TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024172526
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023090306
出願日2023-05-31
発明の名称端子金具
出願人電建株式会社
代理人個人
主分類H01R 4/38 20060101AFI20241205BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子ネジの落下防止を図ることが可能なプリント基板用の端子金具を提供する。
【解決手段】端子金具1は、プリント基板40に実装される金具本体10と、金具本体10に上側から被着して金具本体10との間に電線50を締付ける締結用副体20と、を備える。副体頂板21は、ネジ穴11aと同軸且つ大径に形成されて端子ネジ30の足部31が挿入される開口部21aを有すると共に、開口部21aの内周縁から径内方向に突設され且つ斜め下向きに傾斜する4本の突起片21bを有する。端子ネジ30の足部31が副体頂板21の開口部21aを通して本体頂板11のネジ穴11aに締付けられることで、各突起片21bは変形して斜め下向きの傾斜が減少し、各々の先端が端子ネジ30の足部31の周面に当接して係合する。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
プリント基板に実装される金具本体と、前記金具本体に上側から被着して端子ネジを介して前記金具本体との間に電線を締結する締結用副体と、を具備してなる端子金具であって、
前記金具本体は、
平面視矩形状を呈し且つ前記端子ネジが締付けられるネジ穴を有する本体頂板と、前記本体頂板における一対の対向辺からそれぞれ直角に下方へ延びる一対の本体側板とを有して下向きコ字状をなし、
前記締結用副体は、
平面視矩形状を呈し且つ前記ネジ穴と同軸且つ大径に形成されて前記端子ネジの足部が挿通される開口部を有する副体頂板と、前記副体頂板における一対の対向辺からそれぞれ直角に下方へ延びる一対の副体側板とを有して下向きコ字状をなすと共に、前記開口部の内周縁から径内方向に突設され且つ斜め下向きに傾斜する少なくとも一つの突起片を有するものであって、
前記端子ネジの足部が前記副体頂板の前記開口部を通して前記本体頂板の前記ネジ穴に締付けられることで、前記各突起片は変形して前記斜め下向きの傾斜が減少し、各々の先端が前記端子ネジの足部の周面に当接して係合する、端子金具。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記金具本体は、前記各本体側板の外側面に上下に延びる係合凹部がそれぞれ形成され、
前記締結用副体は、前記各副体側板の下部から内向きに突出して前記各本体側板の前記各係合凹部内で上下移動自在に係合する係合凸部をそれぞれ備える、請求項1に記載の端子金具。
【請求項3】
前記副体頂板に設けられる前記各突起片は、前記開口部の前記内周縁に周方向に間隔をおいて複数設けられる、請求項1に記載の端子金具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリント基板に実装するための端子金具に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、プリント基板に実装するための端子金具が広く用いられている。例えば、端子金具は、平面視矩形状の頂板と、頂板を挟んで対向する一対の対向辺からそれぞれ直角に下方へ延びる一対の側板とを有して下向きコ字状に形成されている(例えば、特許文献1、2等参照。)。頂板には端子ネジ用のネジ穴が形成され、端子ネジの頭部と頂板との間に電線の端部を挟んで端子ネジをネジ穴に締付けることで、電線の接続を図ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-134197号公報
特開2004-207162号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来技術の端子金具では、端子ネジで電線を締結する際に誤って端子ネジをプリント基板上に落下させてしまうことがあり、その場合にプリント基板上に実装された多数の電子部品の隙間から端子ネジを取り出すのは容易でなく、作業に時間を要するという課題がある。また、プリント基板上に端子ネジが落下したまま放置されると、プリント基板上の他の電子部品に接触してショート等の事故が発生する可能性が高まるという課題がある。
【0005】
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、端子ネジの落下防止を図ることが可能なプリント基板用の端子金具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る端子金具は、プリント基板に実装される金具本体と、前記金具本体に上側から被着して端子ネジを介して前記金具本体との間に電線(裸線又は圧着端子など導体部分)を締結する締結用副体と、を具備してなる。
【0007】
前記金具本体は、平面視矩形状を呈し且つ前記端子ネジが締付けられるネジ穴を有する本体頂板と、前記本体頂板における一対の対向辺からそれぞれ直角に下方へ延びる一対の本体側板とを有して下向きコ字状をなしている。
【0008】
前記締結用副体は、平面視矩形状を呈し且つ前記ネジ穴と同軸且つ大径に形成されて前記端子ネジの足部が挿通される開口部を有する副体頂板と、前記副体頂板における一対の対向辺からそれぞれ直角に下方へ延びる一対の副体側板とを有して下向きコ字状をなすと共に、前記開口部の内周縁から径内方向に突設され且つ斜め下向きに傾斜する少なくとも一つの突起片を有するものである。
【0009】
そして、前記端子ネジの足部が前記副体頂板の前記開口部を通して前記本体頂板の前記ネジ穴に締付けられることで、前記各突起片は変形して前記斜め下向きの傾斜が減少し、各々の先端が前記端子ネジの足部の周面に当接して係合する。
【0010】
この構成によれば、端子金具に電線を接続する場合、電線の端部を金具本体の本体頂板と締結用副体の副体頂板との間の空間に差し込み、この状態で副体頂板の開口に端子ネジの足部を通して本体頂板のネジ穴に締付けて電線の端部を固定して接続を図る。ここで、締結用副体が金具本体に端子ネジを介して締結される前においては、各突起片は径内方向へ斜め下向きに傾斜しているので、端子ネジの足部を副体頂板の開口へ上方から円滑に挿入することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

電建株式会社
端子金具
今日
個人
タワー式増設端子台
8日前
個人
接触式電気的導通端子
28日前
電建株式会社
端子金具
今日
SMK株式会社
コネクタ
今日
富士電機株式会社
半導体装置
今日
株式会社ADEKA
全固体二次電池
20日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
1か月前
桑野工業株式会社
同軸プラグ
13日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
20日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
今日
個人
安全プラグ安全ソケット
1か月前
TDK株式会社
電子部品
7日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
今日
日本特殊陶業株式会社
保持装置
今日
マクセル株式会社
配列用マスク
1か月前
マクセル株式会社
配列用マスク
1か月前
三菱電機株式会社
アンテナ装置
14日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
20日前
株式会社島津製作所
X線撮影装置
今日
日本航空電子工業株式会社
接続器
7日前
三菱電機株式会社
端子構造
1か月前
株式会社三桂製作所
耐火コネクタ
6日前
ローム株式会社
半導体装置
7日前
トヨタ自動車株式会社
セルケース
今日
トヨタ自動車株式会社
電池パック
14日前
ローム株式会社
半導体装置
7日前
ホシデン株式会社
多方向入力装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
21日前
ローム株式会社
半導体装置
7日前
ローム株式会社
半導体装置
7日前
ソニーグループ株式会社
発光素子
8日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
7日前
ローム株式会社
半導体装置
28日前
株式会社ダイヘン
搬送装置
今日
アスザック株式会社
搬送用ハンド
28日前
続きを見る