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公開番号2025005962
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106439
出願日2023-06-28
発明の名称車両制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B60W 30/00 20060101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約【課題】本開示の車両制御装置は、より適正なエンジンブレーキによる制動力を車両に作用させる。
【解決手段】複数の運転支援制御に含まれ駆動軸のトルクの上限を制限する複数の上限要求制御のうちの少なくとも1つの実行が要求されたときには、上限要求制御毎の上限トルクを調停して1つの上限要求トルクを設定する調停部と、アクセルオフ且つブレーキオフの状態で複数の前記上限要求制御のうちの少なくとも1つの実行が要求されたときには、複数の運転支援制御に含まれ上限要求制御とは異なる運転支援制御における制御要求トルクと、前記アクセルオフのときの制動トルクの基本値としての基本制動トルクと、上限要求トルクと、のうち最も小さいトルクを要求トルクに設定する要求トルク設定部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車軸に連結された駆動軸に動力を出力可能な駆動装置を備える車両に用いられ、要求トルクが前記駆動軸に出力されるように前記駆動装置を制御する車両制御装置であって、
複数の運転支援制御に含まれ前記駆動軸のトルクの上限を制限する複数の上限要求制御のうちの少なくとも1つの実行が要求されたときには、前記上限要求制御毎の上限トルクを調停して1つの上限要求トルクを設定する調停部と、
アクセルオフ且つブレーキオフの状態で複数の前記上限要求制御のうちの少なくとも1つの実行が要求されたときには、複数の前記運転支援制御に含まれ前記上限要求制御とは異なる前記運転支援制御における制御要求トルクと、前記アクセルオフのときの制動トルクの基本値としての基本制動トルクと、前記上限要求トルクと、のうち最も小さいトルクを前記要求トルクに設定する要求トルク設定部と、
を備える車両制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両制御装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の車両制御装置としては、複数のアクチュエータを備える車両に用いられ、アクチュエータを制御するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、複数の運転支援制御のうちの少なくとも1つの実行が要求されたときには、複数の運転支援制御によるアクチュエータの制御量を調停し、調停結果に基づいてアクチュエータを制御している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-32894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の文献では、アクセルオフ且つブレーキオフのときにいわゆるエンジンブレーキによる制動力を車両に作用させる際の制御について開示されていない。車軸に連結された駆動軸に動力を出力可能な駆動装置を備える車両に用いられ、要求トルクが駆動軸に出力されるように駆動装置を制御する装置では、より適正なエンジンブレーキによる制動力を車両に作用させることが望まれている。
【0005】
本開示の車両制御装置は、より適正なエンジンブレーキによる制動力を車両に作用させることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車両制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。本開示の車両制御装置は、車軸に連結された駆動軸に動力を出力可能な駆動装置を備える車両に用いられ、要求トルクが前記駆動軸に出力されるように前記駆動装置を制御する車両制御装置であって、複数の運転支援制御に含まれ前記駆動軸のトルクの上限を制限する複数の上限要求制御のうちの少なくとも1つの実行が要求されたときには、前記上限要求制御毎の上限トルクを調停して1つの上限要求トルクを設定する調停部と、アクセルオフ且つブレーキオフの状態で複数の前記上限要求制御のうちの少なくとも1つの実行が要求されたときには、複数の前記運転支援制御に含まれ前記上限要求制御とは異なる前記運転支援制御における制御要求トルクと、前記アクセルオフのときの制動トルクの基本値としての基本制動トルクと、前記上限要求トルクと、のうち最も小さいトルクを前記要求トルクに設定する要求トルク設定部と、を備えることを要旨とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態の車両制御装置を搭載するハイブリッド車20の概略構成図。
HVECU70により実行される処理ルーチンの一例を示すフローチャート。
要求トルクTd2*等の時間変化の一例を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
次に、図面を参照しながら、本開示の発明を実施するための形態について説明する。 次に、本開示を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。図1は、実施形態の車両制御装置を搭載するハイブリッド車20の概略構成図である。ハイブリッド車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)28と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、バッテリ(蓄電装置)50と、変速機60と、カメラ用電子制御ユニット(以下、「カメラECU」という)61と、ブレーキ用電子制御ユニット(以下、「ブレーキECU」という)66と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HVECU」という)70とを備える。なお、実施形態では、カメラECU61とブレーキECU67とが「調停部」に相当し、HVECU70が「要求トルク設定部」に相当する。
【0009】
エンジン22は、ガソリンや軽油などの燃料を用いて動力を出力する内燃機関として構成されている。エンジン22は、エンジンECU28により運転制御されている。エンジンECU28は、マイクロコンピュータを有し、各種センサからの信号を入力したり、各種制御信号を出力したり、各種演算を行なったり、HVECU70と通信したりする。例えば、クランクポジションセンサ23aからのエンジン22のクランクシャフト23のクランク角θcrなどを入力する。スロットルバルブや燃料噴射弁、点火プラグなどに制御信号を出力する。クランク角θcrに基づいてエンジン22の回転数Neを演算する。
【0010】
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されており、サンギヤにはモータMG1の回転子が接続され、キャリヤにはエンジン22のクランクシャフト23が接続され、リングギヤには中間軸35が接続されている。中間軸35にはモータMG2の回転子が取り付けられている。モータMG1,MG2は、例えば同期発電電動機として構成されており、HVECU70によってインバータ41,42の複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより回転駆動される。バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、インバータ41,42と共に電力ライン54に接続されている。このバッテリ50は、HVECU52により管理されている。変速機60は、例えば4段変速や5段変速、6段変速などの有段変速機として構成されている。変速機60の入力軸は、中間軸35に接続されており、出力軸は、駆動輪39a,39bにデファレンシャルギヤ38を介して連結された駆動軸36に接続されている。変速機60は、HVECU70により制御されている。
(【0011】以降は省略されています)

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