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公開番号
2025065804
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-22
出願番号
2023175255
出願日
2023-10-10
発明の名称
ノイズ除去装置
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
H01F
17/06 20060101AFI20250415BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】磁性体コアを生産性の良い形状にしながら、組み付け時の無用の係合部の撓みを減らす。
【解決手段】ノイズ除去装置Mにおいて、一対の係合部15を、ハウジング10の平面視形状四角形の収容空間18の四隅に近い側壁13の対角位置に配置する。同形状の上下一対のフェライトコア30A、30Bに、ハウジング10の収容空間18に先に挿入するときに、係合部15との干渉を避ける係合逃がし部35を設ける。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
間隔をおいて対向する一対の柱部と該一対の柱部の一端同士を連結する連結部とで形成された凹部を有し、一方が前記連結部を下にして配されると共に他方が上下反転させられて前記連結部を上にして配され、前記凹部同士を向かい合わせにして組み合わせられることで、ノイズが伝達される導電部材を囲む環状コアを構成する断面U字状で上下一対の同形状の磁性体コアと、
底壁と、該底壁から上方に向けて立設された平面視形状四角形の収容空間を構成する4つの側壁とを有し、前記収容空間の内部に、上方から、前記連結部を下にした一方の磁性体コア及び前記連結部を上にした他方の磁性体コアがこの順に挿入されることで、前記一対の磁性体コアを、前記環状コアを維持するように収容保持するハウジングと、
前記ハウジングの対向する一対の側壁の上端付近に設けられ、前記磁性体コアが上方から順に前記収容空間に挿入されるとき、挿入される磁性体コアに押されて弾性変形することで、後から挿入された上側の磁性体コアの連結部の上縁に係合して、前記一対の磁性体コアを上下方向に位置決め保持する一対の係合部と、
を備え、
前記一対の係合部が、前記ハウジングの平面視形状四角形の収容空間の四隅に近い対角位置に配置され、
前記同形状の一対の磁性体コアに、前記ハウジングの収容空間に前記連結部を下にして先に挿入されるときに、前記ハウジングの係合部との干渉を避ける係合逃がし部がそれぞれ設けられている、
ノイズ除去装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ノイズ除去装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
2分割型の磁性体コアのタイプとして、「UUコア」タイプが知られている。この種の磁性体コアを用いたノイズ除去装置は、片面に凹部を有する断面U字状の同形状の一対の磁性体コアを、凹部を向かい合わせて組み合わせ、2つの凹部で確保される空間に、ノイズが伝達される導電部材(電線やバスバー)を挿通させる構成となっている。
【0003】
この2分割型の磁性体コアを用いたノイズ除去装置は、後付けにより、導電部材を囲むように磁性体コアを配置できる利点があるために、広く利用されている(例えば、特許文献1、2)。
【0004】
このノイズ除去装置によれば、導電部材を流れる電流に重畳する高周波ノイズを、導電部材を囲むように環状に配された磁性体コアによって除去することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2000-353622号公報
特開2017-123415号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図14~図20は、本発明の前提となるノイズ除去装置を示している。
この前提技術を説明することで、本発明が解決しようとする課題を明らかにする。
【0007】
図14は、前提となるノイズ除去装置の分解斜視図である。
図14において、符号50で示す2枚のバスバーが、本装置におけるノイズ除去対象の導電部材である。これらのバスバー50、50を流れる電流に重畳する高周波ノイズを除去するために、本ノイズ除去装置M100が、後付けでバスバー50、50に対して組み付けられる。ここで、2枚のバスバー50、50は、左右方向に間隔をおいて互いに平行に配されており、前後方向に延在しているものとする。
【0008】
このノイズ除去装置M100は、樹脂で一体に成形されたハウジング110と、ハウジング110の内部に組み付けられる部品とから構成されている。ハウジング110の内部に組付けられる部品は、スプリング20、上下一対のフェライトコア130A、130B(130)及び上下一対の絶縁部材(ボビン)40A、40B(40)を含む。フェライトコア130と絶縁部材40がそれぞれ上下に2分割されているのは、予め配置されたバスバー50に対してこれらを後付けできるようにするためである。
【0009】
個別に各部品の構成について述べる。
まず、ハウジング110は、2枚のバスバー50、50が挿通するように配される。ハウジング110は、2枚のバスバーの下方に位置する底壁11と、該底壁11から上方に向けて立設された、平面視形状四角形(長方形)の収容空間18を構成する前後の側壁12、12及び左右の側壁13、13と、を有している。
【0010】
ここで、便宜上、定義した方向性について先に述べておく。
ここで定義する方向性は、ハウジング110を基準にして設定したものであり、上下方向の下方向とは、ハウジング110の底壁11のある方向、上方向とは、底壁11から側壁12、13の突出する方向を指す。なお、上下方向とは、必ずしも天地方向を指すものではないが、図14では天地方向と一致させて図示してある。また、左右方向とは、上下方向に対して垂直な方向で、ハウジング110の一方の対をなす側壁13、13のある方向、前後方向とは、上下方向及び左右方向に対して垂直な方向で、他方の対をなす側壁12、12のある方向を指す。
(【0011】以降は省略されています)
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