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公開番号
2025037127
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-17
出願番号
2023143905
出願日
2023-09-05
発明の名称
エアバッグ装置
出願人
豊田合成株式会社
代理人
個人
主分類
B60R
21/217 20110101AFI20250310BHJP(車両一般)
要約
【課題】エアバッグとインフレーターとを、リテーナを用いて簡便にバッグホルダに取り付けることが可能なエアバッグ装置の提供。
【解決手段】バッグホルダ12が、インフレーター25の本体部26を挿通可能な挿通孔13aを、有する。リテーナ30が、エアバッグ20の流入用開口20aの周縁を押え可能な押え部31を、有するとともに、押え部の内周面側に、雌ねじ部32を、配設させている。インフレーターが、本体部におけるフランジ部28近傍の外周面側に、雌ねじ部に螺合可能な雄ねじ部27を有する。リテーナが、雌ねじ部と雄ねじ部との螺合時に、押え部とフランジ部とによって、バッグホルダにおける挿通孔周縁の部位を挟持させることにより、エアバッグとインフレーターとをバッグホルダに保持させる構成である。リテーナが、押え部から延びて、エアバッグとバッグホルダとを貫通可能な突出部34を、備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
エアバッグと、該エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、を、リテーナを用いてバッグホルダに保持させる構成のエアバッグ装置であって、
前記インフレーターが、略円柱状の本体部と、該本体部から突出するフランジ部と、を、備え、
前記バッグホルダが、前記本体部を挿通可能な挿通孔を、有し、
前記リテーナが、前記本体部を挿通可能な略環状として、前記エアバッグにおいて前記本体部を挿通可能に形成される流入用開口の周縁を前記エアバッグの内周側から押え可能な押え部を、有するとともに、該押え部の内周面側に、雌ねじ部を、配設させる構成とされ、
前記インフレーターが、前記本体部における前記フランジ部近傍の外周面側に、前記雌ねじ部に螺合可能な雄ねじ部を、有する構成とされて、
前記リテーナが、前記雌ねじ部と前記雄ねじ部との螺合時に、前記押え部と前記フランジ部とによって、前記バッグホルダにおける前記挿通孔周縁の部位を挟持させることにより、前記エアバッグと前記インフレーターとを前記バッグホルダに保持させる構成とされて、
前記リテーナが、前記押え部から延びて、前記エアバッグと前記バッグホルダとを貫通可能な突出部を、備える構成とされていることを特徴とするエアバッグ装置。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記インフレーターが、前記本体部における軸周り方向の外周面側に、膨張用ガスを吐出可能なガス吐出口を、配設させる構成とされ、
前記リテーナが、前記本体部の軸方向に略沿うように延びて、前記本体部における前記ガス吐出口の配置領域の軸直交方向側の外方を覆う側壁部を、備える構成とされていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
【請求項3】
前記突出部が、前記押え部の外周縁から前記バッグホルダ側に延びるように、形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のエアバッグ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアバッグと、エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、を、リテーナを用いてバッグホルダに保持させる構成のエアバッグ装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、エアバッグ装置としては、リテーナの内周面側と、リテーナの内周側に挿入されるインフレーターの本体部の外周面側とに、相互に螺合可能な雌ねじ部と雄ねじ部とを設けて、この雌ねじ部と雄ねじ部とのねじ結合により、インフレーターをリテーナに取り付ける構成のものがあった(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-270348号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この従来のエアバッグ装置では、リテーナが、インフレーターを取り付ける部位に加えて、エアバッグを保持するバッグホルダに相当する部材を合体させたような構造とされており、このリテーナにインフレーターの本体部を挿入させる際に、同時に、雌ねじ部と雄ねじ部とを螺合させれば、インフレーターをリテーナに連結させることができる構成であった。そのため、上記特許文献1の従来技術に記載のごとく4本のボルトを突設させて構成される押えリング(リテーナ)を用いる場合と比較して、インフレーターのリテーナへの連結作業が容易であった。しかしながら、この従来のエアバッグ装置では、インフレーターとリテーナ(バッグホルダ)との連結構造は開示されているものの、エアバッグのリテーナ(バッグホルダ)への取付構造や、リテーナのエアバッグの流入用開口周縁に対する係止構造に関しては、何ら開示されていなかった。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、エアバッグとインフレーターとを、リテーナを用いて簡便にバッグホルダに取り付けることが可能なエアバッグ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るエアバッグ装置は、エアバッグと、エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、を、リテーナを用いてバッグホルダに保持させる構成のエアバッグ装置であって、
インフレーターが、略円柱状の本体部と、本体部から突出するフランジ部と、を、備え、
バッグホルダが、本体部を挿通可能な挿通孔を、有し、
リテーナが、本体部を挿通可能な略環状として、エアバッグにおいて本体部を挿通可能に形成される流入用開口の周縁をエアバッグの内周側から押え可能な押え部を、有するとともに、押え部の内周面側に、雌ねじ部を、配設させる構成とされ、
インフレーターが、本体部におけるフランジ部近傍の外周面側に、雌ねじ部に螺合可能な雄ねじ部を、有する構成とされて、
リテーナが、雌ねじ部と雄ねじ部との螺合時に、押え部とフランジ部とによって、バッグホルダにおける挿通孔周縁の部位を挟持させることにより、エアバッグとインフレーターとをバッグホルダに保持させる構成とされて、
リテーナが、押え部から延びて、エアバッグとバッグホルダとを貫通可能な突出部を、備える構成とされていることを特徴とする。
【0007】
本発明のエアバッグ装置では、インフレーターの本体部をリテーナに挿入させて、雌ねじ部と雄ねじ部とを螺合させれば、インフレーターをリテーナに連結させることができると同時に、リテーナの押え部と、インフレーターのフランジ部と、によって、バッグホルダにおける挿通孔周縁の部位が、エアバッグにおける流入用開口の周縁の部位とともに、挟持されることとなり、エアバッグとインフレーターとをバッグホルダに保持させることができる。このとき、本発明のエアバッグ装置では、リテーナの押え部から延びる突出部が、エアバッグとバッグホルダとを貫通している。すなわち、このような突出部を、エアバッグとバッグホルダとに貫通させて配置させることにより、エアバッグの流入用開口周縁部位のバッグホルダやリテーナに対する位置決めを容易に行うことができ、エアバッグの流入用開口の周縁を、ずれの発生を抑制して、リテーナの押え部とバッグホルダとにより、安定して押えることができる。
【0008】
したがって、本発明のエアバッグ装置では、エアバッグとインフレーターとを、リテーナを用いて簡便にバッグホルダに取り付けることができる。
【0009】
また、本発明のエアバッグ装置では、雌ねじ部に雄ねじ部を螺合(締結)させるだけで、エアバッグとインフレーターとを、リテーナを用いてバッグホルダに取り付けることができる。換言すれば、雌ねじ部と雄ねじ部との締結状態を解除すれば、インフレーターをリテーナとの連結状態を解除することができて、インフレーター及びエアバッグを、バッグホルダから取り外すことができることから、廃車時等におけるエアバッグ装置の車体側からの取り外し作業を、簡便に行うことができる。
【0010】
また、本発明のエアバッグ装置において、インフレーターの本体部における軸周り方向の外周面側に、膨張用ガスを吐出可能なガス吐出口を、配設させ、
リテーナに、本体部の軸方向に略沿うように延びて、本体部におけるガス吐出口の配置領域の軸直交方向側の外方を覆う側壁部を、配設させる構成とすることが、好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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