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公開番号2025015243
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023118530
出願日2023-07-20
発明の名称電池パック
出願人株式会社村田製作所
代理人個人,個人
主分類H01M 50/291 20210101AFI20250123BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】広範囲にわたる円筒形電池の熱伝導抑制を好適に図ることが可能な電池パックを提供すること。
【解決手段】本開示では、複数の円筒形電池と、一方の円筒形電池と他方の円筒形電池との間に配置される吸熱部材と、前記複数の円筒形電池及び前記吸熱部材を収容する電池ホルダ100とを備え、前記電池ホルダは、前記複数の円筒形電池の外周に沿う囲い部を有し、前記電池ホルダの前記囲い部の内側面に、前記電池ホルダが収容する円筒形電池の軸方向に沿って延在する第1の溝と、前記電池ホルダが収容する円筒形電池の円周方向に沿って延在する第2の溝とが設けられ、前記第1の溝と前記第2の溝とが接続している、電池パックが提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の円筒形電池と、一方の円筒形電池と他方の円筒形電池との間に配置される吸熱部材と、前記複数の円筒形電池及び前記吸熱部材を収容する電池ホルダとを備え、
前記電池ホルダは、前記複数の円筒形電池の外周に沿う囲い部を有し、
前記電池ホルダの囲い部の内側面に、前記電池ホルダが収容する円筒形電池の軸方向に沿って延在する第1の溝と、前記電池ホルダが収容する円筒形電池の円周方向に沿って延在する第2の溝とが設けられ、
前記第1の溝と前記第2の溝とが接続している、電池パック。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記第1の溝が複数設けられ、前記第2の溝が複数設けられる、請求項1に記載の電池パック。
【請求項3】
前記第2の溝の幅は、前記第1の溝の幅よりも大きい、請求項1に記載の電池パック。
【請求項4】
前記第2の溝が、前記第1の溝の相互に異なる複数の箇所にそれぞれ接続している、請求項1に記載の電池パック。
【請求項5】
前記第1の溝の一端に一方の第2の溝が接続し、前記第1の溝の他端に他方の第2の溝が接続する、請求項4に記載の電池パック。
【請求項6】
複数の前記第2の溝が、前記第1の溝の所定箇所に接続している、請求項1に記載の電池パック。
【請求項7】
前記第1の溝の一端に、一方の第2の溝と他方の第2の溝とがそれぞれ接続している、請求項6に記載の電池パック。
【請求項8】
複数の円筒形電池と、一方の円筒形電池と他方の円筒形電池との間に配置される吸熱部材と、前記複数の円筒形電池及び前記吸熱部材を収容する電池ホルダとを備え、
前記電池ホルダは、前記複数の円筒形電池の外周に沿う囲い部を有し、
前記囲い部の内側面に、複数の凸部が設けられ、
前記複数の凸部は、前記電池ホルダが収容する円筒形電池の円周方向に沿って設けられ、かつ、前記電池ホルダが収容する円筒形電池の軸方向に沿って設けられる、電池パック。
【請求項9】
前記電池ホルダが収容する前記円筒形電池の軸方向に沿って設けられる複数の凸部間の距離は、前記電池ホルダが収容する前記円筒形電池の円周方向に沿って設けられる複数の凸部間の距離よりも広く設けられる、請求項8に記載の電池パック。
【請求項10】
前記電池ホルダが収容する円筒形電池の円周方向に沿って設けられる複数の凸部は、円筒形電池の円周方向からみて、複数の凸部が互い違いになる位置に設けられる、請求項8に記載の電池パック。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電池パックに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の円筒形電池と電池ホルダとを備える電池パックにおいて、電池ホルダの円筒形電池を挿入する挿入部の内面に供され、円筒形電池の長手方向に延びる縦溝と、円筒形電池の外周面との間に空気層を形成する旨が示されている。また、特許文献2には、2つ以上の単電池で構成された電池ユニットと、電池ユニットを収納する筐体と、電池の側面に接触して設けられた吸熱部材と、を備える電池モジュールが示されている。特許文献2には、吸熱部材が電池ユニットの各単電池間で各単電池の側面に接触して設けられる態様においては、吸熱部材の配置位置を決めるために筐体に凹部を設ける旨が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-53816号公報
WO2010/098067号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、従前の技術では、以下の点で改善すべき事項が存在する。
【0005】
具体的には、従前の電池パックにおいては、円筒形電池の長手方向に延びる縦溝と、円筒形電池の外周面との間に空気層により、過熱された円筒形電池の熱の移動を空気層で遮断し、隣接する円筒形電池間の熱伝導の抑制を図っている(特許文献1参照)。しかしながら、空気層の形成箇所は円筒形電池の長手方向に延びる縦溝の形態に依存するため、過熱された円筒形電池の熱の伝達方向等によっては、広範囲にわたる円筒形電池の熱伝導抑制を図りにくいおそれがある。
【0006】
また、従前の電池モジュールにおいて、吸熱部材が、電池ユニットの各単電池間で各単電池の側面に接触して設けられる態様(特許文献2参照)では、吸熱部材が配置され得る筐体の凹部の構造によっては、不具合を起こした単電池の異常発熱を吸熱剤で好適に吸収しにくいおそれがある。
【0007】
そこで、本開示は、広範囲にわたる円筒形電池の熱伝導抑制を好適に図ることが可能な電池パックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本開示では、
複数の円筒形電池と、一方の円筒形電池と他方の円筒形電池との間に配置される吸熱部材と、前記複数の円筒形電池及び前記吸熱部材を収容する電池ホルダとを備え、
前記電池ホルダは、前記複数の円筒形電池の外周に沿う囲い部を有し、
前記電池ホルダの前記囲い部の内側面に、前記電池ホルダが収容する円筒形電池の軸方向に沿って延在する第1の溝と、前記電池ホルダが収容する円筒形電池の円周方向に沿って延在する第2の溝とが設けられ、
前記第1の溝と前記第2の溝とが接続している、電池パックが提供される。
【0009】
上記目的を達成するために、本開示では、
複数の円筒形電池と、一方の円筒形電池と他方の円筒形電池との間に配置される吸熱部材と、前記複数の円筒形電池及び前記吸熱部材を収容する電池ホルダとを備え、
前記電池ホルダは、前記複数の円筒形電池の外周に沿う囲い部を有し、
前記囲い部の内側面に、複数の凸部が設けられ、
前記複数の凸部は、前記電池ホルダが収容する円筒形電池の円周方向に沿って設けられ、かつ、前記電池ホルダが収容する円筒形電池の軸方向に沿って設けられる、電池パックが提供される。
【0010】
また、上記目的を達成するために、本開示では、
複数の円筒形電池と、一方の円筒形電池と他方の円筒形電池との間に配置される吸熱部材と、前記複数の円筒形電池及び前記吸熱部材を収容する電池ホルダとを備え、
前記電池ホルダは、前記複数の円筒形電池の外周に沿う囲い部を有し、
前記電池ホルダの前記囲い部の内側面に、複数の凸部が設けられ、および、前記電池ホルダが収容する円筒形電池の軸方向に沿って延在する第1の溝と、前記電池ホルダが収容する円筒形電池の円周方向に沿って延在する第2の溝とが設けられ、
前記凸部が前記第1の溝と前記第2の溝とにより囲まれる部分を有する、電池パックが提供される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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