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公開番号2025091504
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023206727
出願日2023-12-07
発明の名称アンテナ及び送受信モジュール
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01L 23/42 20060101AFI20250612BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】フレーム内部に備えられ、冷媒の流路を有する液冷構造を大型化することなく、冷却性能を向上させるアンテナを提供する。
【解決手段】本開示のアンテナ1は、高発熱となる電子部品5を搭載した送受信モジュール4と、当該電子部品5と熱的に接続された蓄熱材13と、電子部品5と熱的に接続され、内部に冷媒8の流路からなる液冷構造を有するフレーム2と、を備える。蓄熱材13は、固相状態から液相状態へ相変化する際に熱を吸収する潜熱蓄熱材である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
電子部品を搭載した送受信モジュールと、
前記電子部品と熱的に接続された潜熱蓄熱材と、
前記電子部品と熱的に接続され、内部に冷媒の流路からなる液冷構造を有するフレームと、
を備えるアンテナ。
続きを表示（約 400 文字）【請求項２】
前記潜熱蓄熱材は、前記電子部品から前記フレームへの伝熱経路の間に取り付けられた、
請求項１に記載のアンテナ。
【請求項３】
前記潜熱蓄熱材は、
第一の板金及び前記第一の板金と対向し、パッキンを介して固定された第二の板金の間に挟み込まれている、
請求項１に記載のアンテナ。
【請求項４】
前記潜熱蓄熱材は、前記電子部品と接するように取り付けられた蓄熱シートに含まれる、
請求項１に記載のアンテナ。
【請求項５】
前記潜熱蓄熱材は、カプセル状内に含まれコンパウンド構造を形成する、請求項４に記載の送受信モジュール。
【請求項６】
電子部品と、
前記電子部品、及び内部に冷媒の流路からなる液冷構造を有するフレームと熱的に接続された潜熱蓄熱材と、
を備える送受信モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示はアンテナ及びアンテナに備えられる送受信モジュールに関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来のアンテナとして、特許文献１には、送受信モジュールが複数個搭載されたブロックと、内部に冷媒の流路を複数有するフロントプレートとを備え、ブロックの各々は、フロントプレートの裏面に密着配置されたヒートスプレッダを有するものが開示されている。特許文献１のアンテナでは、送受信モジュールで発生した熱は、ヒートスプレッダ及びフロントプレートを介して冷媒に熱輸送される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０―３６３６５号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記した従来のアンテナでは、冷却性能を上げるために、冷媒の流路を構成する液冷構造を大型化しなければならなかった。
【０００５】
本開示は上記した問題点を解決するためになされたものであり、液冷構造を大型化することなく冷却性能を向上させるアンテナを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示のアンテナは、電子部品を搭載した送受信モジュールと、前記電子部品と熱的に接続された蓄熱材と、前記電子部品と熱的に接続され、内部に冷媒の流路を有するフレームと、を備える。
【発明の効果】
【０００７】
本開示のアンテナは、液冷構造を大型化することなく冷却性能を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
アンテナの構造を示す図である。
実施の形態１におけるフレーム及び送受信モジュールの縦断面図である。
図２における破線部を示す図である。
アンテナの放熱経路の一例を示す図である。
実施の形態１の変形例を示す図である。
実施の形態２におけるフレーム及び送受信モジュールの縦断面図である。
実施の形態２における蓄熱材の構造を模した図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、同様の構成要素には同じ符号を付して図示し、それらの名称および機能も同一または同様のものとする。よって、それらについての詳細な説明を省略する場合がある。
【００１０】
フェーズドアレイアンテナは、通常の送信状態に対して、短時間で高出力な電波を放射する動作（以下、「特殊なモード」とよぶ）を行うことがある。この際、フェーズドアレイアンテナの構成品である電子部品及び基板が高温となる。
（【００１１】以降は省略されています）

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