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公開番号
2024162669
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023078409
出願日
2023-05-11
発明の名称
電池パック
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
主分類
H01M
50/204 20210101AFI20241114BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ケースの底面に設けられたエア流路とセルスタックとの間からのエアの漏れ出しの抑制。
【解決手段】角型のセルと当該セルを保持する樹脂枠とが交互に積層されたセルスタックと、セルスタックを収容すると共にセルスタックの長手方向に延びたエア流路を底面に有するケースと、ケースの底面においてエア流路の両縁に沿って延設され、エア流路とセルスタックとの間をシールする一対のシール部材と、を備えた電池パックである。樹脂枠は、隣接するセルを仕切る仕切板を有し、当該仕切板の表面に、エア流路から導入されたエアを分岐させるリブを有する。樹脂枠の底部の両端には、一対のシール部材を上側から押圧するように下向きに突出すると共に、隣接する樹脂枠において互いに係合する一対の第1の突起と、一対のシール部材よりも外側において下向きに突出すると共に、隣接する樹脂枠において互いに係合する一対の第2の突起と、が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
角型のセルと当該セルを保持する樹脂枠とが交互に積層されたセルスタックと、
前記セルスタックを収容すると共に、前記セルスタックの長手方向に延びたエア流路を底面に有するケースと、
前記ケースの前記底面において、前記エア流路の両縁に沿って延設され、前記エア流路と前記セルスタックとの間をシールする一対のシール部材と、を備え、
前記樹脂枠は、隣接する前記セルを仕切る仕切板を有し、当該仕切板の表面に、前記エア流路から導入されたエアを分岐させるリブが形成されている、電池パックであって、
前記樹脂枠の底部の両端には、
前記一対のシール部材を上側から押圧するように下向きに突出すると共に、隣接する前記樹脂枠において互いに係合する一対の第1の突起と、
前記一対のシール部材よりも外側において下向きに突出すると共に、隣接する前記樹脂枠において互いに係合する一対の第2の突起と、が設けられている、
電池パック。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記ケースの前記底面における前記一対の第2の突起と対向する位置に、一対の逃げ溝が形成されている、
請求項1に記載の電池パック。
【請求項3】
前記ケースにおける前記一対の第2の突起よりも外側に、前記一対の第2の突起と対向する一対の凸部が形成されている、
請求項1又は2に記載の電池パック。
【請求項4】
前記一対のシール部材が、発泡樹脂からなる、
請求項1又は2に記載の電池パック。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は電池パックに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、角型のセルと当該セルを保持する樹脂枠とが交互に積層されたセルスタックが、ケースに収容された電池パックが開示されている。ケースの底面には、セルスタックの長手方向に延びたエア流路が設けられている。樹脂枠は、隣接するセルを仕切る仕切板を有しており、当該仕切板の表面には、エア流路から導入されたエアを分岐させるリブが形成されている。樹脂枠に形成されたリブに沿ってエアが流れることによって、セルが冷却される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-091665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者は、セルと樹脂枠とが交互に積層されたセルスタックが、底面にエア流路を有するケースに収容された電池パックの開発において、以下の問題点を見出した。
当該電池パックでは、ケースの底面に設けられたエア流路の両縁に、エア流路とセルスタックとの間をシールする一対のシール部材が延設されている。樹脂枠がシール部材を上側から押圧し、樹脂枠下部とシール部材とが当接することによって、エア流路とセルスタックとの間がシールされる。
【0005】
しかしながら、セルスタックには、長手方向の両端部から中央部に向かって圧縮する力が作用しているため、セルスタックが上側に張り出すように湾曲する場合がある。そのような場合、セルスタックの長手方向中央部において、樹脂枠がシール部材から浮き上がり、エア流路とセルスタックとの間からエアが漏れ出す虞があった。
【0006】
本開示は、このような事情に鑑みなされたものであって、ケースの底面に設けられたエア流路とセルスタックとの間からのエアの漏れ出しを抑制可能な電池パックを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る電池パックは、
角型のセルと当該セルを保持する樹脂枠とが交互に積層されたセルスタックと、
前記セルスタックを収容すると共に、前記セルスタックの長手方向に延びたエア流路を底面に有するケースと、
前記ケースの前記底面において、前記エア流路の両縁に沿って延設され、前記エア流路と前記セルスタックとの間をシールする一対のシール部材と、を備え、
前記樹脂枠は、隣接する前記セルを仕切る仕切板を有し、当該仕切板の表面に、前記エア流路から導入されたエアを分岐させるリブが形成されている、電池パックであって、
前記樹脂枠の底部の両端には、
前記一対のシール部材を上側から押圧するように下向きに突出すると共に、隣接する前記樹脂枠において互いに係合する一対の第1の突起と、
前記一対のシール部材よりも外側において下向きに突出すると共に、隣接する前記樹脂枠において互いに係合する一対の第2の突起と、が設けられているものである。
【0008】
本開示の一態様に係る電池パックでは、樹脂枠の底部の両端に、一対のシール部材よりも外側において下向きに突出すると共に、隣接する樹脂枠において互いに係合する一対の第2の突起が設けられている。
そのため、第1の突起がシール部材から浮き上がった部位では、エアに押されたシール部材が第2の突起に当接し、エア流路とセルスタックとの間からのエアの漏れ出しを抑制できる。
【0009】
前記ケースの前記底面における前記一対の第2の突起と対向する位置に、一対の逃げ溝が形成されていてもよい。当該構成によって、ケースの底面と樹脂枠の第2の突起との接触を抑制できる。
【0010】
前記ケースにおける前記一対の第2の突起よりも外側に、前記一対の第2の突起と対向する一対の凸部が形成されていてもよい。当該構成によって、樹脂枠の第1の突起がシール部材から浮き上がり、シール部材がエアに押されて外側に向かって変形して第2の突起に当接した際、外側から凸部によって第2の突起を内側に押し返すことができる。そのため、エア流路とセルスタックとの間からのエアの漏れ出しをより抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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