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公開番号
2024171497
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023088532
出願日
2023-05-30
発明の名称
コネクタ
出願人
SMK株式会社
代理人
個人
主分類
H01R
13/6471 20110101AFI20241205BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】対クロストーク性能とSパラメータ特性とを両立し、且つ、コネクタ全体の小型化を図ることができるコネクタの提供。
【解決手段】、このコネクタは、間隔d1をおいて隣り合う信号端子5,5間に隣り合う各信号端子5,5にそれぞれ対応するGND端子部材6,6を含む複数のGND端子部材6,6からなるGND端子群GGが介在され、対クロストーク性能とSパラメータ特性とを両立できるようになっている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに間隔をおいて配置された複数の信号端子と、該複数の信号端子が保持されるハウジングとを備えたコネクタにおいて、
間隔をおいて隣り合う前記信号端子間に該隣り合う各信号端子にそれぞれ対応するGND端子部材を含む複数のGND端子部材からなるGND端子群が介在されていることを特徴としてなるコネクタ。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記複数の信号端子の最外側に位置する信号端子の外側に前記GND端子部材が配置されている請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記GND端子群を構成する複数のGND端子部材が連結部材によって互いに連結されている請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
複数の前記GND端子部材が連結部材によって互いに連結されている請求項2に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記GND端子部材が前記ハウジングの外部を覆うシールドカバーに接続されている請求項1又は2に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記GND端子部材が前記連結部材を介して前記ハウジングの外部を覆うシールドカバーに接続されている請求項3又は4に記載のコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、信号端子間の干渉抑止性能とSパラメータ特性との両立を図ることができるコネクタに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、基板と基板との接続には、それぞれ間隔をおいて配置された複数の信号端子を備えたプラグとソケットとによって構成され、プラグとソケットとを互いに嵌合させることによってプラグ側の信号端子(以下、プラグ信号端子という)とソケット側の信号端子(以下、ソケット信号端子という)とを接続させる基板対基板用コネクタが広く用いられている。
【0003】
この種のコネクタにおいては、通信、自動車、その他の各産業分野における技術の高度化に伴いそれに用いる電子機器間の信号の高速化が進行し、高周波帯域で使用されることも多くなっている。
【0004】
この種の高周波帯域で用いられるコネクタでは、各信号線(信号端子)間に生じたノイズが互いに干渉(クロストーク)するおそれがあり、このような信号端子間の干渉を抑制するために、信号端子間にGND端子部材を介在させたものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【0005】
一方、この種の高周波帯域で用いられるコネクタの評価においては、コネクタを含むシステムの中でどのように電力(エネルギ)が伝搬するのかということを定量化するものとしてSパラメータ(Scattering Parameter)が用いられ、例えば、VSWR、インサーションロス等によって評価されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-172741号公報
国際公開第2021/059970号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
一般に、上述の如き高周波帯域のおける信号端子間の干渉を抑制する性能(以下、対クロストーク性能という)を満たすには、上述の従来技術のように信号端子間にGND端子部材を介在させるとともに、信号端子間に十分な間隔を確保することが望ましい。
【0008】
しかしながら、対クロストーク性能は、信号端子間の干渉を抑制するために信号端子間に十分な距離を確保すると、その分、コネクタ全体の小型化が阻害されるという課題があった。
【0009】
一方、Sパラメータ特性は、信号端子と信号端子間に介在されるGND端子部材との間の距離(以下、SG間距離という)に影響され、高周波帯域においてSG間距離が大きくなるとSG間距離が小さい場合と比べてSパラメータ特性(例えば、VSWR)が低下する懸念がある。
【0010】
即ち、この種の従来のコネクタでは、図15、図16に示すように、信号端子間の距離を大きくすると、対クロストーク性能を満たすことができるが、コネクタの小型化を阻害する要因になるとともに、Sパラメータ特性に悪影響が及び、逆に信号端子間の距離を小さくするとSパラメータ特性を満たすものの、対クロストーク性能が低下し、対クロストーク性能とSパラメータ特性とを両立させることが困難であるという課題があった。
(【0011】以降は省略されています)
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