絶縁する上下一対の前後方向対称且つ左右方向非対称で同形状の絶縁部材と、を備え、
前記絶縁部材は、
前記ハウジングの前後一対の側壁の外面に沿って配置される前後一対の鍔板と、
前記ハウジングの前後一対の側壁の切欠部を通して前記前後一対の鍔板を連結する連結部材と、
前記鍔板または前記連結部材に支持されて前記絶縁部材の左右方向の中心から偏位した位置に配置され、下方及び上方から前記2枚のバスバーの間に挿入されることで、互いの先端同士が挿入方向にラップした状態で前記2枚のバスバー間を絶縁する仕切板と、
を有し、
前記鍔板には、前記絶縁部材の左右方向の中心から左右方向に等距離の位置に、上下対の前記絶縁部材を前後の向きを適正に組み合わせたときに互いに係合し、上下対の絶縁部材を前後の向きを不適正に組み合わせたときに、互いに干渉することで非係合となる異形状の係止部と被係止部とが設けられている、
ノイズ除去装置。
続きを表示(約 100 文字)
【請求項2】
前記係止部または被係止部が干渉し合って非係合となったときに、上下の前記仕切板同士が非干渉となるように、前記仕切板のラップ寸法が設定されている、
請求項1に記載のノイズ除去装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ノイズ除去装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
2分割型の磁性体コアのタイプとして、「UUコア」タイプが知られている。この種の磁性体コアを用いたノイズ除去装置は、片面に凹部を有する断面U字状の同形状の一対の磁性体コアを、凹部を向かい合わせて組み合わせ、2つの凹部で確保される空間に、ノイズが伝達される導電部材(電線やバスバー)を挿通させる構成となっている。
【0003】
この2分割型の磁性体コアを用いたノイズ除去装置は、後付けにより、導電部材を囲むように磁性体コアを配置できる利点があるために、広く利用されている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0004】
このノイズ除去装置によれば、導電部材を流れる電流に重畳する高周波ノイズを、導電部材を囲むように環状に配された磁性体コアによって除去することができる。
【0005】
また、磁性体コア以外にも、ノイズ除去装置に組み付ける部品(コイルボビン)を2分割構造にして、組み付け性を改善することも行われている(例えば、特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2000-353622号公報
特開2017-123415号公報
特開2007-207788号公報
【0007】
図7~図10は、本発明の前提となるノイズ除去装置を示している。
この前提技術を説明することで、本発明が解決しようとする課題を明らかにする。
【0008】
図7は、前提となるノイズ除去装置の分解斜視図である。
図7において、符号50で示す2枚のバスバーが、本装置におけるノイズ除去対象の導電部材である。これらのバスバー50、50を流れる電流に重畳する高周波ノイズを除去するために、本ノイズ除去装置M100が、後付けでバスバー50、50に対して組み付けられる。ここで、2枚のバスバー50、50は、左右方向に間隔をおいて互いに平行に配されており、前後方向に延在しているものとする。
【0009】
このノイズ除去装置M100は、樹脂で一体に成形されたハウジング10と、ハウジング10の内部に組み付けられる部品とから構成されている。ハウジング10の内部に組付けられる部品は、スプリング20、上下一対のフェライトコア30A、30B(30)及び上下一対の絶縁部材(ボビン)140A、140B(140)を含む。フェライトコア30と絶縁部材140がそれぞれ上下に2分割されているのは、予め配置されたバスバー50に対してこれらを後付けできるようにするためである。
【0010】
個別に各部品の構成について述べる。
まず、ハウジング10は、2枚のバスバー50、50が挿通するように配される。ハウジング10は、2枚のバスバー50、50の下方に位置する底壁11と、該底壁11から上方に向けて立設された、平面視形状四角形(長方形)の収容空間18を構成する前後の側壁12、12及び左右の側壁13、13と、を有している。
(【0011】以降は省略されています)
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