TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025047899
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-03
出願番号
2023156666
出願日
2023-09-22
発明の名称
電動機固定子
出願人
多摩川精機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02K
3/18 20060101AFI20250327BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】占積率をさらに高めることができる電動機固定子を提供する。
【解決手段】電動機固定子は、コア10と、コイル20Aと、を備え、コア10は、コアバック11と、複数のティース12と、を有しており、互いに隣り合う2つのティース12の間には、スロット13が形成されており、コアバック11は、スロット形成面11aを有しており、軸方向と垂直な断面において、スロット13には、複数の導体線21a、21b、21c、21d、21eが径方向に沿って並列して収容されており、複数の導体線のそれぞれの周方向寸法は、径方向において内側に位置する導体線の周方向寸法ほど小さくなっており、複数の導体線のうち、スロット形成面11aからの距離が最も近い導体線21aは、スロット形成面11aと対向する対向面21a1を有しており、上記断面において、対向面21a1とスロット形成面11aとの距離は一定である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
円環状のコア(10)と、
前記コアに装着されたコイル(20A)と、
を備え、
前記コアは、コアバック(11)と、前記コアバックから前記コアの径方向に沿って突出した複数のティース(12)と、を有しており、
前記複数のティースのうち互いに隣り合う2つのティースの間には、スロット(13)が形成されており、
前記コアの周方向における前記スロットの幅は、前記径方向において内側ほど狭くなっており、
前記コアバックは、前記スロットに面したスロット形成面(11a)を有しており、
前記コアの軸方向と垂直な断面において、前記スロットには、前記コイルの一部である複数の導体線(21a、21b、・・・)が前記径方向に沿って並列して収容されており、
前記断面において、前記複数の導体線のそれぞれにおける前記周方向に沿った寸法を前記複数の導体線のそれぞれの周方向寸法(Wa、Wb、・・・)としたとき、
前記複数の導体線のそれぞれの周方向寸法は、前記径方向において内側に位置する導体線の周方向寸法ほど小さくなっており、
前記複数の導体線のうち、前記径方向における前記スロット形成面からの距離が最も近い導体線は、前記スロット形成面と対向する対向面(21a1)を有しており、
前記断面において、前記対向面と前記スロット形成面との距離は一定である電動機固定子。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記複数の導体線のうち、前記径方向において両端に位置する導体線(21a、21e)は、前記スロットの内面の隅部(13a、13c)と対向する角部(21a2、21e2)を有しており、
前記断面において、前記角部は、前記隅部の形状にならった形状を有している請求項1に記載の電動機固定子。
【請求項3】
前記断面において、前記複数の導体線のそれぞれにおける前記径方向に沿った寸法を前記複数の導体線のそれぞれの径方向寸法(Ra、Rb、・・・)としたとき、
前記複数の導体線のそれぞれの径方向寸法は、前記径方向において内側に位置する導体線の径方向寸法ほど大きくなっている請求項1又は請求項2に記載の電動機固定子。
【請求項4】
前記断面において、前記複数の導体線のそれぞれの断面積は等しい請求項1又は請求項2に記載の電動機固定子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動機固定子に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ステータが開示されている。このステータは、コイルと、環状のステータ部材とを有している。ステータ部材は、環状に配置される複数のティースを有している。各ティースには、コイルが取り付けられている。コイルは、帯状の平導体により螺旋構造体を構成したエッジワイズコイルである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7170345号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のステータにおける2つのティースの間には、スロットが形成されている。スロットは、2つのティースの互いに向かい合う側面と、コアバックの内周面とによって囲まれている。回転軸と垂直な断面において、スロットには、複数の平導体が径方向に沿って並列して収容されている。
【0005】
複数の平導体は、いずれも矩形状の断面形状を有している。一方、コアバックの内周面は、円筒面状に形成されている。このため、複数の平導体のうち径方向において最も外側に位置する平導体と、コアバックの内周面との距離は、周方向の位置によって異なる。したがって、最も外側に位置する平導体と、コアバックの内周面との距離は、周方向の位置によっては必要以上に長くなってしまう。よって、上記のステータには、占積率をさらに高める余地があった。ここで、占積率とは、スロットの断面において導体が占める割合のことである。
【0006】
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、占積率をさらに高めることができる電動機固定子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る電動機固定子は、円環状のコアと、前記コアに装着されたコイルと、を備え、前記コアは、コアバックと、前記コアバックから前記コアの径方向に沿って突出した複数のティースと、を有しており、前記複数のティースのうち互いに隣り合う2つのティースの間には、スロットが形成されており、前記コアの周方向における前記スロットの幅は、前記径方向において内側ほど狭くなっており、前記コアバックは、前記スロットに面したスロット形成面を有しており、前記コアの軸方向と垂直な断面において、前記スロットには、前記コイルの一部である複数の導体線が前記径方向に沿って並列して収容されており、前記断面において、前記複数の導体線のそれぞれにおける前記周方向に沿った寸法を前記複数の導体線のそれぞれの周方向寸法としたとき、前記複数の導体線のそれぞれの周方向寸法は、前記径方向において内側に位置する導体線の周方向寸法ほど小さくなっており、前記複数の導体線のうち、前記径方向における前記スロット形成面からの距離が最も近い導体線は、前記スロット形成面と対向する対向面を有しており、前記断面において、前記対向面と前記スロット形成面との距離は一定である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、占積率をさらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る電動機固定子の構成を示す斜視図である。
実施の形態1に係る電動機固定子の構成を示す断面図である。
実施の形態2に係る電動機固定子の構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施の形態1.
実施の形態1に係る電動機固定子について説明する。図1は、本実施の形態に係る電動機固定子の構成を示す斜視図である。図2は、本実施の形態に係る電動機固定子の構成を示す断面図である。図2には、コア10の軸方向と垂直な断面における1スロット分の構成が示されている。本実施の形態に係る電動機固定子は、不図示の電動機回転子と組み合わされることにより、インナーロータ型の電動機を構成する。本実施の形態に係る電動機固定子は、電動機回転子の外周側に配置される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
多摩川精機株式会社
レゾルバステータ
3日前
ニチコン株式会社
電力変換装置
2日前
矢崎総業株式会社
配電装置
2日前
矢崎総業株式会社
配電装置
4日前
ミネベアミツミ株式会社
回転機器
2日前
株式会社ダイヘン
電気機器
3日前
鹿島建設株式会社
分電盤の配置構造
4日前
富士電機株式会社
電源システム
9日前
富士電機株式会社
電力変換装置
4日前
富士電機株式会社
電力変換装置
4日前
富士電機株式会社
電力変換装置
4日前
富士電機株式会社
電力変換装置
4日前
株式会社ダイヘン
電圧調整装置
13日前
富士電機株式会社
電力変換装置
4日前
日産自動車株式会社
インバータ
2日前
株式会社SUBARU
モータの冷却構造
5日前
株式会社ダイヘン
蓄電池システム
3日前
コーセル株式会社
スイッチング電源装置
13日前
日新イオン機器株式会社
駆動装置および真空装置
4日前
矢崎総業株式会社
グロメット
3日前
シンフォニアテクノロジー株式会社
モータ
4日前
株式会社明電舎
回転電機
12日前
矢崎総業株式会社
シールド構造
11日前
住友重機械工業株式会社
アクチュエータ
13日前
株式会社東芝
磁性楔及び回転電機
3日前
日立Astemo株式会社
電動駆動装置
5日前
カヤバ株式会社
モータおよびモータの製造方法
9日前
京セラ株式会社
電力変換装置
3日前
TOTO株式会社
無線送電システム
2日前
住友重機械工業株式会社
アクチュエータ
13日前
個人
蓄電池システム
4日前
株式会社明電舎
電力変換装置
12日前
株式会社明電舎
電力変換装置
5日前
株式会社明電舎
電力変換装置
4日前
株式会社東芝
回転電機
4日前
トヨタ自動車株式会社
充電システム及び充電方法
3日前
続きを見る
他の特許を見る