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公開番号
2025159852
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-22
出願番号
2024062665
出願日
2024-04-09
発明の名称
顆粒状ポリエステルアミドの製造方法
出願人
東レ株式会社
代理人
主分類
C08G
69/44 20060101AFI20251015BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】
ハンドリング性が良く、精製が容易な顆粒状ポリエステルアミドを得ること
【解決手段】
以下の工程1及び工程2を含む顆粒状ポリエステルアミドの製造方法であって、媒体の37.8℃における動粘度が40mm
2
/s~200mm
2
/sであり、分散液が分散助剤を含まない、顆粒状ポリエステルアミドの製造方法。
(工程1)ラクタム、塩基性重合触媒、及び媒体を混合し、ラクタム及びラクタムアニオンが液滴状に分散した分散液を調製する工程
(工程2)前記分散液に、ラクトンを添加し重合を開始する工程であって、ラクタム及びラクタムアニオンの総モル数をAモルとし、ラクトンの添加量をBモルとすると、(B/A)×100が1.5~40.0である工程
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
以下の工程1及び工程2を含む顆粒状ポリエステルアミドの製造方法であって、媒体の37.8℃における動粘度が40mm
2
/s~200mm
2
/sであり、分散液が分散助剤を含まない、顆粒状ポリエステルアミドの製造方法。
(工程1)ラクタム、塩基性重合触媒、及び媒体を混合し、ラクタム及びラクタムアニオンが液滴状に分散した分散液を調製する工程
(工程2)前記分散液に、ラクトンを添加し重合を開始する工程であって、ラクタム及びラクタムアニオンの総モル数をAモルとし、ラクトンの添加量をBモルとすると、(B/A)×100が1.5~40.0である工程
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記(B/A)×100が3.0~30.0である、請求項1に記載の顆粒状ポリエステルアミドの製造方法。
【請求項3】
ラクタムがγ-ブチロラクタムである、請求項1または2に記載の顆粒状ポリエステルアミドの製造方法。
【請求項4】
ラクトンがε-カプロラクトンである、請求項1~3のいずれかに記載の顆粒状ポリエステルアミドの製造方法。
【請求項5】
請求項1~4のいずれかに記載の顆粒状ポリエステルアミドの製造方法で得られる、顆粒状ポリエステルアミド。
【請求項6】
請求項5に記載の顆粒状ポリエステルアミドからなる、成形品。
【請求項7】
請求項5に記載の顆粒状ポリエステルアミドからなる、粒子。
【請求項8】
請求項5に記載の顆粒状ポリエステルアミドからなる、フィルム。
【請求項9】
請求項5に記載の顆粒状ポリエステルアミドからなる、繊維。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、顆粒状ポリエステルアミドの製造方法、顆粒状ポリエステルアミド、並びに顆粒状ポリエステルアミドからなる成形品、粒子、フィルム、および繊維に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
自然環境への負荷を低減できる観点から、機械強度の高い生分解性樹脂が望まれている。
【0003】
特許文献1では、生分解性樹脂でかつ機械強度の高いポリアミド4を、炭化水素系溶媒中、分散助剤を使用することで重合できることを報告している。
【0004】
特許文献2ではポリアミド4とラクチドとを共重合しポリマーの融点を下げることで、生分解性を有するとともに低融点に由来する加工性に優れた樹脂に関して報告している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特公昭37-6746号公報
特開2008-222783号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1では、重合にて分散助剤を使用しているため、分散助剤を除くための精製工程や時間を必要とするため経済的な負担が大きくなる。
【0007】
また、特許文献2はバルク重合での報告であり、得られるポリマーはハンドリング性が悪い。さらに、バルク重合にて得られたポリマーを回収・洗浄するには、ポリマーを溶解することのできる酸系溶媒やフッ素系溶媒に一度溶解するか、得られたポリマーを解砕する必要があるため経済的ではない。
【0008】
このように、ハンドリング性に優れ、簡便な精製にて機械強度の高い生分解性樹脂を製造する方法は報告されていない。
【0009】
そこで本発明では、これら従来技術の課題に鑑み、ハンドリング性が良く、精製が容易な顆粒状ポリエステルアミドを得ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために本発明の顆粒状ポリエステルアミドの製造方法は、次の構成を有する。すなわち、
(1)以下の工程1及び工程2を含む顆粒状ポリエステルアミドの製造方法であって、媒体の37.8℃における動粘度が40mm
2
/s~200mm
2
/sであり、分散液が分散助剤を含まない、顆粒状ポリエステルアミドの製造方法。
(工程1)ラクタム、塩基性重合触媒、及び媒体を混合し、ラクタム及びラクタムアニオンが液滴状に分散した分散液を調製する工程
(工程2)前記分散液に、ラクトンを添加し重合を開始する工程であって、ラクタム及びラクタムアニオンの総モル数をAモルとし、ラクトンの添加量をBモルとすると、(B/A)×100が1.5~40.0である工程
(2)前記(B/A)×100が3.0~30.0である、上記(1)に記載の顆粒状ポリエステルアミドの製造方法。
(3)ラクタムがγ-ブチロラクタムである、上記(1)または(2)に記載の顆粒状ポリエステルアミドの製造方法。
(4)ラクトンがε-カプロラクトンである、上記(1)~(3)のいずれかに記載の顆粒状ポリエステルアミドの製造方法。
(5)上記(1)~(4)のいずれかに記載の顆粒状ポリエステルアミドの製造方法で得られる、顆粒状ポリエステルアミド。
(6)上記(5)に記載の顆粒状ポリエステルアミドからなる、成形品。
(7)上記(5)に記載の顆粒状ポリエステルアミドからなる、粒子。
(8)上記(5)に記載の顆粒状ポリエステルアミドからなる、フィルム。
(9)上記(5)に記載の顆粒状ポリエステルアミドからなる、繊維。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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