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公開番号2024165628
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023081980
出願日2023-05-18
発明の名称電池パック
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類H01M 50/271 20210101AFI20241121BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】セルが膨張した時のパックの強度を向上した電池パックを提供する。
【解決手段】電池パックは、底板21、及び底板21上に設けられたサイドフレーム25により形成された箱形状の下部ケース20と、前記下部ケース20を覆う蓋体である上部ケース10であって、サイドフレーム25の上端部と接触するように設けられた、中央に開口135を有する額縁形状の金属部13、及び金属部13上に配置され、額縁形状の金属部13の開口135を覆うように配置された可塑性の樹脂部11により構成される上部ケース10と、下部ケース20内に配置されたセル積層体(電池12の積層体)と、を備える。金属部13は樹脂部11との接合部において空孔130を有している。ケースの内部は外気に比べ減圧封止されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
底板、及び底板上に設けられたサイドフレームにより形成された箱形状の下部ケースと、
前記下部ケースを覆う蓋体である上部ケースであって、前記サイドフレームの上端部と接触するように設けられた、中央に開口を有する額縁形状の金属部、及び前記金属部上に配置され、前記金属部の前記開口を覆うように配置された可塑性の樹脂部により構成される上部ケースと、
前記上部ケース及び前記下部ケースにより構成されるケース内に配置されたセル積層体と、
を備え、
前記金属部は前記樹脂部との接合部において空孔を有しており、
前記ケースの内部は外気に比べ減圧封止されている、電池パック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は電池パックに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には単電池を積層し、パック内部を減圧した電池パックが開示されている。上部ケースが可撓性材料(ゴムなど)であり、パック内外の気圧差が電池上面に印加される。上部ケースを下部ケースと補強プレートで挟むことで上部ケースと下部ケースとの間の気密性を確保している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-168439号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記先行技術では、プレートでゴム(可撓性材料)を挟むだけでは高い気密性を確保できない。また、樹脂母材強度以上に剥離強度を発揮できず、電池膨張による剥離力に耐えられない。すなわち、セルが膨張した時のパックの強度に向上の余地がある。
【0005】
本開示は、このような問題点を解決するためになされたものであり、セルが膨張した時のパックの強度を向上した電池パックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様にかかる電池パックは、
底板、及び底板上に設けられたサイドフレームにより形成された箱形状の下部ケースと、
前記下部ケースを覆う蓋体である上部ケースであって、前記サイドフレームの上端部と接触するように設けられた、中央に開口を有する額縁形状の金属部、及び前記金属部上に配置され、前記金属部の前記開口を覆うように配置された可塑性の樹脂部により構成される上部ケースと、
前記上部ケース及び前記下部ケースにより構成されるケース内に配置されたセル積層体と、
を備え、
前記金属部は前記樹脂部との接合部において空孔を有しており、
前記ケースの内部は外気に比べ減圧封止されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、セルが膨張した時のパックの強度を向上した電池パックを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態にかかる上部ケースの製造方法を説明する上面図である。
実施形態にかかる下部ケース及び電池パックの製造方法を説明する側断面図である。
実施形態にかかる電池パックの図2の領域Rの拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本開示が以下の実施形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載および図面は、適宜、簡略化されている。
【0010】
以下、図1を参照して本開示の実施の形態にかかる上部ケースの製造方法について説明する。
上部ケース10の製造は、アルミ板13をプレス成形し、樹脂金属接合強化用の穴(空孔130)と額縁形状(矩形開口135)をトリムし、金型にセットした。アルミ板13の中央の矩形開口135の周りに、複数の空孔130を略等間隔で形成した。複数の空孔130を含む樹脂接合部131にレーザ照射しナノアンカーを形成した。金型を閉じ、エラストマーを射出成形することで樹脂部11と金属部13を接合した矩形の蓋体である上部ケース10を製造した。樹脂接合部にナノアンカーを形成することで、樹脂部11と金属部13が強く結合され得る。上部ケース10の長手方向の長さLは、約2mであり得るが、これに限定されず、様々な大きさが想定され得る。
(【0011】以降は省略されています)

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