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公開番号
2025001443
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-08
出願番号
2023101038
出願日
2023-06-20
発明の名称
乗員保護装置
出願人
豊田合成株式会社
代理人
個人
主分類
B60R
21/18 20060101AFI20241225BHJP(車両一般)
要約
【課題】折り畳まれたエアバッグをラップベルトに対してずれ移動可能に配設させる構成としていても、エアバッグを、適正位置に安定して配置可能な乗員保護装置を提供すること。
【解決手段】シートベルトのラップベルト10の領域に配置されるエアバッグ25が、バッグ本体26と、シート1における座部3の下端近傍に配置されるインフレーター17と接続される導管部35と、を備える。エアバッグが、折り畳まれた状態でラップベルトに保持される。導管部が、導管保持体45によって保持された状態で、ラップベルトに略沿うように配置される。導管保持体が、可撓性を有し、かつ、導管部よりも剛性の高い素材から、形成されて、導管部に略沿うように配置されるとともに、両端側を、それぞれ、シート側固定部48若しくはバッグ本体側固定部52によって、シート側とバッグ本体側とに固定される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車両のシートに配設されて、
シートベルトと、
該シートベルトにおいて、装着時に、前記シートに着座している乗員の腰部を拘束するラップベルトの領域に配置されるエアバッグと、
該エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、
を、備えて、
前記インフレーターが、前記シートにおける座部の下端近傍となる位置に、配設され、
前記エアバッグが、可撓性を有したシート体から構成される袋状として、
折り畳まれた状態で前記ラップベルトに保持されるとともに、前記シートベルトを装着した状態の前記乗員を保護可能に膨張するバッグ本体と、
前記インフレーターと接続されて前記バッグ本体に膨張用ガスを流入させる導管部と、
を備える構成の乗員保護装置において、
前記導管部が、導管保持体によって保持された状態で、前記ラップベルトに略沿うように配置され、
該導管保持体が、可撓性を有し、かつ、前記導管部よりも剛性の高い素材から、形成されて、前記導管部に略沿うように配置されるとともに、両端側を、それぞれ、シート側固定部若しくはバッグ本体側固定部によって、前記シート側と前記バッグ本体側とに固定されていることを特徴とする乗員保護装置。
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【請求項2】
前記エアバッグが、前記バッグ本体を折り畳んで形成される折り完了体を、前記ラップベルトに対してずれ移動可能とするように、前記ラップベルトに保持されていることを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。
【請求項3】
前記導管保持体が、前記導管部の外周側を覆い可能な略筒状体から形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の乗員保護装置。
【請求項4】
前記導管保持体が、合成樹脂製の蛇腹筒状体から形成されていることを特徴とする請求項3に記載の乗員保護装置。
【請求項5】
前記導管保持体が、ゴム状弾性体を基材として、網目状の補強層を全周にわたって配設させる構成の筒状体から、形成されていることを特徴とする請求項3に記載の乗員保護装置。
【請求項6】
前記シート側固定部が、位置調節部を介して、前記座部の側方となる位置に取り付けられ、
該位置調節部が、前記シート側固定部を、前記座部に対して、前記導管保持体の長さ方向に沿ってスライド移動可能とするように、構成されていることを特徴とする請求項2に記載の乗員保護装置。
【請求項7】
前記エアバッグが、前記ラップベルトを挿通可能とされるベルトループ部を有し、
前記バッグ本体側固定部が、前記ベルトループ部に、取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。
【請求項8】
車両のシートに配設されて、
シートベルトと、
該シートベルトにおいて、装着時に、前記シートに着座している乗員の腰部を拘束するラップベルトの領域に配置されるエアバッグと、
該エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、
を、備えて、
前記インフレーターが、前記シートにおける座部の下端近傍となる位置に、配設され、
前記エアバッグが、可撓性を有したシート体から構成される袋状として、
折り畳まれた状態で前記ラップベルトに保持されるとともに、前記シートベルトを装着した状態の前記乗員を保護可能に膨張するバッグ本体と、
前記インフレーターと接続されて前記バッグ本体に膨張用ガスを流入させる導管部と、
を備える構成の乗員保護装置において、
前記導管部が、導管保持体によって保持された状態で、前記ラップベルトに略沿うように配置され、
該導管保持体が、可撓性を有し、かつ、前記導管部よりも剛性の高い素材から、形成されて、前記導管部の外周側を覆い可能な略筒状体から形成されるとともに、少なくとも一端側を、前記シート側若しくは前記バッグ本体側に固定されていることを特徴とする乗員保護装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のシートに配設される乗員保護装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、シートに取り付けられる乗員保護装置としては、シートベルトにおけるラップベルトの領域に、エアバッグを配設させる構成とし、作動時に、シートベルトを装着した状態でシートに着座している乗員を、膨張したエアバッグ(バッグ本体)によって保護する構成のものがあった(例えば、特許文献1参照)。この従来の乗員保護装置では、エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターは、シートにおける座部の下端側に配設されており、エアバッグは、ラップベルトに保持されるとともに乗員を保護可能に膨張するバッグ本体と、インフレーターと接続されてバッグ本体に膨張用ガスを流入させる導管部と、を有する構成とされていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7243557号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この従来の乗員保護装置では、インフレーターから延びつつラップベルトに略沿うように配置される導管部の先端側に、ラップベルトに保持されるようにして、折り畳まれたバッグ本体(折り完了体)が配置される構成であった。しかしながら、この従来の乗員保護装置では、折り完了体とインフレーターとの間に配置される導管部は、長尺状として、バッグ本体と同一の素材である可撓性を有したシート体から形成されている。そのため、車両搭載状態(非装着状態)等において、ラップベルトとともにねじれてしまう場合があり、このようなねじれの発生を抑制して、容易に装着可能とする点に、改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、ねじれの発生等を抑制できて、容易に装着可能な乗員保護装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る乗員保護装置は、車両のシートに配設されて、
シートベルトと、
シートベルトにおいて、装着時に、シートに着座している乗員の腰部を拘束するラップベルトの領域に配置されるエアバッグと、
エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、
を、備えて、
インフレーターが、シートにおける座部の下端近傍となる位置に、配設され、
エアバッグが、可撓性を有したシート体から構成される袋状として、
折り畳まれた状態でラップベルトに保持されるとともに、シートベルトを装着した状態の乗員を保護可能に膨張するバッグ本体と、
インフレーターと接続されてバッグ本体に膨張用ガスを流入させる導管部と、
を備える構成の乗員保護装置において、
導管部が、導管保持体によって保持された状態で、ラップベルトに略沿うように配置され、
導管保持体が、可撓性を有し、かつ、導管部よりも剛性の高い素材から、形成されて、導管部に略沿うように配置されるとともに、両端側を、それぞれ、シート側固定部若しくはバッグ本体側固定部によって、シート側とバッグ本体側とに固定されていることを特徴とする。
【0007】
本発明の乗員保護装置では、エアバッグにおいて、折り畳まれたバッグ本体から延びてインフレーターと接続される導管部が、導管保持体によって保持される構成である。この導管保持体は、導管部に略沿うように配置されるとともに、両端側を、シート側とバッグ本体側とに固定される構成であり、導管部よりも剛性の高い素材から形成されている。そのため、車両搭載状態等、非装着の状態(乗員の非着座の状態)において、導管部の領域が、ラップベルトとともにねじれて配置されることを、導管保持体によって的確に抑制できる。その結果、装着時に、装着者(乗員)の手等によって、導管部の領域のねじれ状態を修正しなくともよく、単にシートベルトを装着するだけで、折り完了体を、乗員に対して適正な位置に、容易に、配置させることができる。
【0008】
したがって、本発明の乗員保護装置では、ねじれの発生等を抑制できて、容易に装着することができる。
【0009】
また、本発明の乗員保護装置では、導管部は、導管保持体によって保持されていることから、インフレーターの作動時において、インフレーターから吐出される膨張用ガスが、導管部を経てバッグ本体内に流入する際に、導管部の領域に、膨張用ガスの流入に伴うばたつきが生じることも、抑制できて、膨張するバッグ本体の配置位置を迅速に安定化させることができ、膨張したエアバッグ(バッグ本体)によって乗員を迅速かつ安定して保護することも可能となる。さらに、導管保持体は、可撓性を有していることから、ラップベルト及び導管部とともに、装着者の下半身に略沿うように容易に撓ませることができて、装着時の感触も良好である。
【0010】
さらに、本発明の乗員保護装置において、バッグ本体を折り畳んで形成される折り完了体を、ラップベルトに対してずれ移動可能とするように、ラップベルトに保持させる構成とすることが、好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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