TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024175765
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023093748
出願日2023-06-07
発明の名称車両用灯具
出願人スタンレー電気株式会社
代理人
主分類F21S 43/241 20180101AFI20241212BHJP(照明)
要約【課題】車両用灯具の三次元形状の自由度を高くするとともに、複数の光出光部を配列させ、複数の発光部と非発光部間のコントラストを高めることができる車両用灯具を提供する。
【解決手段】車両用灯具は、ソケット型LEDランプからなる光源13と、前記光源からの出射光を灯具前方へ向けて導光する導光体20とを備える。導光体20は、光源13の光出射部を中心とした半環形状の第1導光部21と、第1導光部より離れた位置に配置された第2導光部22とを有する。第2導光部22は、半環形状のベース部23とベース部23から離れる方向に突出し先端領域に発光部を備えた複数の導光路24が形成されており、発光部15が左右方向に離間して配列するように並んで形成されている。第1導光部の光源側の側面はトロイダル面とされており、光源から導光体20内に入光した光を第1方向と直交する方向においては平行光線とする。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
光源と、前記光源からの出射光を灯具前方へ向けて導光する導光体とを備えた車両用灯具において、
前記導光体は、前記光源の光出射部を中心とした半環形状の第1導光部と、前記第1導光部より前記光出射部から離れた位置に配置された第2導光部とを有し、
前記第1導光部は、前記光出射部から離れて位置し、前記光出射部から出射した拡散する光が入光する前記光出射部を中心とした円弧を基調とした第1入光側側面と、
前記第1入光側側面の反対側に位置し、前記第1入光側側面の円弧と同心円の円弧を基調とする第1出光側側面とを有し、
前記第1出光側側面には、前記第1入光側側面から入光して前記第1導光部内を導光してきた光が出光する第1出光面を備えており、
前記第2導光部は、前記第1出光側側面に対向し前記第1入光側側面の円弧と同心円の円弧を基調とする第2入光側側面と、
前記第2入光側側面の反対側に形成され前記第1出光側側面と略平行な第2出光側側面と、
前記第2出光側側面より前記光出射部から離れる方向に突出し先端領域に発光部を備えた複数の導光路と、を有し、
前記複数の導光路は、前記発光部が第1の方向に離間して配列するように並んで形成されており、
前記複数の導光路のそれぞれの基端部に対応する前記第2入光側側面には、前記第1出光面から出光した光を前記第2導光部に入光させる第2入光面が形成されており、
前記第2入光面のそれぞれに対応する前記第1出光面には、前記第1入光側側面から入光した前記光源からの光が、略平行光線となって前記第1導光部内を導光した後に前記第2入光面に向かって集光させる屈折面とした第1出光部を備えており、
前記各第2入光面は、前記第1出光部から出光した前記略平行光線に対して直交する略平面とされている、車両用灯具。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記第1導光部と前記第2導光部は、前記第1の方向と直交する平面上にて連結され、
前記第1導光部の前記第1出光面と前記第2導光部の前記第2入光側側面との間には空気層が設けられている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記光源が、複数のLED素子を備えたソケット型LEDランプである、ことを特徴とする請求項2記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記第1導光部の前記第1入光側側面が、トロイダル面である、ことを特徴とする請求項3記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記第2導光部の前記発光部は、前記光源が点灯したときに当該発光部からターンランプの配光規格で定める照射範囲内に向けて、前記光源からの光を出光する、ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用灯具、例えば、自動車や二輪自動車などの車両に使用される灯火器並びに指示装置などの車両用灯具に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
光源としてLEDを用い、LEDから出射される光を導光体に入光させて導光体の出射面から灯具前方に出射させるように構成された車両用灯具が知られている。例えば、特許文献1のLED信号灯では、基板上に実装されたLEDと、LEDの光軸に対して直交する方向に配列された複数の板状の導光体を備える。複数の導光体のそれぞれの入射面は、板状の導光体の端面とされ、LEDに対向している。各入射面は、LEDから出射した光を各導光体の光出射面に集光させる形状とすることで導光体での光量のロスを低減することが開示されている。
【0003】
また、特許文献2の車両用灯具では、列状に配置された複数のLEDと、LEDが配列された方向に沿って設けた導光体とを備える。導光体は、LEDに対向する側に設けた複数の裏面突起と、裏面突起に対応して設けられた複数の表面突起と、それらを連結するベース部分22とからなり、複数のLEDから出射した光は、複数の裏面突起のそれぞれに設けた入射面から入光して導光し、反対側の表面突起の周方向に連続する複数の面から出射する。また、一部の光は、複数の表面突起間のベース部からも出射する。表面突起が多面体構造をなしており、その多面体によって多重反射することにより、宝石のような輝き、立体感のある面発光を実現している。また、光源であるLEDと裏面突起を同数として1対1で対応づけた場合に比べて、少ない個数の光源で規則的な均一発光を実現できるように、光源1個に対して2個の表面突起を配置することで、より宝石調の輝きを強めることができる旨も記載している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-207476号公報
特開2016-062844号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に記載されたLED信号灯においては、それぞれの板状の導光体の入射面に各入射面と対向する位置にある導光体の光出射面に集光させる配光制御を行うようにカットを形成しているので、各導光体内における光の損失を抑制することができる。しかしながら、入射面に設けるカットはそれぞれの導光体内を直進して光出射面に向かうようにして集光するものとしなければならないため、各導光体の入射面と光出射面とを直線状に結んだ形状としなければならない。そのため、明るく発光する光出射面が得られるように配列するためには各LEDと各導光体とを所定の位置関係としなければならず、車両用灯具のデザインの自由度に乏しいという問題があった。また、光出射面をより明るくするためにLEDの数を増加すると、それぞれの導光体に入射する光の入射角が違うため、単純にLEDの数を増加しても光出射面を明るくすることは難しい。
【0006】
上記特許文献2に記載された車両用灯具においては、表面突起が多面体構造をなしており、その多面体によって多重反射することにより、宝石のような輝き、立体感のある面発光を実現している。しかしながら、立体感は得られるが、導光体の光出射面側の全面が発光する。表面突起先端の発光が目立つように強く発光させることは難しいという問題があった。
【0007】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、光源と導光体とを備えた車両用灯具において、車両用灯具の三次元形状の自由度を高くするとともに、複数の光出光部を配列させ、複数の光出光部と光出光部間のコントラストを高めることができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。また、光の利用効率を高めることができる車両用灯具を提供することも他の目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願発明は、第1導光部および第2導光部に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0009】
本発明に係る一態様は、[1]光源と、前記光源からの出射光を灯具前方へ向けて導光する導光体とを備えた車両用灯具において、
前記導光体は、前記光源の光出射部を中心とした半環形状の第1導光部と、前記第1導光部より前記光出射部から離れた位置に配置された第2導光部とを有し、
前記第1導光部は、前記光出射部から離れて位置し、前記光出射部から出射した拡散する光が入光する前記光出射部を中心とした円弧を基調とした第1入光側側面と、
前記第1入光側側面の反対側に位置し、前記第1入光側側面の円弧と同心円の円弧を基調とする第1出光側側面とを有し、
前記第1出光側側面には、前記第1入光側側面から入光して前記第1導光部内を導光してきた光が出光する第1出光面を備えており、
前記第2導光部は、前記第1出光側側面に対向し前記第1入光側側面の円弧と同心円の円弧を基調とする第2入光側側面と、
前記第2入光側側面の反対側に形成され前記第1出光側側面と略平行な第2出光側側面と、
前記第2出光側側面より前記光出射部から離れる方向に突出し先端領域に発光部を備えた複数の導光路と、を有し、
前記複数の導光路は、前記発光部が第1の方向に離間して配列するように並んで形成されており、
前記複数の導光路のそれぞれの基端部に対応する前記第2入光側側面には、前記第1出光面から出光した光を前記第2導光部に入光させる第2入光面が形成されており、
前記第1出光面は、前記第1入光側側面から入光した前記光源からの光を前記第2入光面に向かって集光させる屈折面であり、前記第2入光面のそれぞれに対応するように対向する位置に形成されており、
前記第2入光面のそれぞれは、前記第1出光面から出光する光の中心軸に対して直交する略平面とされている、車両用灯具である。
【0010】
上記発明によれば、発光面を三次元形状に形成することができ車両用灯具のデザインの自由度を高めることができる。また、複数のLED素子を用いた光源を利用することができ、発光面から出光する光強度を高くすることができる。さらに、発光面に複数の光出射部と光出射部間の明暗コントラストのある発光面を得ることができる。これによって、車両用灯具の被視認性をより一層高めることができる。また、光源の大きさや導光体に対する光源の位置合せの自由度が高まるため、車両用灯具を製造する際の不具合が生じにくくなり、車両用灯具のコストダウンに寄与することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
照明器具
4か月前
個人
収容箱
27日前
株式会社小糸製作所
灯具
2か月前
株式会社遠藤照明
照明装置
3か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
2か月前
日本光機工業株式会社
灯器
3か月前
株式会社小糸製作所
車両用前照灯
2か月前
株式会社GSユアサ
照明灯
4か月前
株式会社GSユアサ
照明灯
4か月前
株式会社GSユアサ
照明灯
2か月前
帝人株式会社
導光フィルム
4か月前
株式会社小糸製作所
表示灯
2か月前
株式会社小糸製作所
投影装置
1か月前
スタンレー電気株式会社
車両用灯具
12日前
シャープ株式会社
光源
27日前
スタンレー電気株式会社
車両用灯具
4か月前
個人
車両用安全補助装置
3か月前
ローヤル電機株式会社
照明装置
19日前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
3か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
2か月前
瀧住電機工業株式会社
LED照明器具
2か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
4か月前
スタンレー電気株式会社
ヘッドランプ
4か月前
株式会社村上開明堂
車両用灯具
1か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
4か月前
株式会社小糸製作所
描画用灯具
1か月前
株式会社小糸製作所
描画用灯具
1か月前
日亜化学工業株式会社
発光モジュール
25日前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
25日前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
2か月前
株式会社ユーシン
車両用照明装置
3か月前
株式会社小糸製作所
灯具及び車両用灯具
2か月前
東芝ライテック株式会社
照明装置
2か月前
株式会社小糸製作所
車両用前照灯
2か月前
株式会社小糸製作所
車両用前照灯
1か月前
シャープ株式会社
照明装置
3か月前
続きを見る