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公開番号
2025035142
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023141988
出願日
2023-09-01
発明の名称
有機EL表示装置
出願人
東レ株式会社
代理人
主分類
H10K
59/122 20230101AFI20250306BHJP()
要約
【課題】逆テーパー形状のスペーサを画素分割層に埋め込むことによって剥離を抑制した、折り曲げ信頼性の高い有機EL表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】基板、有機EL層および第二電極を有する有機EL表示装置であって、該基板が基材上に第一電極、画素分割層および逆テーパー形状のスペーサを有するものであり、該逆テーパー形状のスペーサの一部が該画素分割層に埋め込まれている、有機EL表示装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基板、有機EL層および第二電極を有する有機EL表示装置であって、該基板が基材上に第一電極、画素分割層および逆テーパー形状のスペーサを有するものであり、該逆テーパー形状のスペーサの一部が該画素分割層に埋め込まれている、有機EL表示装置。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記逆テーパー形状のスペーサの膜厚をT1(μm)、前記逆テーパー形状のスペーサの一部が該画素分割層に埋め込まれている埋め込み深さをT2(μm)、前記画素分割層の膜厚をT3(μm)とした時に、T1、T2およびT3が下記条件1を満たす、請求項1に記載の有機EL表示装置。
条件1:T3≧T2≧T1×0.2
【請求項3】
T1、T2およびT3が下記条件2を満たす、請求項2に記載の有機EL表示装置。
条件2:T3=T2≧T1×0.2
【請求項4】
前記逆テーパー形状のスペーサが着色材料を含む、請求項1に記載の有機EL表示装置。
【請求項5】
前記有機EL層が正孔輸送性高分子化合物を含む、請求項1に記載の有機EL表示装置。
【請求項6】
前記有機EL層がフェナントロリン骨格を有する化合物を含む、請求項1に記載の有機EL表示装置。
【請求項7】
前記有機EL層がターピリジン骨格を有する化合物を含む、請求項1に記載の有機EL表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の表示画素を有する有機EL表示装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
次世代フラットパネルディスプレイとして有機EL(エレクトロルミネセンス)表示装置が注目されている。有機ELとは、2つの電極間に設けられた有機化合物からなる有機EL層に通電することにより電界発光を生じる現象である。そして、有機ELを利用した発光素子を表示画素として利用した表示装置が有機EL表示装置である。有機EL表示装置は、自己発光型故に、広視野角、高速応答、高コントラストの画像表示が可能である。さらに、薄型ガラスやプラスチック樹脂などの基板を用いることで、軽量化、薄型化、フレキシブル化も可能であることから、近年盛んに研究開発が進められている。
【0003】
この有機EL表示装置は、基板や発光層に加えて封止層など多くの薄膜層によって構成される。よって、有機EL表示装置を使用する上で、これらの層の剥離に対する高い剥離抑制効果(信頼性)が求められる。特に密着性が低い部分においては、凹凸やテーパー角など表面形状に関する特徴、材料選択による化学的結合などによって、剥離を抑制する技術も提案されている(例えば特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-74238号公報
国際公開第2015/046296号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、凹凸やテーパー角による工夫だけでは折り曲げの応力に対して剥離抑制の効果が不足であった。さらに、感光性樹脂による化学的結合を用いる技術は、工程管理や再現性の面から生産性の低さが課題であった。そこで、本発明は、剥離が起こり難く、折り曲げ信頼性の高い有機EL表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の有機EL表示装置は、次の構成を有する。
(1)基板、有機EL層および第二電極を有する有機EL表示装置であって、該基板が基材上に第一電極、画素分割層および逆テーパー形状のスペーサを有するものであり、該逆テーパー形状のスペーサの一部が該画素分割層に埋め込まれている、有機EL表示装置。
(2)前記逆テーパー形状のスペーサの膜厚をT1(μm)、前記逆テーパー形状のスペーサの一部が該画素分割層に埋め込まれている埋め込み深さをT2(μm)、前記画素分割層の膜厚をT3(μm)とした時に、T1、T2およびT3が下記条件1を満たす、(1)に記載の有機EL表示装置。
【0007】
条件1:T3≧T2≧T1×0.2
(3)T1、T2およびT3が下記条件2を満たす、(2)に記載の有機EL表示装置。
【0008】
条件2:T3=T2≧T1×0.2
(4)前記逆テーパー形状のスペーサが着色材料を含む、(1)~(3)のいずれかに記載の有機EL表示装置。
(5)前記有機EL層が正孔輸送性高分子化合物を含む、(1)~(4)のいずれかに記載の有機EL表示装置。
(6)前記有機EL層がフェナントロリン骨格を有する化合物を含む、(1)~(5)のいずれかに記載の有機EL表示装置。
(7)前記有機EL層がターピリジン骨格を有する化合物を含む、(1)~(6)のいずれかに記載の有機EL表示装置。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、剥離が起こり難く、折り曲げ信頼性の高い有機EL表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の有機EL表示装置の一例を示す概略断面図である。
本発明における基板の一例を示す概略断面図である。
逆テーパー形状であるスペーサを示す概略図である。
スペーサの埋め込み深さを示す概略図である。
T2がT3と同一である基板の一例を示す概略断面図である。
スペーサ埋め込み部が逆テーパー形状であるスペーサ埋め込み部の一例を示す概略図である。
スペーサ埋め込み部が順テーパー形状であるスペーサ埋め込み部の一例を示す概略図である。
スペーサ埋め込み部が逆テーパー形状であるスペーサ埋め込み部の一例を示す概略図である。
本発明の一例であるトップエミッション型有機EL表示装置の概略断面図である。
本発明の実施例で使用した基板の概略図である。
本発明の実施例における第一電極、画素分割層、スペーサの概略図である。
スペーサの構造を表す模式図である。
本発明の実施例における折り曲げ信頼性試験を示す概略図である。
本発明の実施例において作製した有機EL表示装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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