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公開番号
2024175613
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2023093542
出願日
2023-06-06
発明の名称
車両のマニュアルバルブ
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16H
61/00 20060101AFI20241211BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】スプール弁子の軸端面とシリンダボア端部の内壁面との間に形成された第1油室と、前記第1油室の排出ポートに接続され、前記第1油室内を大気に開放させない一方向弁と、を備えた車両のマニュアルバルブにおいて、第1油室内に負圧が発生することがなく、負圧に起因してシフト操作性が影響されることが抑制される車両のマニュアルバルブを、提供する。
【解決手段】第1油室28は、容積可変の第2油室34と接続油路38を介して接続されていて、シフトレバーの操作に連動するスプール弁子16が第1油室28の容積を増大させる方向に移動させられても、第1油室28の容積増大分の作動油が第2油室34から供給されるので、第1油室28内に負圧が発生することがなく、負圧に起因してシフト操作性が影響されることが抑制される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
バルブボデーに形成された第1シリンダボアと、前記第1シリンダボア内に摺動可能に嵌め入れられたスプール弁子と、前記スプール弁子の軸端面と前記第1シリンダボア端部の内壁面との間に形成された第1油室と、前記第1油室のドレンポートに接続され、前記第1油室内を開放させない一方向弁と、を備えた車両のマニュアルバルブであって、
第2シリンダボア内に摺動可能に嵌め入れられ、前記第2シリンダボア内に容積可変の第2油室を形成するプランジャと、
前記第2油室を前記第1油室と接続する接続油路と、を含む
ことを特徴とする車両のパーキングロック制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、運転者が操作するシフトレバーに連動して切り替えられる車両のマニュアルバルブに関し、特に、シフト操作に際して発生する負圧に起因してシフト操作荷重が影響されない車両のマニュアルバルブに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
車両の前進走行及び後進走行を切り替える油圧制御回路において、前進走行ギヤ段を成立させる油圧アクチュエータへ前進走行圧を出力する前進走行位置、前記前進走行圧及び後進走行ギヤ段を成立させる油圧アクチュエータへの後進走行圧のいずれの圧も出力しないニュートラル位置、前記後進走行圧を出力する後進走行位置、前記前進走行圧及び前記後進走行圧のいずれも出力せず、且つ車両のパーキングロック装置を作動させるパーキング位置を少なくとも含む操作位置へ操作されるマニュアルバルブが知られている。
【0003】
上記マニュアルバルブは、バルブボデーに形成されたシリンダボアと、そのシリンダボア内に摺動可能に嵌め入れられたスプール弁子とを備えている。スプール弁子とシリンダボア内壁面との間に形成された油室はドレンポートに常時連通させられているが、マニュアルバルブのスプール弁子が前進走行位置又は後進走行位置へ移動操作されると、上記油室は後進走行圧を出力する後進走行圧出力ポートに連通させられるので、それまで前進走行ギヤ段又は前記後進走行ギヤ段を成立させる油圧アクチュエータへ供給されていた作動油が上記油室を介して上記ドレンポートから排出されるようになっている。たとえば、特許文献1に記載されたマニュアルバルブがそれである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭63-145855
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、前記油室が、スプール弁子の軸端面とシリンダボア端部の内壁面との間に形成され、その油室のドレンポートには、油室内を開放させないための一方向弁が設けられる場合がある。このような構造の場合には、シフトレバーの操作に連動するスプール弁子が油室の容積を増大させる方向に移動させられると、油室内に一時的に負圧が発生してシフト操作荷重が一時的に大きくなり、シフト操作に影響する場合があった。
【0006】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、スプール弁子の軸端面とシリンダボア端部の内壁面との間に形成された第1油室と、前記第1油室の排出ポートに接続され、前記第1油室内を大気に開放させない一方向弁と、を備えた車両のマニュアルバルブにおいて、第1油室内に負圧が発生することがなく、負圧に起因してシフト操作性が影響されることが抑制される車両のマニュアルバルブを、提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の要旨とするところは、(a)バルブボデーに形成された第1シリンダボアと、前記第1シリンダボア内に摺動可能に嵌め入れられたスプール弁子と、前記スプール弁子の軸端面と前記第1シリンダボア端部の内壁面との間に形成された第1油室と、前記第1油室のドレンポートに接続され、前記第1油室内を開放させない一方向弁と、を備えた車両のマニュアルバルブであって、(b)第2シリンダボア内に摺動可能に嵌め入れられ、前記第2シリンダボア内に容積可変の第2油室を形成するプランジャと、(c)前記第2油室を前記第1油室と接続する接続油路と、を含むことにある。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、前記第1油室は、容積可変の前記第2油室と前記接続油路を介して接続されていて、シフトレバーの操作に連動するスプール弁子が第1油室の容積を増大させる方向に移動させられても、第1油室の容積増大分が第2油室から供給されるので、第1油室内に負圧が発生することがなく、負圧に起因してシフト操作性が影響されることが抑制される。
【0009】
好適には、前記プランジャは、前記第2シリンダボア内において、前記第2油室内の圧力と大気圧との差圧によって移動させられる。
【0010】
好適には、前記一方向弁は、前記第1シリンダボアと大気との間に配置され、
前記第1シリンダボアから大気に向かって流通を許容するが、大気から前記第1シリンダボアへ向かう流通を阻止するものである。
(【0011】以降は省略されています)
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