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公開番号2025016118
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023119177
出願日2023-07-21
発明の名称外装構造及び車両の外装構造
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類F21S 43/50 20180101AFI20250124BHJP(照明)
要約【課題】外観を向上させることができる外装構造及び車両の外装構造を提供する。
【解決手段】外装構造は、外部からの光を透過させない非透光部12と、非透光部12の周辺に配置されるとともに光を反射及び透過させる透光部13とを備えている。非透光部12で反射する光と、透光部13で反射する光と透光部13に対して内側から照射されて透光部13を透過する光とを合わせた際の光との色差ΔEは、5以内である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
外部からの光を透過させない非透光部と、前記非透光部の周辺に配置されるとともに前記光を反射及び透過させる透光部とを備えた外装構造であって、
前記非透光部で反射する前記光と、前記透光部で反射する前記光と前記透光部に対して内側から照射されて前記透光部を透過する光とを合わせた際の光との色差ΔEは、5以内であることを特徴とする外装構造。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
外部からの光を透過させない非透光部と、前記非透光部の周辺に配置されるとともに前記光を反射及び透過させる透光部と、前記透光部の内側に配置されるとともに前記透光部に光を照射することによって表示することを可能にした表示用光源とを備えた車両の外装構造であって、
前記透光部は、前記表示用光源の発光により、前記透光部の外装色が前記非透光部の外装色に近づけられた状態または前記透光部の外装色が前記非透光部の外装色と同じになった状態で発色することを特徴とする車両の外装構造。
【請求項3】
前記透光部は、透明樹脂基材と、染料または顔料を含有する第1発色層と、可視光を反射するとともに赤外線を透過させるコールドミラー薄膜によって構成されたフィラーを含有する第2発色層とを備え、且つ波長が380nm以上800nm以下の可視光の透過率が5%以上20%以下であり、且つ波長が900nm以上2000nm以下の赤外線の最大透過率が60%以上であり、且つミリ波の減衰率が3.0dB以下であることを特徴とする請求項2に記載の車両の外装構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外装構造及び車両の外装構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、車両の外装構造を構成するフロントグリルとして発光グリルが知られている(例えば、特許文献1参照)。こうした発光グリルは、透光性のアウタカバーと、アウタカバーの内側に配置された発光素子とを有している。発光グリルは、夜間に発光素子の光がアウタカバーを透過することによって発光する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-35593号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、発光グリルは、通常、日中に発光させることはない。発光グリルは、発光していない場合、太陽光などの外部からの光が照射されると、その光のうち一部がアウタカバーを透過するとともに残りがアウタカバーで反射する。一方、車両において発光グリルに隣接するフードは、太陽光などの外部からの光が照射されると、その光のほとんどを反射する。このため、発光グリルの外観とフードの外観とが大きく異なってしまうので、車両の外観が低下するという課題がある。
【0005】
こうした課題は、車両の外装構造に限らず、光を透過させない非透光部と、非透光部の周辺に配置されるとともに光を反射及び透過させる透光部とを有した車両以外の外装構造においても概ね共通したものとなっている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記課題を解決するための外装構造及び車両の外装構造の各態様を記載する。
[態様1]外部からの光を透過させない非透光部と、前記非透光部の周辺に配置されるとともに前記光を反射及び透過させる透光部とを備えた外装構造であって、
前記非透光部で反射する前記光と、前記透光部で反射する前記光と前記透光部に対して内側から照射されて前記透光部を透過する光とを合わせた際の光との色差ΔEは、5以内であることを特徴とする外装構造。
【0007】
上記構成によれば、非透光部と透光部との外観の差が小さくなるので、非透光部と透光部との境界が目立ち難くなる。このため、外観を向上させることができる。
[態様2]外部からの光を透過させない非透光部と、前記非透光部の周辺に配置されるとともに前記光を反射及び透過させる透光部と、前記透光部の内側に配置されるとともに前記透光部に光を照射することによって表示することを可能にした表示用光源とを備えた車両の外装構造であって、前記透光部は、前記表示用光源の発光により、前記透光部の外装色が前記非透光部の外装色に近づけられた状態または前記透光部の外装色が前記非透光部の外装色と同じになった状態で発色することを特徴とする車両の外装構造。
【0008】
上記構成によれば、非透光部と透光部との外観の差が小さくなるかまたはなくなるので、非透光部と透光部との境界が目立たなくなる。このため、車両の外観を向上させることができる。
【0009】
[態様3]前記透光部は、透明樹脂基材と、染料または顔料を含有する第1発色層と、可視光を反射するとともに赤外線を透過させるコールドミラー薄膜によって構成されたフィラーを含有する第2発色層とを備え、且つ波長が380nm以上800nm以下の可視光の透過率が5%以上20%以下であり、且つ波長が900nm以上2000nm以下の赤外線の最大透過率が60%以上であり、且つミリ波の減衰率が3.0dB以下であることを特徴とする[態様2]に記載の車両の外装構造。
【0010】
上記構成によれば、透光部は、赤外線及びミリ波の透過を妨げない。このため、透光部の内側に赤外線センサやミリ波センサなどの電磁波センサを配置した場合に、透光部を赤外線センサやミリ波センサなどを覆うための電磁波透過カバーとして機能させることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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