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公開番号2024138785
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023049464
出願日2023-03-27
発明の名称表示灯
出願人株式会社小糸製作所
代理人個人
主分類F21S 2/00 20160101AFI20241002BHJP(照明)
要約【課題】表示形態の自由度を高めて汎用性を向上させた表示灯を提供する。
【解決手段】透光性のアウターレンズ103を備えて内部に灯室が構成されるランプケース104と、灯室内に配設された光源ユニット110を備える。光源ユニット110は灯室を複数の区分室105に区分するエクステンション130と、各区分室105に配設された複数の多色光源122を有する光源部120を備える。複数の区分室105と複数の多色光源122とでそれぞれ複数の発光部Lが形成される。複数の多色光源122はそれぞれ独立して発光が制御され、複数の発光部Lはそれぞれ所望の発光色で発光される。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
複数の発光部が配列され、各発光部が独立して発光される表示灯であって、前記発光部は、区分された複数の区分室にそれぞれ多色光源が配設された構成であり、各多色光源はそれぞれ所望の発光色で発光されることを特徴とする表示灯。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
透光性のあるアウターレンズを備えて内部に灯室が構成されるランプケースと、この灯室内に配設された光源ユニットを備える表示灯であって、前記光源ユニットは前記灯室を複数の区分室に区分するエクステンションと、前記区分室のそれぞれに配設された複数の多色光源を有する光源部を備え、前記複数の区分室と前記複数の多色光源とでそれぞれ複数の発光部が形成され、前記多色光源はそれぞれ独立して発光が制御され、前記複数の発光部Lはそれぞれ所望の発光色で発光されることを特徴とする表示灯。
【請求項3】
前記複数の多色光源はそれぞれR,G,Bの色光を発光する複数の発光素子が1つにパッケージされ、これら発光素子の発光を制御することにより前記多色光源は所要の発光色に制御される請求項2に記載の表示灯。
【請求項4】
前記ランプケースは所要の長さを有し、前記複数の発光部は当該ランプケースの長手方向に沿って配列されている請求項2に記載の表示灯。
【請求項5】
前記光源部は1つの光源基板を備え、前記複数の多色光源は前記光源基板に配列状態に搭載されている請求項2に記載の表示灯。
【請求項6】
前記エクステンションは前記区分室を区分する複数の隔壁と、これら複数の隔壁を連結する連結部材が一体に形成されている請求項2に記載の表示灯。
【請求項7】
前記複数の多色光源の発光を制御する発光制御部を備えており、当該発光制御部は前記多色光源の発光色、明るさ、または発光タイミングのうち少なくとも発光色を制御する請求項2に記載の表示灯。
【請求項8】
前記隔壁は少なくとも区分室に向けられている面が光反射面として構成されている請求項2に記載の表示灯。
【請求項9】
インジケータランプまたはコミュニケーションランプとして構成される請求項1ないし8のいずれかに記載の表示灯。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は発光部の発光色を制御して信号やメッセージを表示する表示灯に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
工場等においては、作業現場の稼働状態や、作業現場の正常な状態あるいは異常な状態を表示するための表示灯が備えられる。特許文献1には、それぞれ異なる色光、例えば赤色光、黄色光、青色光で発光する複数の発光部をタワー状に積層した表示灯が提案されている。この表示灯は、各発光部を選択的あるいは合一的に発光制御することにより表示灯全体としての発光形態を変化させ、この発光形態の違いにより作業現場の各種状態を表示することが可能とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-132324号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の表示灯は、複数の発光部が所定の発光色で発光するように構成されており、したがって表示灯で表示する発光色の組み合わせも固定され、ユーザにおいて発光色の組み合わせを自由に設定することは難しい。例えば、作業現場において、異常状態の程度を、赤色光で発光する発光部の数で表示しようとしたときに、赤色光を発光する発光部の数が固定されている表示灯では対応することは難しい。このように、従来の表示灯においては、表示灯における表示形態の自由度が制限され、汎用性が低いという課題が生じている。
【0005】
また、ユーザにおいて異なる発光色を組み合わせた表示灯が要求される場合には、例えば、複数の発光部を独立したユニットとして構成し、要求に応じて任意の発光色のユニットを組み合わせて表示灯を形成することが考えられる。しかし、この場合には、種々の発光色のユニットを用意する必要があり、部品点数が増大するとともに、複数のユニットを組み付けのための工数が煩雑となり、コスト高を招くという課題が生じる。
【0006】
本発明の目的は、表示形態の自由度を高めて汎用性を向上させた表示灯を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の表示灯は、複数の発光部が配列され、各発光部が独立して発光される表示灯であって、発光部は、区分された複数の区分室にそれぞれ多色光源が配設された構成であり、各多色光源はそれぞれ所望の発光色で発光される構成とされる。
【0008】
本発明の好ましい形態は、透光性のあるアウターレンズを備えて内部に灯室が構成されるランプケースと、この灯室内に配設された光源ユニットを備える表示灯であり、光源ユニットは灯室を複数の区分室に区分するエクステンションと、区分室のそれぞれに配設された複数の多色光源を有する光源部を備えており、複数の区分室と複数の多色光源とでそれぞれ複数の発光部が形成され、多色光源はそれぞれ独立して発光が制御され、複数の発光部Lはそれぞれ所望の発光色で発光される構成である。
【0009】
本発明のさらに好ましい形態は、複数の多色光源はそれぞれR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の色光を発光する複数の発光素子が1つにパッケージされ、これら発光素子の発光を制御することにより多色光源が所要の発光色に制御される。ランプケースは所要の長さを有し、前記複数の発光部は当該ランプケースの長手方向に沿って配列される。光源部は1つの基板を備え、複数の多色光源はこの光源基板に配列状態に搭載される。エクステンションは区分室を区分する複数の隔壁と、これら複数の隔壁を連結する連結部材が一体に形成される。
【0010】
本発明においては、複数の多色光源の発光を制御する発光制御部を備えてもよく、発光制御部は多色光源の発光色、明るさ、または発光タイミングのうち少なくとも発光色を制御する。また、隔壁は少なくとも区分室に向けられている面が光反射面として構成されてもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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