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公開番号2024175879
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023093958
出願日2023-06-07
発明の名称駆動装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H02K 7/116 20060101AFI20241212BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】車両用の駆動装置を提供する。
【解決手段】車両用の駆動装置は、モータを収容するモータケースと、モータと機械的に接続されたギアユニットを収容する第1ケースと、モータと電気的に接続された電力変換ユニットを収容する第2ケースと、を備える。第1ケースおよび第2ケースは、複数の締結部材によってモータケースに締結されている。複数の締結部材は、第1ケースおよび第2ケースをモータケースへ共締めする少なくとも一つの共通締結部材を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両用の駆動装置であって、
モータを収容するモータケースと、
前記モータと機械的に接続されたギアユニットを収容する第1ケースと、
前記モータと電気的に接続された電力変換ユニットを収容する第2ケースと、
を備え、
前記第1ケースおよび前記第2ケースは、複数の締結部材によって前記モータケースに締結されており、
前記複数の締結部材は、前記第1ケースおよび前記第2ケースを前記モータケースへ共締めする少なくとも一つの共通締結部材を含む、
駆動装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記少なくとも一つの共通締結部材の位置では、前記第2ケースが、前記第1ケースの上に配置されている、請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記第1ケースは、その外周縁に沿って延びているとともに、前記複数の締結部材の一部によって前記モータケースに固定された第1フランジを備え、
前記第2ケースは、その外周縁に沿って延びているとともに、前記複数の締結部材の一部によって前記モータケースに固定された第2フランジを備え、
前記第1フランジの一部は、前記モータケースと前記第2フランジとの間に位置する重複区間を有し、
前記少なくとも一つの共通締結部材は、前記重複区間に位置している少なくとも1つの第1共通締結部材を含む、請求項2に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記第1ケースは、前記モータケースと前記第2フランジとの間を、前記第2ケースの外縁に沿って、前記重複区間の一端から他端へ延びている延出部をさらに備え、
前記少なくとも一つの共通締結部材は、前記延出部に位置している少なくとも1つの第2共通締結部材を含む、請求項3に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記第2フランジの平均厚さは、前記第1フランジの平均厚さよりも大きい、請求項3に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記モータはモータシャフトを備えており、
前記モータシャフトの中心軸に対して垂直な方向において、前記第2ケースの少なくとも一部は、前記第1ケースと重複している、請求項1に記載の駆動装置。
【請求項7】
前記モータシャフトの中心軸方向において、前記第2ケースの少なくとも一部は、前記モータと重複している、請求項6に記載の駆動装置。
【請求項8】
前記モータシャフトの中心軸方向からみたときに、前記モータシャフトを中心とした円周の一部に沿って前記第2ケースが配置されており、
前記モータの回転方向における前記第2ケースの配置範囲は、前記モータシャフト回りで180°以上である、請求項7に記載の駆動装置。
【請求項9】
前記モータはモータシャフトを備えており、
前記複数の締結部材の各々は、ボルトを含んでおり、
前記ボルトの長手方向は、前記モータシャフトの中心軸と略平行である、請求項1に記載の駆動装置。
【請求項10】
前記第1ケースは、前記モータケースと前記第1ケースとの間に、前記ギアユニットを収容する空間を画定している、請求項1に記載の駆動装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、車両用の駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されている車両用の駆動装置は、モータを収容するモータケースと、ギアユニットを収容するギアケースと、電力変換ユニットを収容する電力変換ユニットケースとが、一体的に締結された構成を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第9692277号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一体型の駆動装置では、ギアケースおよび電力変換ユニットケースの容量を確保することと、駆動装置の体格を小型化することとの両立が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する車両用の駆動装置は、モータを収容するモータケースと、モータと機械的に接続されたギアユニットを収容する第1ケースと、モータと電気的に接続された電力変換ユニットを収容する第2ケースと、を備える。第1ケースおよび第2ケースは、複数の締結部材によってモータケースに締結されている。複数の締結部材は、第1ケースおよび第2ケースをモータケースへ共締めする少なくとも一つの共通締結部材を含む。
【0006】
ケース間の締結に締結部材を用いる構成では、一般に、締結部材を配置するためのスペースが必要となる。その結果、ケースの容量が確保できない場合や、駆動装置の体格が大型化してしまう場合がある。上記の構成によると、第1ケースおよび第2ケースをモータケースへ共締めする共通締結部材を含んでいる。これにより、締結部材の全体の必要数を低減することができる。締結部材の全体数を削減できるため、締結部材を配置するためのスペースを削減できる。第1ケースおよび第2ケースの容量を確保するとともに、駆動装置の体格の小型化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
駆動装置1の概略構成を示す断面図である。
ケーシング10の斜視図である。
ケーシング10の分解平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
少なくとも一つの共通締結部材の位置では、第2ケースが、第1ケースの上に配置されていてもよい。
【0009】
上記の構成によると、第1ケースおよび第2ケースをモータケースへ共締めすることが可能となる。
【0010】
第1ケースは、その外周縁に沿って延びているとともに、複数の締結部材の一部によってモータケースに固定された第1フランジを備えていてもよい。第2ケースは、その外周縁に沿って延びているとともに、複数の締結部材の一部によってモータケースに固定された第2フランジを備えていてもよい。第1フランジの一部は、モータケースと第2フランジとの間に位置する重複区間を有していてもよい。少なくとも一つの共通締結部材は、重複区間に位置している少なくとも1つの第1共通締結部材を含んでいてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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