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公開番号2024163472
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023079092
出願日2023-05-12
発明の名称蓄電装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類H01M 50/202 20210101AFI20241115BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】蓄電セルの膨張や振動の吸収、蓄電セル間の断熱性の向上を共に成立させる、さらなる改善を提供する。
【解決手段】実施形態に係る蓄電装置1は、積層方向に積層された複数の蓄電セル2と、複数の蓄電セル2を収容する、エンドプレート3及び結束バンド4を含む収容ケースと、隣接する蓄電セル2の対向する面にそれぞれ配置された断熱材11と、対向する断熱材11の間に設けられた、ダイラタンシー材12を内包する弾性部材13とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
積層方向に積層された複数の蓄電セルと、
複数の前記蓄電セルを収容する収容ケースと
隣接する蓄電セルの対向する面にそれぞれ配置された断熱材と、
対向する前記断熱材の間に設けられた、ダンパー部材を内包する弾性部材と、
を備える、
蓄電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は蓄電装置に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、複数の蓄電セルが積層された蓄電モジュールと、蓄電モジュールを収容する収容ケースとを備える蓄電装置が開示されている。この蓄電装置では、積層方向に積層された複数の蓄電セル間に制限ユニットが配置されている。制限ユニットは、積層方向に間隔を空けて配置された２つの平板と、これら２つの平板間に配置された波板とを有している。
【０００３】
また、特許文献１には、２つの平板と波板との間に弾性変形可能な樹脂からなる低剛性材が配置される例や、２つの平板、波板、ダイラタンシー材を収容した収容袋が複数の蓄電セル間に配置される例が示されている。このような構成により、充放電時に蓄電モジュールから収容ケースに加えられる荷重を低減し、蓄電装置の振動を抑制することができると共に、蓄電モジュールの放熱性の向上が図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２２－１５６４２７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
特許文献１に記載の蓄電装置において、蓄電セル間に熱伝導率の高い金属からなる２つの平板、波板のみが配置される場合、隣接する蓄電セルに多くの熱が伝達される恐れがある。また、弾性変形可能な樹脂や、熱抵抗の高いダイラタンシー材を用い、蓄電セル間の熱伝導を低減する構造の場合、蓄電セルが高温になると樹脂が溶融して流れ出す恐れがある。
【０００６】
このため、高温でも溶融しない特殊な樹脂を使用したり、当該構造を適用する対象を樹脂の耐熱温度以下までしか発熱しない蓄電セルに限定したりする等の設計上の制約が出る場合がある。蓄電セルの膨張及び振動の吸収、蓄電セル間の断熱性の向上を共に成立させるためには、さらなる改善が要求されている。
【０００７】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、蓄電セルの膨張や振動の吸収、蓄電セル間の断熱性の向上を共に成立させる、さらなる改善を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明の一態様に係る蓄電装置は、積層方向に積層された複数の蓄電セルと、複数の前記蓄電セルを収容する収容ケースと、隣接する蓄電セルの対向する面にそれぞれ配置された断熱材と、対向する前記断熱材の間に設けられた、ダンパー部材を内包する弾性部材とを含むものである。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、蓄電セルの膨張や振動の吸収、蓄電セル間の断熱性の向上を共に成立させる、さらなる改善を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
実施形態に係る蓄電装置の構成を説明する概略図である。
図１の蓄電装置の一部を拡大した図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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