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公開番号
2025038053
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2024217170,2022090541
出願日
2024-12-12,2022-06-02
発明の名称
発光素子および発光素子の製造方法
出願人
豊田合成株式会社
代理人
弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類
H10H
20/825 20250101AFI20250311BHJP()
要約
【課題】活性層の品質を向上させること。
【解決手段】第2活性層316は、歪緩和層316AとSQWまたはMQWの量子井戸構造層316Bを順に積層させた構造である。歪緩和層316Aは、障壁層と井戸層を順に積層させたSQW構造であり、発光しないように井戸層の厚さを薄く調整した量子井戸構造である。障壁層はAlGaN、井戸層はInGaNである。歪緩和層316Aの井戸層のバンド端エネルギーに相当する波長は、量子井戸構造層316Bの発光波長よりも短ければよく、たとえば400~460nmである。
【選択図】図15
特許請求の範囲
【請求項1】
III族窒化物半導体を用いた発光素子において、
n型層と、
前記n型層上に設けられ、第1井戸層と第1障壁層とを有する量子井戸構造である第1活性層と、
前記第1活性層上に設けられ、前記第1活性層を発光させない中間層と、
前記中間層上に設けられ、第2井戸層と第2障壁層とを有する量子井戸構造であって、発光しないように前記第2井戸層の厚さが調整された量子井戸構造である歪緩和層と、
前記歪緩和層上に設けられ、発光する量子井戸構造である第2活性層と、
前記第2活性層上に設けられたp型層と、を有し、
前記歪緩和層の前記第2井戸層のバンド端エネルギーに相当する波長が前記第2活性層の発光波長よりも短くなるように設定されていて、
前記n型層から前記第2活性層までの積層構造中にp型のIII族窒化物半導体が存在しない、発光素子。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記歪緩和層の前記第2井戸層のバンド端エネルギーに相当する波長が、前記第1活性層の前記第1井戸層のバンド端エネルギーに相当する波長と等しくなるように設定されている、請求項1に記載の発光素子。
【請求項3】
前記歪緩和層の前記第2井戸層のバンド端エネルギーに相当する波長が、前記第2活性層の発光波長よりも40~100nm短くなるように設定されている、請求項1に記載の発光素子。
【請求項4】
前記歪緩和層は、SQW構造である、請求項1に記載の発光素子。
【請求項5】
前記第2活性層の厚さに対する前記第1活性層の厚さの比が30%以下である、請求項1に記載の発光素子。
【請求項6】
前記中間層は、Inを含むIII族窒化物半導体からなり、
前記中間層のIn組成は、前記第2活性層から発光した光を吸収しないバンドギャップとなるように設定されている、請求項1に記載の発光素子。
【請求項7】
前記中間層のIn組成は、10%以下である、請求項6に記載の発光素子。
【請求項8】
前記中間層は、InGaNである、請求項6に記載の発光素子。
【請求項9】
前記中間層は、InドープのGaNである、請求項6に記載の発光素子。
【請求項10】
前記中間層は、ノンドープのIII族窒化物半導体からなるノンドープの第1層と、n型のIII族窒化物半導体からなる第2層を、前記第1活性層側からこの順に積層させた構造である、請求項1に記載の発光素子。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、III族窒化物半導体からなる発光素子に関するものであり、特に異なる発光色の活性層が中間層を介して積層された構造を有する発光素子に関するものである。また、その製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、ディスプレイの高精細化が求められており、1ピクセルを1~100μmオーダーの微細なLEDとするマイクロLEDディスプレイが注目されている。フルカラーとする方式は各種知られているが、たとえば青、緑、赤の各色を発光する3つの活性層を同一基板上に順に積層する方式が知られている。この場合、各活性層を個別に駆動するために、活性層の間に中間層を形成する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5854419号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
緑色や赤色の発光の場合、In組成比の高いInGaNが必要となる。しかし、格子不整合によって歪が発生し、高品質なInGaNを形成することができなかった。
【0005】
そこで本発明の目的は、活性層の品質を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、
III族窒化物半導体を用いた発光素子において、
n型層と、
前記n型層上に設けられ、第1井戸層と第1障壁層とを有する量子井戸構造である第1活性層と、
前記第1活性層上に設けられ、前記第1活性層を発光させない中間層と、
前記中間層上に設けられ、第2井戸層と第2障壁層とを有する量子井戸構造であって、発光しないように前記第2井戸層の厚さが調整された量子井戸構造である歪緩和層と、
前記歪緩和層上に設けられ、発光する量子井戸構造である第2活性層と、
前記第2活性層上に設けられたp型層と、を有し、
前記歪緩和層の前記第2井戸層のバンド端エネルギーに相当する波長が前記第2活性層の発光波長よりも短くなるように設定されていて、
前記n型層から前記第2活性層までの積層構造中にp型のIII族窒化物半導体が存在しない、発光素子にある。
【0007】
本発明において、前記中間層は、Inを含むIII族窒化物半導体からなり、前記中間層のIn組成は、前記第2活性層から発光した光を吸収しないバンドギャップとなるように設定されていてもよい。また、前記中間層のIn組成は、10%以下であってもよい。また、前記中間層は、InGaNであってもよい。また、前記中間層は、InドープのGaNであってもよい。また、前記中間層は、ノンドープのIII族窒化物半導体からなるノンドープの第1層と、n型のIII族窒化物半導体からなる第2層を、前記第1活性層側からこの順に積層させた構造であってもよい。この場合、前記中間層の厚さは150nm以下であり、前記第1層および前記第2層の厚さは10nm以上であってもよい。また、前記第2活性層の発光波長は、570~700nmであってもよい。
【0008】
本発明において、前記歪緩和層の前記井戸層のバンド端エネルギーに相当する波長が前記第1活性層の前記第1井戸層のバンド端エネルギーに相当する波長と等しくなるように設定されていてもよい。
【0009】
本発明において、前記歪緩和層の前記井戸層のバンド端エネルギーに相当する発光が前記発光層の発光波長よりも40~100nm短くなるように設定されていてもよい。
【0010】
本発明において、前記歪緩和層は、SQW構造であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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