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公開番号
2024175352
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2023093066
出願日
2023-06-06
発明の名称
情報提供システム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G08G
1/16 20060101AFI20241211BHJP(信号)
要約
【課題】事故危険箇所情報における同じ項目がドライバーに繰り返し通知されることを抑制する。
【解決手段】情報提供システムは、複数の項目を含む事故危険箇所情報を記憶している記憶装置を備える。複数の項目の各々は、注意が必要な地点の位置情報と当該地点における注意事項とを含む。CPUは、複数の項目の各々について、ドライバーに通知したことがあるか否かを示す履歴情報を記憶装置に記憶する。CPUは、ドライバーが運転する車両の走行予定ルートの情報を取得することと(S300)、事故危険箇所情報と、履歴情報と、走行予定ルートの情報とに基づいて、走行予定ルートに含まれる地点に対応し、かつ、ドライバーに通知したことがない項目を抽出することと(S302)、ドライバーが運転を開始する前に、抽出した項目について通知することと(S304)、を行う。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
記憶装置と、
処理回路と、を備える情報提供システムであって、
前記記憶装置は、複数の項目を含む事故危険箇所情報を記憶しており、
前記複数の項目の各々は、注意が必要な地点の位置情報と当該地点における注意事項とを含み、
前記処理回路は、
前記複数の項目の各々について、ドライバーに通知したことがあるか否かを示す履歴情報を前記記憶装置に記憶することと、
前記ドライバーが運転する車両の走行予定ルートの情報を取得することと、
前記事故危険箇所情報と、前記履歴情報と、前記走行予定ルートの情報とに基づいて、前記走行予定ルートに含まれる地点に対応し、かつ、前記ドライバーに通知したことがない項目を抽出することと、
前記ドライバーが運転を開始する前に、抽出した前記項目について通知することと、を行うように構成されている、
情報提供システム。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
通信装置をさらに備え、
前記処理回路は、前記通信装置による通信によって、前記ドライバーの端末に、抽出した前記項目についての通知を表示させるように構成されている、
請求項1に記載の情報提供システム。
【請求項3】
通信装置をさらに備え、
前記処理回路は、前記通信装置による通信によって、前記ドライバーの管理者の端末に抽出した前記項目についての通知を表示させるように構成されている、
請求項1に記載の情報提供システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は情報提供システムに関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の情報処理装置は、車両が事故多発地点に近づく場合に、当該車両のドライバーに対してアラートメッセージを通知する。アラートメッセージは、事故多発地点に対する注意をドライバーに促す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-055296号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ドライバーが上記事故多発地点を繰り返し通過する場合、上記情報処理装置は、その度にアラートメッセージをドライバーに通知する。ドライバーに対し、同じ事項についての注意喚起を繰り返し行うことになるので、ドライバーに不快感を生じさせる可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
本開示の一態様によれば、記憶装置と、処理回路と、を備える情報提供システムであって、前記記憶装置は、複数の項目を含む事故危険箇所情報を記憶しており、前記複数の項目の各々は、注意が必要な地点の位置情報と当該地点における注意事項とを含み、前記処理回路は、前記複数の項目の各々について、ドライバーに通知したことがあるか否かを示す履歴情報を前記記憶装置に記憶することと、前記ドライバーが運転する車両の走行予定ルートの情報を取得することと、前記事故危険箇所情報と、前記履歴情報と、前記走行予定ルートの情報とに基づいて、前記走行予定ルートに含まれる地点に対応し、かつ、前記ドライバーに通知したことがない項目を抽出することと、前記ドライバーが運転を開始する前に、抽出した前記項目について通知することと、を行うように構成されている、情報提供システムが提供される。
【発明の効果】
【0006】
上記構成によれば、ドライバーに通知済みの項目についてはドライバーに改めて通知されない。よって、同じ項目がドライバーに繰り返し通知されることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態に係る情報提供システムの概略図である。
図2は、事故危険箇所情報及び履歴情報の一例を示す図である。
図3は、図1の情報提供システムが実行する処理を示すフローチャートである。
図4は、本実施形態の作用を説明するための図である。
図5は、本実施形態の作用を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、一実施形態に係る情報提供システムについて、図面を参照して説明する。
<情報提供システム10の概略図>
図1は、情報提供システム10を示している。情報提供システム10は、CPUとRAMと記憶装置12と通信装置14を備えている。記憶装置12は、例えばROMである。情報提供システム10のCPUは、通信装置14を介して、管理者の端末20と複数のドライバーの端末30-1、30-2、…、30-Nと通信可能である。
【0009】
本実施形態では、情報提供システム10は、宅配業者の従業員であるドライバーが荷物を宅配する際に用いられる。複数のドライバーの端末30-1、30-2、…、30-Nは、複数のドライバーにそれぞれ提供されたコンピュータである。当該コンピュータは、モバイル端末であってもよいし、デスクトップコンピュータであってもよい。例えば、ドライバーがコンピュータに走行予定ルートを入力する。これに応じて、情報提供システム10は、後述の図3の処理を実行する。複数のドライバーの端末30-1、30-2、…、30-Nは、車両に設置されたカーナビ装置であってもよい。係る場合、ドライバーは、車両の運転を開始する前にカーナビ装置に自分の識別情報及び走行予定ルートを入力する。これにより、カーナビ装置は、当該識別情報に対応するドライバーが車両の運転を開始しようとしていることを情報提供システム10に通知可能である。これに応じて、情報提供システム10は、後述の図3の処理を実行する。
【0010】
情報提供システム10の記憶装置12は、図2を参照して後述するように、事故危険箇所情報及び履歴情報を記憶している。履歴情報は、事故危険箇所情報における複数の項目の各々について、ドライバーに通知したことがあるか否かを示す。情報提供システム10のCPUは、走行予定ルートに含まれる地点に対応し、かつ、ドライバーに通知したことがない項目のみをドライバーに通知する。通知される項目は、後述の1つ以上の条件(指定されている場合)に合致した項目である。
(【0011】以降は省略されています)
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