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公開番号2024175341
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-18
出願番号2023093049
出願日2023-06-06
発明の名称電池システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H02J 7/02 20160101AFI20241211BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】二次電池の満充電容量の推定に要する時間が長くなるのを抑制することが可能な電池システムを提供する。
【解決手段】電池システム100は、バッテリ200(二次電池)と、バッテリ200を昇温するヒータ160(昇温部)と、を備える。電池システム100は、バッテリ200の充電の開始時においてバッテリ200のSOCが所定値以下でかつバッテリ200の分極が生じていない場合に、バッテリ200の充電時における温度をヒータ160により上昇させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電気機器に搭載される電池システムであって、
二次電池と、
前記二次電池を昇温する昇温部と、を備え、
前記二次電池の充電の開始時において前記二次電池のSOCが所定値以下でかつ前記二次電池の分極が生じていない場合に、前記二次電池の充電時における温度を前記昇温部により上昇させる、電池システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電池システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特開2017-49188号公報(特許文献1)には、電池のOCVに基づいて電池の満充電容量を推定することが開示されている。上記特許文献1では、充電後に電池の分極を解消するために電池が昇温されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-49188号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1では、充電後に電池が昇温されているため、充電後の電池の温度が低い場合、電池の分極が解消する要する時間が長くなる。電極の分極が解消されないと満充電容量を正確に推定することが困難となる。したがって、満充電容量の推定に要する時間が長くなる。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、二次電池の満充電容量の推定に要する時間が長くなるのを抑制することが可能な電池システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一の局面に係る電池システムは、電気機器に搭載される電池システムであって、二次電池と、二次電池を昇温する昇温部と、を備え、二次電池の充電の開始時において二次電池のSOCが所定値以下でかつ二次電池の分極が生じていない場合に、二次電池の充電時における温度を昇温部により上昇させる。
【0007】
本開示の一の局面に係る電池システムは、上記のように、二次電池の充電時における温度を昇温部により上昇させる。これにより、充電終了時における電池の温度を容易に高くすることができる。その結果、二次電池の分極を解消するために、充電後に二次電池を昇温させる時間を短縮化することができる。これにより、二次電池の満充電容量の推定に要する時間が長くなるのを抑制することができる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、二次電池の満充電容量の推定に要する時間が長くなるのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態による電動車両と充電スタンドとの構成を示す図である。
バッテリの充電時間とSOCとの関係を示す図である。
一実施形態によるECUの制御を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図中、同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)

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