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公開番号2025091026
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023205980
出願日2023-12-06
発明の名称空調システム
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類F24F 11/46 20180101AFI20250611BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】対象空間の状況及び人の生体情報に応じた空調装置等の制御が可能であって、対象空間内の人の快適性の向上を図ることができる空調システムを提供する。
【解決手段】空調システムは、対象空間内の空気調和を行う空調手段と、対象空間内の人の生体情報を取得する生体情報取得手段と、生体情報から基準値を算出して設定する設定手段と、空調手段を制御する制御手段とを備える。制御手段は、基準値と生体情報とを用いて、空調手段の制御内容を決定する。設定手段は、予め設定された更新条件が成立した場合に、生体情報から基準値を再度算出して、基準値を更新する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
対象空間内の空気調和を行う空調手段と、
前記対象空間内の人の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
前記生体情報から基準値を算出して設定する設定手段と、
前記空調手段を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記基準値と前記生体情報とを用いて、前記空調手段の制御内容を決定し、
前記設定手段は、予め設定された更新条件が成立した場合に、前記生体情報から前記基準値を再度算出して、前記基準値を更新する空調システム。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記更新条件は、前回に前記基準値を設定又は更新してから、予め設定された第1時間が経過したことであり、
前記生体情報取得手段は、予め設定された第2時間が経過する毎に、前記対象空間内の人の前記生体情報を取得し、
前記第1時間は、前記第2時間よりも長い請求項1に記載の空調システム。
【請求項3】
前記対象空間内及び前記対象空間外の一方又は両方の環境情報を取得する環境情報取得手段と、
前記生体情報及び前記環境情報が少なくとも含まれる入力データから、前記更新条件を推論する第1推論手段をさらに備え、
前記設定手段は、前記第1推論手段により推論された前記更新条件が成立した場合に、前記生体情報から前記基準値を再度算出して、前記基準値を更新する請求項1又は請求項2に記載の空調システム。
【請求項4】
前記生体情報及び前記環境情報が少なくとも含まれる入力データから、前記設定手段が前記基準値を算出するのに用いる前記生体情報の種類を推論する第2推論手段をさらに備え、
前記設定手段は、前記第2推論手段により推論された種類の前記生体情報から前記基準値を算出する請求項3記載の空調システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、空調システムに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ユーザのバイタルデータ、ユーザのメンタルデータ、気象情報及び交通情報等に基づいて、空間に配置された空調機器等の制御が行われるシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/145165号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、対象空間の状況、例えば、時間帯、季節、対象空間の人の在室状況(対象空間内の人の入れ替わり等)が変化することでも、対象空間の人のバイタルデータ(生体情報)は変化する。このため、特許文献1に示されるような空調システムにおいては、対象空間の人の生体情報による当該人の快適性の推定精度が悪化する場合がある。特に、対象空間内に複数の人がいる場合、各人によって快適性が異なるため、快適性の推定精度の悪化が顕著になる可能性がある。
【0005】
本開示は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、対象空間内の人の生体情報に応じた空調装置等の制御において、時間帯、季節、対象空間の人の在室状況等にも応じた空調装置等の制御が可能であって、対象空間内の人の快適性の向上を図ることが可能である空調システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る空調システムは、対象空間内の空気調和を行う空調手段と、前記対象空間内の人の生体情報を取得する生体情報取得手段と、前記生体情報から基準値を算出して設定する設定手段と、前記空調手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記基準値と前記生体情報とを用いて、前記空調手段の制御内容を決定し、前記設定手段は、予め設定された更新条件が成立した場合に、前記生体情報から前記基準値を再度算出して、前記基準値を更新する。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る空調システムによれば、対象空間内の人の生体情報に応じた空調装置等の制御において、対象空間の状況にも応じた空調装置等の制御が可能であって、対象空間内の人の快適性の向上を図ることが可能であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る空調システムの対象空間の構成を模式的に示す平面図である。
実施の形態1に係る空調システムが有する空調装置の斜視図である。
実施の形態1に係る空調の要部を拡大して示す斜視図である。
実施の形態1に係る空調システムの構成を示すブロック図である。
実施の形態1に係る空調システムの変形例の構成を示すブロック図である。
実施の形態1に係る空調システムが備える推論装置の動作例を示すフロー図である。
実施の形態1に係る空調システムの動作例を示すフロー図である。
実施の形態1に係る空調システムの制御装置の機能を実現する構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示に係る空調システムを実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。なお、本開示は以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、又は各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
【0010】
実施の形態1.
図1から図8を参照しながら、本開示の実施の形態1について説明する。図1は空調システムの対象空間の構成を模式的に示す平面図である。図2は空調システムが有する空調装置の斜視図である。図3は空調の要部を拡大して示す斜視図である。図4は空調システムの構成を示すブロック図である。図5は空調システムの変形例の構成を示すブロック図である。図6は空調システムが備える推論装置の動作例を示すフロー図である。図7は空調システムの動作例を示すフロー図である。図8は空調システムの制御装置の機能を実現する構成の一例を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)

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