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公開番号
2025019451
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023123070
出願日
2023-07-28
発明の名称
発光エンブレム
出願人
豊田合成株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F21S
43/50 20180101AFI20250131BHJP(照明)
要約
【課題】止水性能を保ちつつ、光源を容易に交換可能にできる発光エンブレムを提供する。
【解決手段】発光エンブレム13は、光源ユニット20と、車両10の外方に向かって開口する開口部12を有するハウジング30と、可視光透過性を有する透過部46が設けられるとともに、開口部12を塞ぐカバー40とを備えている。ハウジング30は、ハウジング30の壁部30Aを貫通するとともに、光源ユニット20が着脱可能に取り付けられる貫通孔35を有している。光源ユニット20が貫通孔35に取り付けられた状態のときに、光源ユニット20、ハウジング30、及びカバー40によって外部から密閉された密閉空間Sが形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
光源と、車両の外方に向かって開口する開口部を有するハウジングと、可視光透過性を有する透過部が設けられるとともに、前記開口部を塞ぐカバーと、を備え、前記透過部に前記光源からの光を透過させることで前記車両の外方に向かって発光表示を行う発光エンブレムであって、
前記ハウジングは、前記ハウジングの壁部を貫通するとともに、前記光源が着脱可能に取り付けられる貫通孔を有しており、
前記光源が前記貫通孔に取り付けられた状態のときに、前記光源、前記ハウジング、及び前記カバーによって外部から密閉された密閉空間が形成されている、
発光エンブレム。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記カバーと前記ハウジングとの間には、前記光源からの前記光の出射方向において前方から前記光源を覆うとともに、前記光を反射する反射部材が設けられており、
前記反射部材には、前記出射方向において前記光源と対向する位置に、前記光源に向けて突出するとともに、前記光源の光軸に対して傾斜する傾斜面を有する凸部が設けられており、
前記ハウジングの内面は、前記光を前記カバーに向けて反射するように構成されている、
請求項1に記載の発光エンブレム。
【請求項3】
前記反射部材は、前記凸部の外周側に設けられるとともに、前記光軸の軸線方向に直交する直交方向において前記傾斜面に対向する対向面を有する突出部と、前記凸部と前記突出部との間に設けられた孔部と、を備え、前記傾斜面により反射されて前記突出部の前記対向面に入射した前記光を、前記孔部を通して前記透過部に向けて反射するように構成されている、
請求項2に記載の発光エンブレム。
【請求項4】
前記透過部は、前記カバーの中央部及び外縁部に設けられており、
前記壁部は、前記貫通孔を有する底壁と、前記開口部を構成する側壁と、前記底壁と前記側壁とを連結する連結壁と、を備え、
前記内面のうち前記連結壁を構成する連結面は、前記光軸に対して傾斜しており、
前記反射部材は、前記傾斜面により反射されて前記突出部の前記対向面に入射した前記光を、前記孔部を通して前記中央部の前記透過部に向けて反射するように構成されており、
前記ハウジングは、前記傾斜面により反射されて前記連結面に入射した前記光を前記外縁部の前記透過部に向けて反射するように構成されている、
請求項3に記載の発光エンブレム。
【請求項5】
前記反射部材及び前記ハウジングは、前記光を反射する白色である、
請求項2~請求項4のいずれか一項に記載の発光エンブレム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光エンブレムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、エンブレム発光装置が記載されている。この発光装置は、ハウジングと、ハウジングの開口部を覆うアウタレンズとを備えている。また、ハウジングとアウタレンズとによって囲まれた空間内には、拡散材と、光源が実装された基板と、インナレンズと、反射材とが収容されている。アウタレンズの表面には、エンブレムが取り付けられている。
【0003】
こうしたエンブレム発光装置では、光源からの光がインナレンズ、拡散材、及びアウタレンズを介してエンブレムに向かって照射されることで、エンブレムの周縁が発光する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-141197号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、こうした発光装置を含む従来の発光エンブレムにおいては、止水性能の観点からアウタレンズをハウジングに固着することで、アウタレンズとハウジングとによって囲まれた空間を密閉している。しかしながら、この場合、光源に不具合が生じた際に光源のみを交換することが困難となる。
【0006】
本発明の目的は、止水性能を保ちつつ、光源を容易に交換可能にできる発光エンブレムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための発光エンブレムの各態様を記載する。
[態様1]光源と、車両の外方に向かって開口する開口部を有するハウジングと、可視光透過性を有する透過部が設けられるとともに、前記開口部を塞ぐカバーと、を備え、前記透過部に前記光源からの光を透過させることで前記車両の外方に向かって発光表示を行う発光エンブレムであって、前記ハウジングは、前記ハウジングの壁部を貫通するとともに、前記光源が着脱可能に取り付けられる貫通孔を有しており、前記光源が前記貫通孔に取り付けられた状態のときに、前記光源、前記ハウジング、及び前記カバーによって外部から密閉された密閉空間が形成されている発光エンブレム。
【0008】
上記構成によれば、光源をハウジングの貫通孔から取り外すことができる。また、貫通孔に対して再度光源を取り付けるとともに、透過部に光源からの光を透過させることで、車両の外方に向かって発光表示を行うことができる。ここで、単に貫通孔に光源を取り付けた場合、ハウジングの壁部のうち貫通孔を構成する部分と光源との間に生じる隙間からハウジングの内部に水滴が侵入するおそれがある。この点、上記構成によれば、光源が貫通孔に取り付けられた状態のときに、光源、ハウジング、及びカバーによって外部から密閉された密閉空間が形成される。そのため、ハウジング内への水滴の侵入が抑制される。したがって、止水性能を保ちつつ、光源を容易に交換可能にできる。
【0009】
[態様2]前記カバーと前記ハウジングとの間には、前記光源からの前記光の出射方向において前方から前記光源を覆うとともに、前記光を反射する反射部材が設けられており、前記反射部材には、前記出射方向において前記光源と対向する位置に、前記光源に向けて突出するとともに、前記光源の光軸に対して傾斜する傾斜面を有する凸部が設けられており、前記ハウジングの内面は、前記光を前記カバーに向けて反射するように構成されている[態様1]に記載の発光エンブレム。
【0010】
光源の非点灯時においては、車両の外方から透過部を通じて光源が視認される場合がある。この場合、発光エンブレムの見栄えが低下する。この点、上記構成によれば、光源は、前方から反射部材に覆われている。これにより、車両の外方から透過部を介して光源が視認されにくくなる。したがって、発光エンブレムの見栄えが低下することを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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