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公開番号2025062384
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171408
出願日2023-10-02
発明の名称シールド構造
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 13/6581 20110101AFI20250407BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本発明の目的は、製造コストの低減を図ったシールド構造を提供することにある。
【解決手段】車体の取付け対象に固定されるとともに電線10の所定位置に支持されるシールド構造であって、少なくとも1つの壁部21Bを有してシールド空間20を構成する筒状のシェル本体21と、該シェル本体を補強する補強構造5と、を有するシールドシェル2と、電線を保持してシールド空間20に挿入されるハウジング3と、該ハウジング3がシールド空間20に収容された状態を維持するための係止構造4と、を備え、係止構造4は、ハウジング3に設けられた係止アーム314と、シールドシェルに設けられて係止アーム314に係止される被係止部5Aと、を有し、補強構造5は、壁部を切り欠いて形成された切断端縁を含んで、シールド空間の内方に向かって膨出して構成され、被係止部は、切断端縁に設けられている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
車体の取付け対象に固定されるとともに電線の所定位置に支持されるシールド構造であって、
少なくとも1つの壁部を有してシールド空間を構成する筒状のシェル本体と、該シェル本体を補強する補強構造と、を有するシールドシェルと、
前記電線を保持して前記シールド空間に挿入されるハウジングと、
該ハウジングが前記シールド空間に収容された状態を維持するための係止構造と、を備え、
前記係止構造は、前記ハウジングに設けられた係止アームと、前記シールドシェルに設けられて前記係止アームに係止される被係止部と、を有し、
前記補強構造は、前記壁部を切り欠いて形成された切断端縁を含んで、前記シールド空間の内方に向かって膨出して構成され、
前記被係止部は、前記切断端縁に設けられていることを特徴とするシールド構造。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記シールドシェルは、前記壁部に連続するとともに、前記シェル本体から離れる方向に延出された延出板を有し、
前記補強構造は、前記ハウジングが前記シールド空間に挿入される挿入方向において、前記延出板から前記壁部まで連続して設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシールド構造。
【請求項3】
前記補強構造は、前記ハウジングが前記シールド空間に挿入される挿入方向に進むにしたがって、前記シールド空間の内方に向けて突出するように傾斜した傾斜面を有し、
前記傾斜面は、前記補強構造の前記挿入方向の一端から他端まで連続して設けられ、
前記切断端縁は、前記挿入方向の前記他端に位置していることを特徴とする請求項1または2に記載のシールド構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シールド構造に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
自動車には、多種多様な電子機器が搭載され、電子機器に電力や制御信号等を伝えるためにワイヤハーネスが配索されている。ワイヤハーネスは、複数の電線と、コネクタと、を備え、このコネクタを電子機器のコネクタや他のワイヤハーネスのコネクタに嵌合させることで、電子機器や他のワイヤハーネスに接続されている。
【0003】
このようなワイヤハーネスにおいて、電気自動車(EV)やハイブリッド電気自動車(HEV)等の高電圧を取り扱う2本のシールドケーブルに取り付けられるシールド構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。シールド構造の一例として、電線を収容するシールド空間を有する金属製のシールドシェルと、電線を支持した状態でシールド空間に挿入されるハウジングと、を備えたものがある。
【0004】
シールドシェルは、シールド空間を構成する筒状のシェル本体と、該シェル本体に連続して設けられて車体に重なって固定される板状の車体固定部と、車体固定部の強度を確保するための補強部と、ハウジングに係止される係止受け部と、を有している。補強部はシェル本体と車体固定部の境界部に設けられ、係止受け部はシェル本体に設けられている。
【0005】
このようなシールド構造を組み立てる場合には、電線が支持されたハウジングをシールドシェルのシールド空間に挿入する。挿入が進んで、ハウジングがシールドシェルの係止受け部に係止される。このようにしてシールド構造を組み立てる。この後、シールド構造は、車体固定部が車体に重なってボルト締結により車体に固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2023-57199号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来のシールド構造は、シールドシェルを製造する際、補強部および係止受け部が、それぞれ、個別に加工されることにより形成されているため、製造コストが高かった。
【0008】
本発明の目的は、製造コストの低減を図ったシールド構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、車体の取付け対象に固定されるとともに電線の所定位置に支持されるシールド構造であって、少なくとも1つの壁部を有してシールド空間を構成する筒状のシェル本体と、該シェル本体を補強する補強構造と、を有するシールドシェルと、前記電線を保持して前記シールド空間に挿入されるハウジングと、該ハウジングが前記シールド空間に収容された状態を維持するための係止構造と、を備え、前記係止構造は、前記ハウジングに設けられた係止アームと、前記シールドシェルに設けられて前記係止アームに係止される被係止部と、を有し、前記補強構造は、前記壁部を切り欠いて形成された切断端縁を含んで、前記シールド空間の内方に向かって膨出して構成され、前記被係止部は、前記切断端縁に設けられていることを特徴とするシールド構造である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、製造コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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