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公開番号2025025846
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023131016
出願日2023-08-10
発明の名称車両用外装品
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類B60R 13/00 20060101AFI20250214BHJP(車両一般)
要約【課題】部品の変形を抑制できる車両用外装品を提供する。
【解決手段】エンブレムは、装飾本体部とヒータ部とを備える。装飾本体部は、樹脂製の基材21と、基材21とは線膨張係数の異なる樹脂材料により形成される枠部50とを備えている。基材21は、基材本体と、基材本体の外周縁から突出する外側突出部24とを備えている。枠部50は、枠本体と、枠本体から突出方向に突出して外側突出部24内に埋設される内側突出部52とを備えている。ヒータ部は、ヒータ本体と、延出部と、コネクタピン69とを備えている。内側突出部52は、基部53と、コネクタピン69を支持する支持突起54とを備えている。外側突出部24の内面24aと基部53の外面53aとには、互いに係合し合う凹凸形状が設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
本体部と、前記本体部に設けられ、前記本体部を加熱するヒータ部と、を備える車両用外装品であって、
前記本体部は、樹脂製の基材と、前記基材の外周縁に沿って延びるとともに前記基材とは線膨張係数の異なる樹脂材料により形成される枠部と、を備え、
前記基材は、基材本体と、前記基材本体の外周縁から突出する外側突出部と、を備え、
前記外側突出部の突出する方向を突出方向とするとき、
前記枠部は、枠本体と、前記枠本体から前記突出方向に突出して前記外側突出部内に埋設される内側突出部と、を備え、
前記ヒータ部は、前記基材本体を覆うヒータ本体と、前記ヒータ本体から延びて前記外側突出部の内面と前記内側突出部の外面との間に配置される延出部と、前記延出部に電気的に接続されるとともに前記突出方向において前記延出部よりも突出するコネクタピンと、を備え、
前記内側突出部は、基部と、前記基部から前記コネクタピンに沿って突出するとともに前記コネクタピンを支持する支持突起と、を備え、
前記外側突出部の前記内面と前記基部の外面とには、互いに係合し合う凹凸形状が設けられている、
車両用外装品。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記凹凸形状は、複数の凹部と、複数の前記凹部に係合する複数の凸部と、により構成されている、
請求項1に記載の車両用外装品。
【請求項3】
前記基部は、前記突出方向に長辺を有する矩形板状であり、
複数の前記凹部は、前記基部の前記外面のうち前記長辺に沿う一対の側面に設けられるとともに、前記突出方向に互いに間隔をあけて並んでいる、
請求項2に記載の車両用外装品。
【請求項4】
複数の前記凹部同士の間隔は、前記突出方向における前記凹部の長さよりも小さい、
請求項3に記載の車両用外装品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用外装品に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両用外装品が記載されている。この車両用外装品は、車両を装飾する装飾本体部と、通電により発熱するヒータシートとを備えている。
装飾本体部は、装飾本体部の裏側部分を構成する基材と、装飾本体部の表側部分を構成する透明樹脂層と、透明樹脂層と基材との間に設けられる加飾層とを備えている。
【0003】
基材は、基材本体部と、枠部とを備えている。基材本体部は、アクリロニトリル-エチレン-スチレン共重合(AES)樹脂により形成されている。基材本体部の下部には、電源供給のための機器のプラグが抜き差しされるソケット部が一体に設けられている。枠部は、ポリカーボネート(PC)樹脂とカーボンブラックとの混合材料により形成されている。枠部は、基材本体部の外周部に沿って延びる環状部分と、環状部分の下部から裏側に向かって突出する突出部分とを備えている。突出部分は、ソケット部内に埋設されている。
【0004】
ヒータシートは、装飾本体部の表側に積層される発熱本体部と、発熱本体部の下部から裏側に向かって延びる延出部とを備えている。延出部の一部は、ソケット部と枠部の突出部分との間に埋設されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-114858号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、こうした車両用外装品においては、ヒータシートへの電力の供給及び遮断が繰り返されると、ソケット部と枠部とが熱膨張及び熱収縮を繰り返す。このとき、ソケット部と枠部とは、それぞれ線膨張係数の異なる樹脂材料により形成されているため、ソケット部及び枠部のいずれか一方の部品に応力が集中する。その結果、上記一方の部品が変形するおそれがある。
【0007】
本発明の目的は、部品の変形を抑制できる車両用外装品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための車両用外装品の各態様を記載する。
[態様1]本体部と、前記本体部に設けられ、前記本体部を加熱するヒータ部と、を備える車両用外装品であって、前記本体部は、樹脂製の基材と、前記基材の外周縁に沿って延びるとともに前記基材とは線膨張係数の異なる樹脂材料により形成される枠部と、を備え、前記基材は、基材本体と、前記基材本体の外周縁から突出する外側突出部と、を備え、前記外側突出部の突出する方向を突出方向とするとき、
前記枠部は、枠本体と、前記枠本体から前記突出方向に突出して前記外側突出部内に埋設される内側突出部と、を備え、
前記ヒータ部は、前記基材本体を覆うヒータ本体と、前記ヒータ本体から延びて前記外側突出部の内面と前記内側突出部の外面との間に配置される延出部と、前記延出部に電気的に接続されるとともに前記突出方向において前記延出部よりも突出するコネクタピンと、を備え、
前記内側突出部は、基部と、前記基部から前記コネクタピンに沿って突出するとともに前記コネクタピンを支持する支持突起と、を備え、
前記外側突出部の前記内面と前記基部の外面とには、互いに係合し合う凹凸形状が設けられている、車両用外装品。
【0009】
上記構成によれば、ヒータ部への電力の供給及び遮断が繰り返されると、外側突出部と内側突出部とが熱膨張及び熱収縮を繰り返す。このとき、外側突出部の内面と内側突出部の基部の外面とに設けられた凹凸形状同士が互いに係合しているので、上記内面及び外面に作用する応力が分散される。これにより、上記内面及び外面の一部に応力が集中することが抑制される。したがって、車両用外装品の部品の変形を抑制できる。
【0010】
[態様2]前記凹凸形状は、複数の凹部と、複数の前記凹部に係合する複数の凸部と、により構成されている、[態様1]に記載の車両用外装品。
上記構成によれば、複数の凹部及び複数の凸部からなる凹凸形状同士が互いに係合しているので、外側突出部の内面及び内側突出部の外面に作用する応力がより分散される。これにより、上記内面及び外面の一部に応力が集中することがより抑制される。したがって、車両用外装品の部品の変形をより抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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