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公開番号
2024166572
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023082757
出願日
2023-05-19
発明の名称
同軸プラグ
出願人
桑野工業株式会社
代理人
個人
主分類
H01R
24/40 20110101AFI20241122BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】作業の手間を省き構造簡素化、部品点数削減を図った同軸プラグを提供する。
【解決手段】第1中心導体14を第1筐体11内に挿着した第1保持部材15に結合用突部17側から挿入し収納保持させて第1筐体内に配置すると共に第2中心導体27を収納保持した第2保持部材28の一端側を第1筐体の第1接合面13の結合用突部に挿入し結合用突部に配置される第1中心導体のピン状の他端側を第2中心導体の一端側にあるクリップ状の挟持部27a・bに挟持させ本状態で結合用突部と第2保持部材を第2筐体21を構成する一対の筐体部材で挟み込み結合用突部の外周にある凹溝17aに第2筐体の第2接合面22にある凹部22bの内周縁部を係合させ且つ第2保持部材を第2筐体内に収納した状態で端面同士を接合し第2筐体の他端側に固定部材を固定して第1筐体と第2筐体を抜脱不能に且つ結合用突部を中心として回転自在に結合する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
一端側に接続部を形成するとともに、他端側に中心軸に対して略45°傾斜した状態で第1接合面を形成した導電性材料からなる第1筐体と、絶縁材料からなる第1保持部材に収納・保持した状態で前記第1筐体内に配置される導電性材料からなる第1中心導体とを備えた第1接続部材と、
一端側に中心軸に対して略45°傾斜した状態で第2接合面を形成した導電性材料からなる第2筐体と、一端側が前記第2筐体の他端側に固定されるとともに、他端側に接続部を形成した導電性材料からなる固定部材と、絶縁材料からなる第2保持部材に収納・保持した状態で前記第2筐体内に配置される導電性材料からなる第2中心導体とを備えた第2接続部材とを有し、
前記第1接続部材と第2接続部材とを第1及び第2接合面において回転自在に結合してなる高周波用の同軸プラグであって、
前記第1接合面には、当該第1接合面から垂直に突出する円筒状の結合用突部を設けるとともに、前記結合用突部の外周には凹溝を形成し、
前記第1中心導体は、一端側を前記第1筐体の接続部の中心軸に沿うように水平な状態で、他端側を前記第1筐体の第1接合面に設けた結合用突部の中心軸に沿うように略45°傾斜させた状態でそれぞれ形成するとともに、前記第1筐体内に挿着した第1保持部材に、前記結合用突部側から挿入することにより収納・保持され、
前記第2筐体は、中心軸に沿って対称形状に2分割された一対の筐体部材からなり、その一端側に形成される第2接合面には前記第1筐体の第1接合面に設けた結合用突部の凹溝に係合する半円状の凹部を相対向する状態で形成し、
前記第2中心導体は、一端側を前記第2筐体の第2接合面の中心軸に沿うように略45°傾斜させた状態で、他端側を前記第2筐体の他端側の中心軸に沿うように水平な状態でそれぞれ形成して第2保持部材に収納・保持され、
前記第2中心導体を収納・保持した第2保持部材の一端側を前記第1筐体の第1接合面に設けた結合用突部に挿入して、前記結合用突部に配置される第1中心導体のピン状の他端側を前記第2中心導体の一端側に設けたクリップ状の挟持部に挟持させるとともに、
前記結合用突部及び第2保持部材を、前記第2筐体を構成する一対の筐体部材により挟み込み、前記結合用突部の外周に形成した凹溝に前記第2筐体の第2接合面に形成した凹部の内周縁部を係合させ、かつ、前記第2保持部材を第2筐体内に収納した状態で端面同士を接合し、前記第2筐体の他端側に固定部材を固定することにより、前記第1筐体と第2筐体とを抜脱不能に、かつ、前記結合用突部を中心として回転自在に結合するようにしたことを特徴とする同軸プラグ。
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【請求項2】
前記第2筐体を構成する一対の筐体部材のいずれか一方の接合端面に凸壁を、他方の接合端面に凹溝をそれぞれ形成し、前記凸壁を凹溝に係合させた状態で固定部材により固定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の同軸プラグ。
【請求項3】
前記第1筐体の第1接合面と第2筐体の第2接合面との間にバネ部材を介在させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の同軸プラグ。
【請求項4】
前記第1接合面は、少なくともその左右を第1筐体の他端側の外周よりも外側に膨出させて形成したことを特徴とする請求項1記載の同軸プラグ。
【請求項5】
前記第1筐体と第2筐体との接触部分にR面取りを施したことを特徴とする請求項1記載の同軸プラグ。
【請求項6】
前記第2筐体の他端側の外周及び固定部材の一端側の内周にそれぞれネジ部を設け、いずれかのネジ部の一部のネジ山の間に係止突起を設けるようにしたことを特徴とする請求項1記載の同軸プラグ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、同軸ケーブルの先端部に取付けられて、室内の壁面に設けられたテレビ端子や、テレビ等の受信機器に設けられた入・出力端子に接続される同軸プラグに関し、特に、前記同軸ケーブルの引出し方向を自由に変更可能とした同軸プラグに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
同軸ケーブルの先端部に取付けられる同軸プラグとしては、室内の壁面に設けられたテレビ端子や、テレビ等の受信機器に設けられた入・出力端子へ接続する際の作業を円滑に行えるようにするために、前記同軸ケーブルの引出し方向を自由に変更可能としたものが開示されている(例えば、特許文献1,2参照)。
【0003】
特許文献1に開示されている同軸プラグは、第1接栓体と第2接栓体とを、それぞれ中心軸に対して略45度傾けて形成した接合面において回転可能に結合させてなり、前記第1接栓体の接合面に設けた結合用突部の係合片を、前記第2接栓体の接合面に設けた結合穴から内部に挿入して前記接合面の裏側に係合させるとともに、前記第1接栓体内に配置されて結合用突部から突出している中心ピンの先端を、第2接栓体内に配置された中心コンタクトの中心ピン結合部に挟持させることで両者を電気的に接続するようにしている。
【0004】
また、特許文献2に開示されている同軸プラグは、外部導体接続部材を、筒状体をその中心軸に対し所定角度で傾斜した切断面で2分割した形状を有する筒状部材により構成し、各筒状部材の切断面側端部を、その切断面同士が対向した状態で各筒状部材が中心軸周りに相対的に回動するよう、嵌合突起とCリングとを用いて連結するとともに、中心導体接続部材を、一端側の芯線挿入部と他端側の中心コンタクト部とに分割し、これらを各筒状部材の切断面と中心軸とが交わる中心点にて回動可能に連結するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5328463号公報
特開2012-216546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
然るに、特許文献1に記載されている同軸プラグにおいては、第1接栓体と第2接栓体とを回転可能に結合するに際し、係合片と結合穴とを位置合わせしなければならないため面倒であり、組立作業に手間が掛かるという問題があった。
また、中心ピンは予め絶縁体からなる保持構体に保持させた状態で前記第1接栓体内に配置する必要があるが、前記中心ピンの先端は第1接栓体の接合面に対して直角となる状態で保持構体から突出しているので、前記第1接栓体内への配置作業に手間が掛かるという問題もあった。
更に、前記第1接栓体または第2接栓体を回転させた時に、接合面のエッジが露出するため、手に怪我をする可能性があった。
【0007】
また、特許文献2に記載されているコネクタにおいては、中心導体接続部材を構成する芯線挿入部と中心コンタクト部とをリベットやボルト等を用いて回転可能に接合しているので、その作業には手間が掛かるとともに、構造が複雑化するという問題があった。
【0008】
本発明は前記種々の問題点に鑑み、作業にかかる手間を省くとともに、構造の簡素化、部品点数の削減を可能とした同軸プラグの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記の課題を解決するために、本発明の同軸プラグは、一端側に接続部を形成するとともに、他端側に中心軸に対して略45°傾斜した状態で第1接合面を形成した導電性材料からなる第1筐体と、絶縁材料からなる第1保持部材に収納・保持した状態で前記第1筐体内に配置される導電性材料からなる第1中心導体とを備えた第1接続部材と、一端側に中心軸に対して略45°傾斜した状態で第2接合面を形成した導電性材料からなる第2筐体と、一端側が前記第2筐体の他端側に固定されるとともに、他端側に接続部を形成した導電性材料からなる固定部材と、絶縁材料からなる第2保持部材に収納・保持した状態で前記第2筐体内に配置される導電性材料からなる第2中心導体とを備えた第2接続部材とを有し、前記第1接続部材と第2接続部材とを第1及び第2接合面において回転自在に結合してなる高周波用の同軸プラグであって、前記第1接合面には、当該第1接合面から垂直に突出する円筒状の結合用突部を設けるとともに、前記結合用突部の外周には凹溝を形成し、前記第1中心導体は、一端側を前記第1筐体の接続部の中心軸に沿うように水平な状態で、他端側を前記第1筐体の第1接合面に設けた結合用突部の中心軸に沿うように略45°傾斜させた状態でそれぞれ形成するとともに、前記第1筐体内に挿着した第1保持部材に、前記結合用突部側から挿入することにより収納・保持され、前記第2筐体は、中心軸に沿って対称形状に2分割された一対の筐体部材からなり、その一端側に形成される第2接合面には前記第1筐体の第1接合面に設けた結合用突部の凹溝に係合する半円状の凹部を相対向する状態で形成し、前記第2中心導体は、一端側を前記第2筐体の第2接合面の中心軸に沿うように略45°傾斜させた状態で、他端側を前記第2筐体の他端側の中心軸に沿うように水平な状態でそれぞれ形成して第2保持部材に収納・保持され、前記第2中心導体を収納・保持した第2保持部材の一端側を前記第1筐体の第1接合面に設けた結合用突部に挿入して、前記結合用突部に配置される第1中心導体のピン状の他端側を前記第2中心導体の一端側に設けたクリップ状の挟持部に挟持させるとともに、前記結合用突部及び第2保持部材を、前記第2筐体を構成する一対の筐体部材により挟み込み、前記結合用突部の外周に形成した凹溝に前記第2筐体の第2接合面に形成した凹部の内周縁部を係合させ、かつ、前記第2保持部材を第2筐体内に収納した状態で端面同士を接合し、前記第2筐体の他端側に固定部材を固定することにより、前記第1筐体と第2筐体とを抜脱不能に、かつ、前記結合用突部を中心として回転自在に結合するようにしたことを特徴とする。
【0010】
また、前記第2筐体は、これを構成する一対の筐体部材のいずれか一方の接合端面に凸壁を、他方の接合端面に凹溝をそれぞれ形成し、前記凸壁を凹溝に係合させた状態で端面同士を接合して固定部材により固定するようにしてもよい。
更に、前記第1筐体の第1接合面と第2筐体の第2接合面との間にバネ部材を介在させるようにしてもよい。
また、前記第1接合面は、少なくともその左右を第1筐体の他端側の外周よりも外側に膨出させて形成するようにしてもよい。
更に、前記第1筐体と第2筐体との接触部分にR面取りを施すようにしてもよい。
また、前記第2筐体の他端側の外周及び固定部材の一端側の内周にそれぞれネジ部を設け、いずれかのネジ部の一部のネジ山の間に係止突起を設けるようにしてもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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