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公開番号
2025054612
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023163740
出願日
2023-09-26
発明の名称
エアバッグ装置
出願人
豊田合成株式会社
代理人
個人
主分類
B60R
21/205 20110101AFI20250331BHJP(車両一般)
要約
【課題】コンパクトな構成とすることができて、かつ、乗員を的確に保護することが可能なエアバッグ装置を提供すること。
【解決手段】 エアバッグ20が、膨張用ガスを内部に流入させて膨張する際に、インストルメントパネル1の上面2側に設けられる収納部位16から上方に向かって突出しつつ、後方に向かって展開するように膨張する。エアバッグが、バッグ本体21と、バッグ本体の外周面側に配置されるアウタテザー部55と、を備える。バッグ本体が、膨張完了時の後面側に配設される乗員側壁部40よりも前側の領域の下面側に、上方に向かって凹む凹部35を、有する。アウタテザー部が、膨張完了時のバッグ本体の後下端21c側と、凹部の前縁35a側と、を連結するように、配設されて、膨張完了時のバッグ本体の後下端を、インストルメントパネルの後面3に近接させて配置可能とするように、構成される。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
インストルメントパネルの上面側に配置されて、内部に膨張用ガスを流入させて膨張可能なエアバッグと、該エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、折り畳まれた前記エアバッグと前記インフレーターとを収納させる収納部位と、を有する構成とされ、
前記エアバッグが、前記インフレーターから吐出される膨張用ガスを内部に流入させて膨張する際に、前記収納部位から上方に向かって突出しつつ、後方に向かって展開するように膨張する構成のエアバッグ装置において、
前記エアバッグが、内部に膨張用ガスを流入させて膨張するバッグ本体と、該バッグ本体の外周面側に配置されて前記バッグ本体の膨張完了形状を規制するアウタテザー部と、を備える構成とされ、
前記バッグ本体が、膨張完了時の後面側に、前席に着座した乗員を保護可能な乗員側壁部を配設させるとともに、膨張完了時の前記乗員側壁部よりも前側の領域の下面側に、前記インストルメントパネルとの間に隙間を設けるように上方に向かって凹む凹部を、有する構成とされ、
前記アウタテザー部が、膨張完了時の前記バッグ本体の後下端側と、前記凹部の前縁側と、を連結するように、配設されて、膨張完了時の前記バッグ本体の後下端を、前記インストルメントパネルの後面に近接させて配置可能とするように、構成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
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【請求項2】
前記バッグ本体が、前記インストルメントパネルから部分的に上方に突出するように配置される突出物を、前記凹部内に位置させるように、膨張する構成とされ、
前記アウタテザー部が、前記バッグ本体の膨張完了時に、前記突出物の後面側に近接して配置されることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インストルメントパネルの上面側に配置されて、内部に膨張用ガスを流入させて膨張可能なエアバッグと、エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、折り畳まれたエアバッグとインフレーターとを収納させる収納部位と、を有する構成のエアバッグ装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、このような構成のエアバッグ装置としては、助手席に着座した乗員を保護するために、助手席の前方に配設されるものがあった。このような構成の助手席用エアバッグ装置では、インフレーターの作動時に、収納部位内に折り畳まれて収納されるエアバッグが、収納部位から、上方に向かって突出しつつ、後方に向かって展開するように膨張して、助手席に着座している乗員を保護するものであった(例えば、特許文献1参照)。詳細には、膨張したエアバッグは、前面側をインストルメントパネルやインストルメントパネルの上方に配置されるウィンドシールドによって支持させることにより、前方移動する乗員を受け止めて保護する構成であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-60390公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような構成のエアバッグ装置を、例えば、乗員の着座する前席から前方に大きく離隔した位置にインストルメントパネルを配置させるタイプの車両に搭載する場合、エアバッグ装置の搭載位置から乗員までの距離が大きいことから、乗員を安定して受け止めるためには、エアバッグの容積が大きくなってしまい、装置の大型化や製造コスト増に繋がっていた。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、コンパクトな構成とすることができて、かつ、乗員を的確に保護することが可能なエアバッグ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るエアバッグ装置は、インストルメントパネルの上面側に配置されて、内部に膨張用ガスを流入させて膨張可能なエアバッグと、エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、折り畳まれたエアバッグとインフレーターとを収納させる収納部位と、を有する構成とされ、
エアバッグが、インフレーターから吐出される膨張用ガスを内部に流入させて膨張する際に、収納部位から上方に向かって突出しつつ、後方に向かって展開するように膨張する構成のエアバッグ装置において、
エアバッグが、内部に膨張用ガスを流入させて膨張するバッグ本体と、バッグ本体の外周面側に配置されてバッグ本体の膨張完了形状を規制するアウタテザー部と、を備える構成とされ、
バッグ本体が、膨張完了時の後面側に、前席に着座した乗員を保護可能な乗員側壁部を配設させるとともに、膨張完了時の乗員側壁部よりも前側の領域の下面側に、インストルメントパネルとの間に隙間を設けるように上方に向かって凹む凹部を、有する構成とされ、
アウタテザー部が、膨張完了時のバッグ本体の後下端側と、凹部の前縁側と、を連結するように、配設されて、膨張完了時のバッグ本体の後下端を、インストルメントパネルの後面に近接させて配置可能とするように、構成されていることを特徴とする。
【0007】
本発明のエアバッグ装置では、エアバッグの膨張完了時に、膨張したバッグ本体が、前下面側の領域に、インストルメントパネルとの間に隙間を設けられるようにして、配置されることとなるが、バッグ本体の後下端側は、バッグ本体の外周面側に配置されるアウタテザー部を介して、この隙間を構成する凹部の前縁側と連結される構成であり、膨張完了時に、インストルメントパネルの後面に近接して配置されることとなる。すなわち、本発明のエアバッグ装置では、エアバッグ(バッグ本体)を、インストルメントパネルとの間に隙間を設けられるように、部分的に凹ませた状態で膨張させることができることから、このような凹部を備えない構成のエアバッグと比較して、容積を低減することができる。そして、膨張したバッグ本体の後下端側は、アウタテザー部によって、インストルメントパネルの後面に近接して配置されることとなり、また、バッグ本体に形成される凹部は、膨張完了時に乗員を保護する乗員側壁部よりも前側となる領域に、形成されていることから、凹部を備える構成であっても、バッグ本体の後下端側の領域をインストルメントパネルに支持させることができて、前方移動する乗員を、乗員側壁部によって、安定して受け止めることができる。その結果、本発明のエアバッグ装置では、搭載する車両の内装形状が異なる場合にも、バッグ本体に形成する凹部の形状を適宜設定することにより、エアバッグの容積が増大することを抑制できて、装置自体の大型化も抑制することができる。
【0008】
したがって、本発明のエアバッグ装置では、コンパクトな構成とすることができて、かつ、乗員を的確に保護することができる。
【0009】
また、本発明のエアバッグ装置において、バッグ本体を、インストルメントパネルから部分的に上方に突出するように配置される突出物を凹部内に位置させるように、膨張させる構成とし、
アウタテザー部を、バッグ本体の膨張完了時に、突出物の後面側に近接して配置させる構成とすることが、好ましい。
【0010】
エアバッグ装置をこのような構成とすれば、インストルメントパネルから部分的に突出物を突出させているタイプの車両に搭載する場合にも、凹部を配設させることによって、膨張するバッグ本体が、突出物と大きく干渉することを抑制でき、円滑に膨張を完了させることができる。また、上記構成のエアバッグ装置では、アウタテザー部が、バッグ本体の膨張完了時に、突出物の後面側に近接して配置されることから、乗員側壁部による乗員の受止時に、アウタテザー部を突出物に支持させることによって、反力を確保することが可能となり、乗員を的確に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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