TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024165305
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023081397
出願日2023-05-17
発明の名称架台及び架台システム
出願人個人
代理人個人,個人
主分類H02S 20/10 20140101AFI20241121BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】軟弱地盤だけでなく硬質地盤にも根入れし易く、且つ硬質地盤だけでなく軟弱地盤においても沈下抑制及び転倒抑制が可能な従来よりも強度に優れた架台を提供する。
【解決手段】先端から地中にねじ込まれる埋設部と、前記先端とは反対側の端部に配置される支柱取付部とをそれぞれ備える2本の杭、及び本体部と、前記本体部の端部の杭取付板とを備える1本の支柱を含み、前記杭取付板は、前記2本の杭の前記支柱取付部と接続可能な2つの杭取付部を有し、前記埋設部は、その外周面の少なくとも一部に前記地盤へねじ込む螺旋羽根を備え、前記2本の杭と前記1本の支柱とが、前記2本の杭のそれぞれの前記支柱取付部と前記2つの杭取付部とが前記杭取付板を介して互いに固定されることによって接続される、架台。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
先端から地中にねじ込まれる埋設部と、前記先端とは反対側の端部に配置される支柱取付部とをそれぞれ備える2本の杭、及び
本体部と、前記本体部の端部の杭取付板とを備える1本の支柱
を含み、
前記杭取付板は、前記2本の杭の前記支柱取付部と接続可能な2つの杭取付部を有し、
前記埋設部は、その外周面の少なくとも一部に前記地盤へねじ込む螺旋羽根を備え、
前記2本の杭と前記1本の支柱とが、前記2本の杭のそれぞれの前記支柱取付部と前記2つの杭取付部とが前記杭取付板を介して互いに固定されることによって接続される、
架台。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記杭取付板は、前記1本の支柱の長手方向からみたときに、前記1本の支柱を挟んで対向する位置に前記2つの杭取付部を備えている、請求項1に記載の架台。
【請求項3】
前記杭取付板は、前記1本の支柱の長手方向からみたときに、前記2つの杭取付部のそれぞれの中心から等距離に前記1本の支柱の重心が位置するように、前記2つの杭取付部を備える、請求項2に記載の架台。
【請求項4】
前記2つの杭取付部の中心間距離Aと、前記2つの杭取付部の中心間をつなぐ方向に平行方向における前記1本の支柱の前記本体部の寸法Bとの比率A/Bが、3~5である、請求項2に記載の架台。
【請求項5】
前記螺旋羽根が1~55mmのピッチを有する、請求項1に記載の架台。
【請求項6】
前記螺旋羽根は、前記埋設部の本体部の直径の1倍超1.6倍以下の直径を有する、請求項1に記載の架台。
【請求項7】
前記螺旋羽根は、前記先端を基点として前記埋設部の全長の60%以上100%以下の範囲に配置される、請求項1に記載の架台。
【請求項8】
前記螺旋羽根の螺旋数は10~50周である、請求項1に記載の架台。
【請求項9】
前記1本の支柱の長手方向に垂直方向の断面形状がオメガ型である、請求項1に記載の架台。
【請求項10】
前記1本の支柱が、前記1本の支柱の長手方向からみて、前記オメガ型の断面形状における底部屈曲部の外側2箇所にそれぞれ補強板を有し、
前記補強板は、前記1本の支柱の長手方向からみて、前記オメガ型の断面形状の足部から遠ざかる方向且つ前記2つの杭取付部の中心間をつなぐ方向に対して斜めの方向に配置される、請求項9に記載の架台。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、強度に優れた架台及び架台システムに関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、メガソーラーのソーラーパネル用等の架台の設置には、造成工事やコンクリートを用いた基礎工事を行う大規模なプロジェクトが行われており、重機や多くの人手を必要とする。一方で、近年、売電価格の低下とともに、狭い土地や農地等の複雑な地質及び形状を有する土地にソーラーパネルを設置する小規模なプロジェクトが増えており、より簡易に設置可能な方法が求められてきている。
【0003】
簡易に各種構造物の設置を可能にする方法として、特許文献1には、簡易迅速に太陽光パネルを設置することができる太陽光パネル架台が提案され、特許文献2には、太陽光パネル架台の設置に要する施工コストの削減を図る太陽光パネル架台の設置構造が提案されている。
【0004】
また、従来、地盤に構造物を固定するために杭が用いられ、鋼管の外周にスクリュー羽根をスパイラル状に巻き回したスクリュー杭(螺旋杭またはスパイラル杭ともいう)を利用した基礎杭方式が普及し始めている(特許文献3)。
【0005】
また、軟弱地盤にソーラーパネルを設置するために、地盤に1.5m以上打ち込んだ連続らせん構造のスクリュー抗を基礎部材として使用する工法が提案されている(特許文献4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2014-43763号公報
特開2014-37722号公報
特開2010-236344号公報
特開2015-127501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、杭を根入れする地盤は場所によって硬さが変わり、硬質と軟質が複雑に混在した地盤もある。軟弱地盤に用いるためには、杭の沈下対策と転倒対策が必要であり、硬質地盤に用いるためには杭の根入れし易さが重要である。そのため、硬質と軟質が複雑に混在した地盤では、根入れし易さと、沈下抑制及び転倒抑制とを両立することが難しかった。また、硬質地盤と軟質地盤とで杭を使い分けることは煩雑であった。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、軟弱地盤だけでなく硬質地盤にも根入れし易く、且つ硬質地盤だけでなく軟弱地盤においても沈下抑制及び転倒抑制が可能な従来よりも強度に優れた架台が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の要旨は以下のとおりである。
(1)先端から地中にねじ込まれる埋設部と、前記先端とは反対側の端部に配置される支柱取付部とをそれぞれ備える2本の杭、及び
本体部と、前記本体部の端部の杭取付板とを備える1本の支柱
を含み、
前記杭取付板は、前記2本の杭の前記支柱取付部と接続可能な2つの杭取付部を有し、
前記埋設部は、その外周面の少なくとも一部に前記地盤へねじ込む螺旋羽根を備え、
前記2本の杭と前記1本の支柱とが、前記2本の杭のそれぞれの前記支柱取付部と前記2つの杭取付部とが前記杭取付板を介して互いに固定されることによって接続される、
架台。
(2)前記杭取付板は、前記1本の支柱の長手方向からみたときに、前記1本の支柱を挟んで対向する位置に前記2つの杭取付部を備えている、上記(1)に記載の架台。
(3)前記杭取付板は、前記1本の支柱の長手方向からみたときに、前記2つの杭取付部のそれぞれの中心から等距離に前記1本の支柱の重心が位置するように、前記2つの杭取付部を備える、上記(2)に記載の架台。
(4)前記2つの杭取付部の中心間距離Aと、前記2つの杭取付部の中心間をつなぐ方向に平行方向における前記1本の支柱の前記本体部の寸法Bとの比率A/Bが、3~5である、上記(2)または(3)に記載の架台。
(5)前記螺旋羽根が1~55mmのピッチを有する、上記(1)~(4)のいずれかに記載の架台。
(6)前記螺旋羽根は、前記埋設部の本体部の直径の1倍超1.6倍以下の直径を有する、上記(1)に記載の架台。
(7)前記螺旋羽根は、前記先端を基点として前記埋設部の全長の60%~100%の範囲に配置される、上記(1)~(6)のいずれかに記載の架台。
(8)前記螺旋羽根の螺旋数は10~50周である、上記(1)~(7)のいずれかに記載の架台。
(9)前記1本の支柱の長手方向に垂直方向の断面形状がオメガ型である、上記(1)~(8)のいずれかに記載の架台。
(10)前記1本の支柱が、前記1本の支柱の長手方向からみて、前記オメガ型の断面形状における底部屈曲部の外側2箇所にそれぞれ補強板を有し、
前記補強板は、前記1本の支柱の長手方向からみて、前記オメガ型の断面形状の足部から遠ざかる方向且つ前記2つの杭取付部の中心間をつなぐ方向に対して斜めの方向に配置される、上記(9)に記載の架台。
(11)前記支柱取付部が、前記支柱取付部の中心から外周側に向かって細長い形状を有し前記支柱取付部の中心に対して放射状に配置される複数の孔を有し、前記杭取付部が、前記杭取付部の中心に対して同心円の円弧形状を有する複数の孔を有するか、または、
前記支柱取付部が、前記支柱取付部の中心に対して同心円の円弧形状を有する複数の孔を有し、前記杭取付部が、前記杭取付部の中心から外周側に向かって細長い形状を有し前記杭取付部の中心に対して放射状に配置される複数の孔を有する、
上記(1)~(10)のいずれかに記載の架台。
(12)前部支持バー及び前記前部支持バーよりも長い後部支持バー、
前記支柱と前記前部支持バー及び前記後部支持バーとを接続する締結部材、
前記前部支持バー、前記支柱、及び前記後部支持バーに接続される縦材であって、前記支柱に平行方向においてより低い位置にある前記前部支持バーとの接続部からより高い位置にある前記後部支持バーとの接続部に向かって傾斜して配置される縦材、
前記縦材に接続される横材、並びに
前記横材に接続されるクランプ
を備え、
前記支柱の長手方向からみて前記2本の杭を結ぶ方向と前記縦材の長手方向とが平行であり、重心が前記支柱よりも前記後部支持バー側にある、
上記(1)~(12)のいずれかに記載の架台。
(13)前記締結部材が、前記1本の支柱の下端から前記1本の支柱の全長の30%以上の位置で接続される、上記(12)に記載の架台。
(14)前記支柱と前記後部支持バーとのなす角度θ

が、前記支柱と前記前部支持バーとのなす角度θ

と同じまたはθ

よりも大きい、上記(12)または(13)に記載の架台。
(15)前記締結部材が、前記支柱と前記前部支持バーとを接続する第1の締結部材と、前記支柱と前記後部支持バーとを接続する第2の締結部材とを含む、上記(12)~(14)のいずれかに記載の架台。
(16)前記1本の支柱の長手方向に垂直方向の断面形状がオメガ型であり、
前記第1の締結部材がU字金具であり、
前記第2の締結部材がH字金具であり、
前記U字金具は、前記1本の支柱の長手方向からみて前記オメガ型の断面形状における開口部の内側にボルトで接続され、
前記H字金具は、前記1本の支柱の長手方向からみて前記オメガ型の断面形状における底部の外側にボルトで接続される、
上記(15)に記載の架台。
(17)上記(1)~(16)のいずれかに記載の架台を複数含む架台システム。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、軟弱地盤だけでなく硬質地盤にも根入れし易く、且つ硬質地盤だけでなく軟弱地盤においても沈下抑制及び転倒抑制が可能な従来よりも強度に優れた架台を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
静電モータ
1日前
個人
通電確認器具
8日前
株式会社アイシン
制御装置
10日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
17日前
株式会社ExH
接触ユニット
5日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
17日前
株式会社東光高岳
開閉器
16日前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
積層コア
1日前
日産自動車株式会社
ロータ
1日前
株式会社豊田自動織機
回転電機のロータ
1日前
株式会社高砂製作所
力率改善回路
5日前
株式会社豊田自動織機
回転電機のロータ
8日前
住友電装株式会社
電気接続箱
8日前
住友電装株式会社
電気接続箱
9日前
アズビル株式会社
配線確認システム
1日前
三菱電機株式会社
半導体装置
16日前
住友電装株式会社
電気接続箱
9日前
住友電装株式会社
電気接続箱
5日前
住友電装株式会社
電気接続箱
9日前
株式会社ダイヘン
電力システム
5日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
8日前
株式会社ダイヘン
電力システム
5日前
富士電機株式会社
電力変換装置
8日前
株式会社豊田自動織機
回転電機
5日前
本田技研工業株式会社
回転電機
5日前
ミネベアミツミ株式会社
モータ
16日前
株式会社ジェイテクト
制御装置
8日前
本田技研工業株式会社
回転電機
8日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
1日前
ダイハツ工業株式会社
クレードル装置
8日前
株式会社JVCケンウッド
充電システム
8日前
個人
電力管理装置及び電力管理システム
2日前
株式会社日立製作所
回転電機
1日前
株式会社デンソー
駆動回路
5日前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
1日前
続きを見る