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公開番号2024165690
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023082085
出願日2023-05-18
発明の名称アンテナ装置
出願人三菱電機株式会社
代理人個人
主分類H01Q 21/06 20060101AFI20241121BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】自身のアンテナ装置のRCSを低減させ、かつ、自身のアンテナ装置から送信する電波の電力の損失を抑えることができるアンテナ装置を得ること。
【解決手段】アンテナ装置2は、同一平面上に配置される複数の立体素子アンテナ21を備えている。複数の立体素子アンテナ21のうちの一部は、同一平面から第1の高さH1で延びる第1の立体素子アンテナ21aである。複数の立体素子アンテナ21のうちの残部は、同一平面から第1の高さH1とは異なる第2の高さH2で延びる第2の立体素子アンテナ21bである。第1の高さH1と第2の高さH2との差H3は、到来する電波の波長の4分の1の波長に相当する長さである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
同一平面上に配置される複数の立体素子アンテナを備え、
複数の前記立体素子アンテナのうちの一部は、前記同一平面から第1の高さで延びる第1の立体素子アンテナであり、
複数の前記立体素子アンテナのうちの残部は、前記同一平面から前記第1の高さとは異なる第2の高さで延びる第2の立体素子アンテナであり、
前記第1の高さと前記第2の高さとの差は、到来する電波の波長の4分の1の波長に相当する長さであることを特徴とするアンテナ装置。
続きを表示(約 90 文字)【請求項2】
前記第1の立体素子アンテナと前記第2の立体素子アンテナとは、前記同一平面上において交互に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、レーダ装置に使用されるアンテナ装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ミサイル、航空機などに搭載されるレーダ装置は、アンテナ装置から電波を放射して、その放射した電波の反射波によって目標の存在と目標までの距離および方位とを探知する無線装置である。レーダ装置に使用されるアンテナ装置が大きなレーダ反射断面積(RCS:Radar Cross Section)を有していると、相手方から自身の位置を検出されやすくなる。そこで、相手方から自身の位置を検出されないように、自身のアンテナ装置のRCSを小さくすることが求められている。
【0003】
自身のアンテナ装置のRCSを低減する方法として、例えば、特許文献1に開示されているように、周波数選択面(FSS:Frequency Selective Surface)を有する遮蔽板を自身のアンテナ装置の前方に装荷して、自身のアンテナ装置から送信する電波の周波数帯のみを透過させ、その他の周波数帯は反射させる技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-298322号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された技術では、自身のアンテナ装置から送信する電波の周波数帯から十分離れた周波数帯であれば、相手方のレーダ装置から送信された電波が自身のアンテナ装置に到来したときに、FSSを有する遮蔽板で到来方向とは離れた方向へ相手方の送信した電波を反射させることができる。そのため、反射波は、相手方には到達しない。したがって、相手方から見た自身のアンテナ装置のRCSを低減させることができる。
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、自身のアンテナ装置から送信した電波がFSSを透過する際に、FSSの材料として使用される誘電体が電波のエネルギーを消費して熱に変えてしまう。つまり、電波のエネルギーの一部が熱に変わってしまう。これにより、自身のアンテナ装置から送信する電波の電力の損失が発生してしまい、レーダ装置の探知距離性能を劣化させるという問題がある。
【0007】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、自身のアンテナ装置のRCSを低減させ、かつ、自身のアンテナ装置から送信する電波の電力の損失を抑えることができるアンテナ装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかるアンテナ装置は、同一平面上に配置される複数の立体素子アンテナを備えている。複数の立体素子アンテナのうちの一部は、同一平面から第1の高さで延びる第1の立体素子アンテナである。複数の立体素子アンテナのうちの残部は、同一平面から第1の高さとは異なる第2の高さで延びる第2の立体素子アンテナである。第1の高さと第2の高さとの差は、到来する電波の波長の4分の1の波長に相当する長さである。
【発明の効果】
【0009】
本開示にかかるアンテナ装置では、自身のアンテナ装置のRCSを低減させ、かつ、自身のアンテナ装置から送信する電波の電力の損失を抑えることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1にかかるアンテナ装置を備えた飛しょう体を示した側面図
実施の形態1にかかるアンテナ装置の反射波の波形および合成波形を示した図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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