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公開番号
2025087592
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2024187127
出願日
2024-10-24
発明の名称
不織布およびエアフィルター濾材
出願人
東レ株式会社
代理人
主分類
D04H
1/4382 20120101AFI20250603BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】本発明は、低目付でありながら、プリーツ加工性、耐風圧変形性に優れ、かつ高捕集効率と低圧力損失を兼ね備えた、エアフィルター濾材に好適な不織布を提供する。
【解決手段】繊維径が0.01~0.90μmの極細有機繊維と、補強繊維とを含み、目付が10~90g/m
2
かつ剛軟度が100~500mgfであることを特徴とする不織布である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
繊維径が0.01~0.90μmの極細有機繊維と、補強繊維とを含み、目付が10~90g/m
2
かつ剛軟度が100~500mgfであることを特徴とする不織布。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
補強繊維が、ポリアリレート繊維、アラミド繊維、ポリケトン繊維、ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾール繊維、超高分子量ポリエチレン繊維、炭素繊維、ガラス繊維、およびそれらの組み合わせからなる群から選択されることを特徴とする請求項1記載の不織布。
【請求項3】
マイクロ繊維およびバインダー繊維を含むことを特徴とする請求項1記載の不織布。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の不織布を用いてなるエアフィルター濾材。
【請求項5】
請求項4に記載のエアフィルター濾材を用いてなるエアフィルター。
【請求項6】
請求項5に記載のエアフィルターを備えているファンフィルターユニット。
【請求項7】
請求項5に記載のエアフィルターを備えているクリーンルームまたは半導体製造装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアフィルター濾材に好適な不織布とエアフィルター濾材に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、空間の清浄化に対する要求が高まっており、粒径2.5μm以下のダストによる健康問題への対策や、半導体や医薬品の製造における無塵化等、住環境から産業にいたる幅広い分野で、空気中の微細なダストを除去するエアフィルターが使用されている。特に、クリーンルームや半導体製造装置等、極めて高度に清浄な空気を必要とする空間においては、HEPAフィルター(High Efficiency Particulate Air filter)やULPAフィルター(Ultra Low Penetration Air filter)に代表される、高性能なエアフィルターが使用されている。
【0003】
従来より、HEPAフィルターやULPAフィルターのエアフィルター濾材には、ガラス繊維製の不織布や、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)製の多孔膜が用いられている。しかしながら、ガラス繊維製の不織布およびPTFE製の多孔膜からなるエアフィルター濾材はいずれも、使用後に埋立処分されており、環境負荷が大きいという課題があった。このような課題に加え、近年の環境意識の高まりにより、より環境負荷の小さい、極細のポリエステル繊維からなり、優れたフィルター性能を有する不織布が種々提案されている。
【0004】
ここで、エアフィルターを軽量かつコンパクトにするという観点から、低目付で厚さの薄いエアフィルター濾材が求められている。また、エアフィルター濾材に用いられる不織布は通常、空気との接触面積を高めて、捕集効率を向上させるために、不織布へプリーツ加工を施した後、エアフィルターとして使用される。そのため、エアフィルター濾材には、任意のひだ数、ひだ高さ、ひだ間隔でプリーツを形成することができるプリーツ加工性が必要とされている。さらには、エアフィルターを高風速下で使用した際に、プリーツ形状が変形し、隣接するひだ同士が接触したり密着したりすると、圧力損失が高くなってしまうため、高風速下においてもプリーツ形状を保持できる耐風圧変形性が必要とされている。
【0005】
プリーツ加工性や耐風圧変形性を高めるためには、エアフィルター濾材の剛軟度を高めることが有効であり、種々提案がなされている。
【0006】
例えば、特許文献1では、繊維直径が100~1000nmのナノファイバーと、ナノファイバーよりも太い繊維、およびバインダー繊維の3種類のポリエステル繊維を含む不織布へエンボス加工を施したエアフィルター濾材が提案されている。この提案によると、捕集性能に加えて、プリーツ加工性にも優れたエアフィルター濾材を提供することができるとしている。
【0007】
また、特許文献2では、繊維直径が100~1000nmのナノファイバーと、繊維直径が4~12μmの繊維、およびバインダー繊維の3種類のポリエステル繊維を含む不織布へ樹脂含浸加工を施したエアフィルター濾材が提案されている。この提案によると、地合いの均一性に優れ、かつ薄膜でプリーツ加工性に優れた、低圧力損失と高捕集性能を有するエアフィルター濾材を提供することができるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2019-99946号公報
特開2022-105839号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1記載の方法では、エンボス加工を施すことで、不織布の剛軟度を高めることはできている一方で、薄くても十分な剛軟度を得るためには高目付とする必要があり、低目付で厚さの薄い不織布を得ることは困難であった。
【0010】
また、特許文献2記載の方法では、樹脂含浸加工を施すことで不織布の剛軟度を高めることはできている一方で、不織布中の空隙へ樹脂を含浸しているために圧力損失が高くなり、フィルター性能の低い不織布になるという課題があった。
(【0011】以降は省略されています)
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