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公開番号2024170085
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-06
出願番号2023087050
出願日2023-05-26
発明の名称電動装置
出願人株式会社ミクニ
代理人個人
主分類H02K 11/33 20160101AFI20241129BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】構造の簡素化、部品点数の削減、低コスト化等を図りつつ、アース経路を短くでき、制御ユニットに対するノイズの発生等を抑制できる電動装置を提供する。
【解決手段】電気的に作動する電動部50、電動部を収容する導電性のハウジング本体10、ハウジング本体に収容された電動部を覆うと共にその一部を保持するべくハウジング本体に接合された非導電性のホルダカバー20、ホルダカバーの外側に配置されて電動部を駆動制御する制御ユニット76を搭載した回路基板70、電動部の周りに帯電した静電気を除去するアース経路を備え、アース経路は、回路基板をホルダカバーに締結すると共にハウジング本体に導通する導電性の締結ネジ80a、回路基板に設けられて締結ネジと導通する導電パターン72a、ホルダカバーに設けられて導電パターン72aと導通するアース端子29dを含む。
【選択図】図7

特許請求の範囲【請求項1】
電気的に作動する電動部と、
前記電動部を収容する導電性のハウジング本体と、
前記ハウジング本体に収容された前記電動部を覆うと共にその一部を保持するべく前記ハウジング本体に接合された非導電性のホルダカバーと、
前記ホルダカバーの外側に配置されて前記電動部を駆動制御する制御ユニットを搭載した回路基板と、
前記電動部の周りに帯電した静電気を除去するアース経路と、を備え、
前記アース経路は、前記回路基板を前記ホルダカバーに締結すると共に前記ハウジング本体に導通する導電性の締結ネジと、前記回路基板に設けられて前記締結ネジと導通する導電パターンと、前記ホルダカバーに設けられて前記導電パターンと導通するアース端子を含む、
ことを特徴とする電動装置。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記締結ネジは、導電性のコイルバネを介して、前記ハウジング本体と電気的に接続されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動装置。
【請求項3】
前記ハウジング本体は、前記コイルバネの一端部を着座させる凹部を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の電動装置。
【請求項4】
前記締結ネジに螺合される導電性のナットを含み、
前記コイルバネは、前記ハウジング本体と前記ナットの間において圧縮した状態で配置されている、
ことを特徴とする2に記載の電動装置。
【請求項5】
前記締結ネジに螺合される導電性のナットを含み、
前記コイルバネは、前記ハウジング本体の前記凹部と前記ナットの間において圧縮した状態で配置されている、
ことを特徴とする3に記載の電動装置。
【請求項6】
前記ホルダカバーは、前記ナットを回転不能に収容するナット収容凹部を含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の電動装置。
【請求項7】
前記回路基板は、複数の締結ネジにより前記ホルダカバーに締結されており、
前記アース経路を形成する前記締結ネジは、前記複数の締結ネジのうち前記アース端子に最も近い位置に配置されたものである、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動装置。
【請求項8】
前記締結ネジは、前記導電パターンと導通するスルーホール又は前記スルーホールの端部に形成された環状のランドを介して、前記導電パターンと電気的に接続されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動装置。
【請求項9】
前記ホルダカバーには、前記回路基板を覆うべく外側カバーが接合されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動装置。
【請求項10】
前記外側カバーは、導電性の材料により形成されると共に導電性の締結ボルトにより前記ハウジング本体に締結されている、
ことを特徴とする請求項9に記載の電動装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータ等の電動部や回路基板を収容するハウジングに帯電した静電気を除去するアース経路を備えた電動装置に関し、特に電動ポンプ等においてハウジング等に帯電した静電気を除去するアース経路を備えた電動装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来の電動装置としては、導電性の金属材料により形成されたハウジング本体としてのポンプ本体と、樹脂成型されてロータ及びステータを含みポンプ本体に接合されたステータモジュールと、ステータモジュールをポンプ本体に締結する締結ボルトと、ステータモジュールに接合されたカバー体と、締結ボルトとカバー体の間に介在するコイルスプリングと、ステータモジュールとカバー体の間に収容された回路基板と、カバー体と回路基板上の導電パターンとの間に介在する導電性部材と、回路基板上の導電パターンに接続されたコネクタ端子を備え、ポンプ本体、締結ボルト、コイルスプリング、カバー体、導電性部材、回路基板の導電パターン、及びコネクタ端子により、ポンプ本体等に帯電した静電気を除去するアース経路(除電経路)を構成したポンプ装置が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照)。
【0003】
従来の電動装置においては、アース経路が、ハウジング本体から締結ボルト及びコイルスプリングに通じ、カバー体を経由し、導電性部材を介して回路基板上の導電パターンからコネクタ端子に通じる経路である。
したがって、アース経路を構成する部品数が多く、構造が複雑であり、又、アース経路が非常に長くなる。その結果、回路基板上の電子部品等を含む制御ユニットに対して、ノイズ発生の要因となる虞があるため、改善の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-136975号公報
特開2017-204954号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、構造の簡素化、部品点数の削減、低コスト化等を図りつつ、アース経路を短くでき、制御ユニットに対するノイズの発生等を抑制できる電動装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電動装置は、電気的に作動する電動部と、電動部を収容する導電性のハウジング本体と、ハウジング本体に収容された電動部を覆うと共にその一部を保持するべくハウジング本体に接合された非導電性のホルダカバーと、ホルダカバーの外側に配置されて電動部を駆動制御する制御ユニットを搭載した回路基板と、電動部の周りに帯電した静電気を除去するアース経路とを備え、アース経路は、回路基板をホルダカバーに締結すると共にハウジング本体に導通する導電性の締結ネジと、回路基板に設けられて締結ネジと導通する導電パターンと、ホルダカバーに設けられて導電パターンと導通するアース端子を含む、構成となっている。
【0007】
上記電動装置において、締結ネジは、導電性のコイルバネを介して、ハウジング本体と電気的に接続されている、構成を採用してもよい。
【0008】
上記電動装置において、ハウジング本体は、コイルバネの一端部を着座させる凹部を含む、構成を採用してもよい。
【0009】
上記電動装置において、締結ネジに螺合される導電性のナットを含み、コイルバネは、ハウジング本体とナットの間において圧縮した状態で配置されている、構成を採用してもよい。
【0010】
上記電動装置において、締結ネジに螺合される導電性のナットを含み、ハウジング本体は、コイルバネの一端部を着座させる凹部を含み、コイルバネは、ハウジング本体の凹部とナットの間において圧縮した状態で配置されている、構成を採用してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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