TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024169114
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023086322
出願日2023-05-25
発明の名称電子部品
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人
主分類H01F 27/29 20060101AFI20241128BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コイルパターン及びバンプ電極が磁性素体で埋め込まれた構造を有する電子部品において、バンプ電極に加わる応力を緩和しつつ、バンプ電極の抵抗値を低減する。
【解決手段】電子部品1は、磁性素体Mに埋め込まれ、絶縁層10~12を介して積層された導体層C0,C1と、磁性素体Mに埋め込まれ、実装面4に露出するバンプ電極P1,P2とを備える。導体層C0はコイルパターン100を含む。導体層C1は、コイルパターン110と接続パターン111とを含む。コイルパターン100の一端は、接続パターン111を介してバンプ電極P1に接続され、コイルパターン100の他端は、コイルパターン110を介してバンプ電極P2に接続される。バンプ電極P1は、接続パターン111よりも面積が大きく、且つ、円形度が高い。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
実装面を有する磁性素体と、
前記磁性素体に埋め込まれ、絶縁層を介して積層された複数の導体層と、
前記磁性素体に埋め込まれ、前記実装面に露出する第1のバンプ電極及び第2のバンプ電極と、
を備え、
前記複数の導体層は、第1の導体層と、前記第1の導体層と前記第1のバンプ電極及び前記第2のバンプ電極と、の間に位置する少なくとも1層の第2の導体層とを含み、
前記第1の導体層は、第1のコイルパターンを含み、
前記第2の導体層は、第2のコイルパターンと、積層方向から見て前記第1のバンプ電極と重なる接続パターンとを含み、
前記第1のコイルパターンの一端は、前記第2の導体層に含まれる前記接続パターンを介して前記第1のバンプ電極に電気的に接続され、
前記第1のコイルパターンの他端は、前記第2の導体層に含まれる前記第2のコイルパターンを介して前記第2のバンプ電極に電気的に接続され、
前記第1のバンプ電極は、積層方向から見て、前記第2の導体層に含まれる前記接続パターンよりも面積が大きく、且つ、円形度が高い、
電子部品。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記第2の導体層に含まれる前記接続パターンは、第1の方向を長手方向とし、前記第1の方向と直交または略直交する第2の方向を短手方向とする形状を有する、
請求項1に記載の電子部品。
【請求項3】
前記第2の導体層に含まれる前記接続パターンは、第1のビアを介して、前記第1のバンプ電極に接続されるとともに、第2のビアを介して、前記第1のコイルパターンの前記一端に接続され、
前記第1のビア及び前記第2のビアは、前記接続パターンの前記長手方向における異なる位置に形成されている、
請求項2に記載の電子部品。
【請求項4】
前記複数の導体層は、前記第1の導体層と、前記第1のバンプ電極及び前記第2のバンプ電極と、の間に積層された複数の前記第2の導体層を含み、
前記複数の第2の導体層にそれぞれ含まれる前記接続パターンは、第1の方向を長手方向とし、前記第1の方向と直交または略直交する第2の方向を短手方向とする形状を有する、
請求項2に記載の電子部品。
【請求項5】
前記複数の第2の導体層にそれぞれ含まれる前記接続パターンは、
第1のビアを介して、該接続パターンよりも積層方向において上層に位置する他の前記第2の導体層に含まれる接続パターンに接続されるか、または、該接続パターンよりも積層方向において上層に位置する前記第1のバンプ電極に電気的に接続されるとともに、
第2のビアを介して、該接続パターンよりも積層方向において下層に位置する他の前記第2の導体層に含まれる接続パターンに接続されるか、または、該接続パターンよりも積層方向において下層に位置する前記第1の導体層における前記第1のコイルパターンの前記一端に電気的に接続され、
前記第1のビア及び前記第2のビアは、対応する前記接続パターンの前記長手方向における異なる位置に形成されている、
請求項4に記載の電子部品。
【請求項6】
前記第2のバンプ電極は、積層方向から見て、前記第1のバンプ電極と同じ平面形状に形成され、
前記第1のコイルパターン及び前記第2のコイルパターンは、前記第2のバンプ電極と重なる位置において径方向におけるパターン幅が拡大する突起部を有する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の電子部品。
【請求項7】
実装面を有する磁性素体と、
前記磁性素体に埋め込まれ、絶縁層を介して積層された複数の導体層と、
前記磁性素体に埋め込まれ、前記実装面に露出する第1のバンプ電極及び第2のバンプ電極と、
を備え、
前記複数の導体層は、第1の導体層と、前記第1の導体層と前記第1のバンプ電極及び前記第2のバンプ電極と、の間に位置する少なくとも1層の第2の導体層とを含み、
前記第1の導体層は、第1のコイルパターンを含み、
前記第2の導体層は、第2のコイルパターンと、積層方向から見て前記第1のバンプ電極と重なる接続パターンとを含み、
前記第1のコイルパターンの一端は、前記第2の導体層に含まれる前記接続パターンを介して前記第1のバンプ電極に電気的に接続され、
前記第1のコイルパターンの他端は、前記第2の導体層に含まれる前記第2のコイルパターンを介して前記第2のバンプ電極に電気的に接続され、
積層方向から平面視した前記第1のバンプ電極の面積は、積層方向から平面視した前記第2の導体層に含まれる前記接続パターンの面積よりも大きく、且つ、積層方向から平面視した前記第1のバンプ電極の形状のアスペクト比と、積層方向から平面視した前記接続パターンの形状のアスペクト比とが異なる、
電子部品。
【請求項8】
積層方向から平面視した前記第1のバンプ電極の形状のアスペクト比は、積層方向から平面視した前記接続パターンの形状のアスペクト比よりも1に近い
請求項7に記載の電子部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コイルパターン及びこれに接続されたバンプ電極が磁性素体で埋め込まれた構造を有する電子部品に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、コイルパターン及びこれに接続されたバンプ電極が磁性素体に埋め込まれた構造を有するコイル部品が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-199798号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示においては、コイルパターン及びバンプ電極が磁性素体で埋め込まれた構造を有する電子部品において、バンプ電極に加わる応力を緩和しつつ、バンプ電極の抵抗値を低減する技術が説明される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一側面による電子部品は、実装面を有する磁性素体と、磁性素体に埋め込まれ、絶縁層を介して積層された複数の導体層と、磁性素体に埋め込まれ、実装面に露出する第1のバンプ電極及び第2のバンプ電極とを備え、複数の導体層は、第1の導体層と、第1の導体層と第1のバンプ電極及び第2のバンプ電極と、の間に位置する少なくとも1層の第2の導体層とを含み、第1の導体層は、第1のコイルパターンを含み、第2の導体層は、第2のコイルパターンと、積層方向から見て第1のバンプ電極と重なる接続パターンとを含み、第1のコイルパターンの一端は、第2の導体層に含まれる接続パターンを介して第1のバンプ電極に電気的に接続され、第1のコイルパターンの他端は、第2の導体層に含まれる第2のコイルパターンを介して第2のバンプ電極に電気的に接続され、第1のバンプ電極は、積層方向から見て、第2の導体層に含まれる接続パターンよりも面積が大きく、且つ、円形度が高い。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、コイルパターン及びバンプ電極が磁性素体で埋め込まれた構造を有する電子部品において、バンプ電極に加わる応力を緩和しつつ、バンプ電極の抵抗値を低減する技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本開示の一実施形態による電子部品(コイル部品1)の外観を説明するための略斜視図である。
図2は、コイル部品1の模式的な断面図である。
図3は、導体層C0のパターン形状を説明するための略平面図である。
図4は、導体層C1のパターン形状を説明するための略平面図である。
図5は、導体層C2のパターン形状を説明するための略平面図である。
図6は、導体層C3のパターン形状を説明するための略平面図である。
図7は、バンプ電極P1と接続パターン111,121,131の形状をより詳細に説明するための透視拡大平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照しながら、本開示の実施形態について詳細に説明する。
【0009】
図1は、本開示の一実施形態による電子部品1の外観を説明するための略斜視図である。以下、電子部品1を、コイル部品1と記載する。
【0010】
図1に示すように、本実施形態によるコイル部品1は、Z方向をコイル軸とするコイル部3が磁性素体Mに埋め込まれた構造を有するチップ型のコイル部品である。磁性素体Mは、コイル軸と直交(または略直交)しXY面を構成する実装面4及び上面5を有している。実装面4と上面5は、互いに反対側に位置する。実装面4には端子電極E1,E2が設けられており、実装時においては、実装面4が回路基板と向かい合うよう、端子電極E1,E2が回路基板にハンダ付けされる。つまり、図1に示すコイル部品1の上下方向は、実装時とは180°異なっている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

TDK株式会社
コイル装置
今日
TDK株式会社
振動デバイス
今日
TDK株式会社
触覚呈示装置及び触覚呈示方法
6日前
TDK株式会社
電力変換装置および電力変換システム
今日
TDK株式会社
積層コイル部品
1日前
TDK株式会社
電気光学素子、光源モジュール、光学エンジンおよびXRグラス
3日前
個人
電波吸収体
6日前
個人
テーブルタップ
3日前
キヤノン株式会社
電子機器
3日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
3日前
株式会社ダイヘン
碍子
8日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
3日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
3日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
3日前
個人
六角形パネル展開アレーアンテナ
3日前
ローム株式会社
半導体装置
3日前
イビデン株式会社
プリント配線板
6日前
イビデン株式会社
プリント配線板
14日前
富士電機株式会社
半導体装置
3日前
日本圧着端子製造株式会社
コネクタ
7日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
3日前
日産自動車株式会社
電子機器
6日前
オムロン株式会社
リード線整列治具
3日前
株式会社デンソー
半導体装置
3日前
富士電機株式会社
半導体装置
14日前
株式会社デンソー
半導体装置
3日前
株式会社村田製作所
二次電池
6日前
マクセル株式会社
電気化学素子
3日前
株式会社村田製作所
電池パック
8日前
個人
ユニバーサルデザインコンセントプラグ
3日前
日本無線株式会社
モノポールアンテナ
3日前
株式会社ダイフク
搬送車
6日前
株式会社ジェイテクト
電源装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
非水系二次電池
6日前
株式会社ダイフク
搬送車
6日前
河村電器産業株式会社
速結端子
6日前
続きを見る