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公開番号2024175441
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-18
出願番号2023093233
出願日2023-06-06
発明の名称車載アンテナ及びアンテナ搭載車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類H01Q 1/32 20060101AFI20241211BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】高さが低くコンパクトで広帯域の電波を受信する車載アンテナを提供する。
【解決手段】ボデー10に立設された給電ピン31と、水平面内で給電ピン31から車両後方に延びる第1放射エレメント32と、水平面内で給電ピン31から車両前方に延びる第2放射エレメント35と、を備え、第1放射エレメント32は、第1先端部32aが第1絶縁部材37を介してボデー10に固定され、第2放射エレメント35は、第1放射エレメント32よりも長く、第2先端部35aがボデー10に接続され、給電ピン31と第2先端部35aの間の中間部36が第2絶縁部材38を介してボデー10に固定されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両のボデーに取付けられる車載アンテナであって、
前記ボデーに立設された給電ピンと、
水平面内で前記給電ピンから第1方向に延びる第1放射エレメントと、
水平面内で前記給電ピンから前記第1方向と反対の第2方向に延びる第2放射エレメントと、を備え、
前記第1放射エレメントは、第1先端部が第1絶縁部材を介して前記ボデーに固定され、
前記第2放射エレメントは、前記第1放射エレメントよりも長く、第2先端部が前記ボデーに接続され、前記給電ピンと前記第2先端部の間の中間部が第2絶縁部材を介して前記ボデーに固定されていること、
を特徴とする車載アンテナ。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車載アンテナであって、
前記第2放射エレメントは、前記給電ピンに近い近位部と前記給電ピンから遠い遠位部とを含み、前記遠位部の太さは前記近位部の太さよりも太く、前記中間部は前記近位部の前記遠位部の側の部分であること、
を特徴とする車載アンテナ。
【請求項3】
請求項2に記載の車載アンテナであって、
前記第1放射エレメントは、前記第1先端部から下方向に延びる端部セグメントを備え、前記端部セグメントは前記第1先端部とともに前記第1絶縁部材を介して前記ボデーに固定されていること、
を特徴とする車載アンテナ。
【請求項4】
ボデーに車載アンテナが取付けられたアンテナ搭載車両であって、
前記ボデーは、窓開口と、前記窓開口に取付けられた窓ガラスとを備え、
前記窓ガラスは、周縁部に不透明のマスキング領域が設けられており、
前記車載アンテナは、前記窓ガラスの厚さ方向に前記マスキング領域と重なるように前記ボデーに取付けられていること、
を特徴とするアンテナ搭載車両。
【請求項5】
請求項4に記載のアンテナ搭載車両であって、
前記車載アンテナは、
前記窓開口の上辺または下辺に立設された給電ピンと、
水平面内で前記給電ピンから第1方向に延びる第1放射エレメントと、
水平面内で前記給電ピンから前記第1方向と反対の第2方向に延びる第2放射エレメントと、を備え、
前記第1放射エレメントは、第1先端部が第1絶縁部材を介して前記窓開口の前記上辺または前記下辺に固定され、
前記第2放射エレメントは、前記第1放射エレメントよりも長く、第2先端部が前記窓開口の縦辺に接続され、前記給電ピンと前記第2先端部の間の中間部が第2絶縁部材を介して前記窓開口の前記上辺または前記下辺に固定されており、
前記給電ピンと前記第1放射エレメントと前記第2放射エレメントとは、前記窓ガラスの厚さ方向に前記マスキング領域と重なるように配置されていること、
を特徴とするアンテナ搭載車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のボデーに取付けられる車載アンテナの構造及びその車載アンテナを搭載したアンテナ搭載車両の構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
いろいろな広帯域の車載アンテナが提案されている。例えば、特許文献1には、エレメント長がUHF帯域の電波の波長に約「1/2」を乗じた長さに形成されているループ型アンテナとエレメント長がVHF帯域の電波の波長に約「1/4」を乗じた長さに形成されているモノポール型アンテナとを一体化し、各アンテナに共通の給電点から給電する車載アンテナが開示されている。また、特許文献2には、直径0.01波長以上の給電素子および直径0.01波長以上の短絡導体を用いることで給電点でのインピーダンスマッチングを可能とした広帯域アンテナが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-13847号公報
特開2004-88198号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、車両にデジタルテレビ(DTV)を搭載する要求がある。この場合、DTVの広帯域の周波数を受信するアンテナが車両に搭載される。広帯域の周波数を受信するには、特許文献1に開示されているように、複数のアンテナを車両の窓ガラスに取付ける方法が用いられることがある。この場合、乗員からアンテナが見えてしまい美観上好ましくないという問題があった。
【0005】
そこで、本開示は、乗員から見えないように配置可能でかつ広帯域の電波を受信可能な車載アンテナを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車載アンテナは、車両のボデーに取付けられる車載アンテナであって、前記ボデーに立設された給電ピンと、水平面内で前記給電ピンから第1方向に延びる第1放射エレメントと、水平面内で前記給電ピンから前記第1方向と反対の第2方向に延びる第2放射エレメントと、を備え、前記第1放射エレメントは、第1先端部が第1絶縁部材を介して前記ボデーに固定され、前記第2放射エレメントは、前記第1放射エレメントよりも長く、第2先端部が前記ボデーに接続され、前記給電ピンと前記第2先端部の間の中間部が第2絶縁部材を介して前記ボデーに固定されていること、を特徴とする。
【0007】
これにより、第2放射エレメントが、第1放射エレメントが受信する周波数よりも高周波の電波を受信するとともに、車載アンテナの入力インピーダンスを調整するので、広帯域でインピーダンスマッチングが図れる。このため、本開示の車載アンテナは、広帯域で高いゲインを得ることができる。また、本開示の車載アンテナは、第1放射エレメントと第2放射エレメントとをそれぞれ絶縁部材を介してボデーに固定するので、ボデーと第1放射エレメントの間、及びボデーと第2放射エレメントの間に相互結合が発生し広帯域の電波を受信することができる。また、本開示の車載アンテナは、構成がコンパクトで、乗員から見えないようにボデーに取付けることができる。
【0008】
本開示の車載アンテナにおいて、前記第2放射エレメントは、前記給電ピンに近い近位部と前記給電ピンから遠い遠位部とを含み、前記遠位部の太さは前記近位部の太さよりも太く、前記中間部は前記近位部の前記遠位部の側の部分でもよい。
【0009】
これにより、車載アンテナの入力インピーダンスが調整され、広帯域でのインピーダンスマッチングが図れる。このため、広帯域でゲインを高くすることができる。
【0010】
本開示の車載アンテナにおいて、前記第1放射エレメントは、前記第1先端部から下方向に延びる端部セグメントを備え、前記端部セグメントは前記第1先端部とともに前記第1絶縁部材を介して前記ボデーに固定されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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