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公開番号2025081798
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2023194797
出願日2023-11-16
発明の名称光照射部およびステアリング装置
出願人豊田合成株式会社
代理人弁理士法人明成国際特許事務所
主分類B60Q 3/283 20170101AFI20250521BHJP(車両一般)
要約【課題】発光素子の交換時に、光照射部の破損の可能性を低減し、作業時間の増大を抑制することができる光照射部の技術の提供。
【解決手段】収容部は、基準方向についてレンズカバーの位置を固定する構成を備えず基準方向についてレンズカバーと接する収容接触部を備え、レンズカバーは基準方向についてレンズ台座の位置を固定する構成を備えず基準方向についてレンズ台座と接するレンズカバー接触部を備え、レンズ台座は基準方向について基板の位置を固定する構成を備えず基準方向について基板と接するレンズ台座接触部を備え、基板は基準方向について底壁部の位置を固定する構成を備えず基準方向について底壁部と接する基板接触部を備え、収容部は一方の端部側において収容係合部を備え、底壁部は収容係合部と係合する底壁係合部を備え、収容係合部と底壁係合部とが互いに係合することで基準方向について収容部と底壁部との位置を相互に固定している光照射部。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ステアリング装置に設けられた光照射部であって、
前記ステアリング装置が備える把持部に光を射出する発光素子と、
前記発光素子を支持する基板と、
前記発光素子が射出した光を収束させるレンズと、
前記レンズが載置されるレンズ台座と、
前記レンズを通過した光を透過させるレンズカバーと、
前記発光素子と前記基板と前記レンズと前記レンズ台座と前記レンズカバーと、を収容する収容部であって、一方の端部が開口している収容部と、
前記収容部に対して着脱可能に構成され、前記収容部に装着されている状態において前記収容部の前記一方の端部の少なくとも一部を塞ぐ底壁部と、
を備え、
前記収容部は、予め定められた基準方向について前記レンズカバーの位置を固定する構成を備えず、前記基準方向について前記レンズカバーと接する収容接触部を備え、
前記レンズカバーは、前記基準方向について前記レンズ台座の位置を固定する構成を備えず、前記基準方向について前記レンズ台座と接するレンズカバー接触部を備え、
前記レンズ台座は、前記基準方向について前記基板の位置を固定する構成を備えず、前記基準方向について前記基板と接するレンズ台座接触部を備え、
前記基板は、前記基準方向について前記底壁部の位置を固定する構成を備えず、前記基準方向について前記底壁部と接する基板接触部を備え、
前記収容部は、他方の端部に対して前記一方の端部側において、収容係合部を備え、
前記底壁部は、前記収容係合部と係合する底壁係合部を備え、
前記収容係合部と前記底壁係合部とが、互いに係合することで、前記基準方向について、前記収容部と前記底壁部との位置を相互に固定している、光照射部。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
請求項1に記載の光照射部であって、
前記収容部は、前記収容部の内壁から突出し、前記他方の端部から前記一方の端部に向かう方向である接触方向に沿って延びるレール部を備え、
前記基板は、前記接触方向と平行な方向に沿って形成された溝であり、前記レール部の一部を受け入れる第1レール受け部を備え、
前記レンズ台座は、前記接触方向と平行な方向に沿って形成された溝であり、前記レール部の一部を受け入れる第2レール受け部を備え、
前記レンズカバーは、前記接触方向と平行な方向に沿って形成された溝であり、前記レール部の一部と接する第3レール受け部を備える、光照射部。
【請求項3】
請求項2に記載の光照射部であって、
前記基準方向および前記接触方向は、前記発光素子が射出する光の光軸と平行である、光照射部。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光照射部を備えるステアリング装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光照射部およびステアリング装置に関する。
続きを表示(約 3,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1において、車両のステアリングのパッド部とスポーク部に装着された発光部によって、ステアリングのホイールに可視光を照射するステアリングホイール照明装置が開示されている。発光部が備える発光素子として、LEDが使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-111440号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、発光部は発光素子と、発光素子を搭載する基板と、発光素子が発光した光を通過させるレンズと、レンズを保護するレンズカバーと、発光素子と基板とレンズとレンズカバーとを保護するケース等、複数の部品によって構成されている。複数の部品は、互いに係合によって接続されている場合がある。特許文献1において、発光部のケースのうち露出する部分は、発光部が取り付けられているパッド部またはスポーク部の形状に沿った形状を有している場合が考えられる。この場合、発光素子の交換の際には、発光素子と基板以外の部品の再利用のために、基板とレンズとレンズカバーとケースと、の接続が、作業者によって解除される必要がある。発光部の交換に対して不慣れな作業者によっては、発光部の破損や、作業時間の増大の可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
【0006】
(1)本開示の一形態によれば、ステアリング装置に設けられた光照射部が提供される。この光照射部は、前記ステアリング装置が備える把持部に光を射出する発光素子と、前記発光素子を支持する基板と、前記発光素子が射出した光を収束させるレンズと、前記レンズが載置されるレンズ台座と、前記レンズを通過した光を透過させるレンズカバーと、前記発光素子と前記基板と前記レンズと前記レンズ台座と前記レンズカバーと、を収容する収容部であって、一方の端部が開口している収容部と、前記収容部に対して着脱可能に構成され、前記収容部に装着されている状態において前記収容部の前記一方の端部の少なくとも一部を塞ぐ底壁部と、を備え、前記収容部は、予め定められた基準方向について前記レンズカバーの位置を固定する構成を備えず、前記基準方向について前記レンズカバーと接する収容接触部を備え、前記レンズカバーは、前記基準方向について前記レンズ台座の位置を固定する構成を備えず、前記基準方向について前記レンズ台座と接するレンズカバー接触部を備え、前記レンズ台座は、前記基準方向について前記基板の位置を固定する構成を備えず、前記基準方向について前記基板と接するレンズ台座接触部を備え、前記基板は、前記基準方向について前記底壁部の位置を固定する構成を備えず、前記基準方向について前記底壁部と接する基板接触部を備え、前記収容部は、他方の端部に対して前記一方の端部側において、収容係合部を備え、前記底壁部は、前記収容係合部と係合する底壁係合部を備え、前記収容係合部と前記底壁係合部とが、互いに係合することで、前記基準方向について、前記収容部と前記底壁部との位置を相互に固定している。
この形態の光照射部によれば、基準方向に沿ってレンズカバーと、レンズ台座と、基板と、が順番に組付けられた後に、底壁部と収容部とが係合されることで、レンズカバーと、レンズと、レンズ台座と、基板とを作業者がそれぞれ係合または接着させることなく、光照射部を容易に組み立てることができる。また、作業者が光照射部を分解するときに、底壁部と収容部との係合を解除することで、容易に光照射部の各構成を分解することができる。例えば、レンズカバー等が、互いに係合によって組み合わされている光照射部と比べて、発光素子の交換時に、光照射部の破損の可能性を低減し、作業時間の増大を抑制することができる。
(2)上記形態の光照射部において、前記収容部は、前記収容部の内壁から突出し、前記他方の端部から前記一方の端部に向かう方向である接触方向に沿って延びるレール部を備え、前記基板は、前記接触方向と平行な方向に沿って形成された溝であり、前記レール部の一部を受け入れる第1レール受け部を備え、前記レンズ台座は、前記接触方向と平行な方向に沿って形成された溝であり、前記レール部の一部を受け入れる第2レール受け部を備え、前記レンズカバーは、前記接触方向と平行な方向に沿って形成された溝であり、前記レール部の一部と接する第3レール受け部を備えていてもよい。
この形態の光照射部によれば、レール部が第1レール受け部ないし第3レール受け部に嵌ることで、レンズカバーと、台座と、基板と、の位置が収容部内でずれることを抑制することができる。
(3)上記形態の光照射部において、前記基準方向および前記接触方向は、前記発光素子が射出する光の光軸と平行であってもよい。
この形態の光照射部によれば、作業者が、光の光軸に沿って、レンズカバーと、レンズ台座と、基板と、を位置ずれなく組付けることができる。作業者によって、光軸が希望の方向とずれた状態で、光照射部が収容部に組付けられることを抑制することができる。
(4)本開示の他の形態によれば、ステアリング装置が提供される。このステアリング装置は、上記形態1から上記形態3のいずれか一項に記載の光照射部を備える。
本開示は、光照射部またはステアリング装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば光照射部またはステアリング装置の製造方法、光照射部またはステアリング装置を搭載した車両等の形態で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態のステアリング装置の概略図。
回転部を説明する図。
回転ケース部のみを表した図。
第1光照射部と第2光照射部を説明する図。
図4のV-V断面図。
発光素子と、基板と、コネクタと、を表した図。
レンズとレンズ台座と、を表した図。
レンズカバーを説明する図である。
図8を別の方向から見た図。
収容部を説明する図。
底壁部を表した図。
底壁部が収容部の一方の端部を塞いでいることを説明するための図。
第3光照射部を説明する図。
図13のXIV-XIV断面図。
光照射部の組付けを説明するフローチャートの一例。
光照射部の組付け過程を表した図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
A.第1実施形態:
A1.第1実施形態の構成:
図1は、本実施形態のステアリング装置1の概略図である。ステアリング装置1は、移動体に設けられている。本実施形態において、ステアリング装置1は、図示しない車両に設けられている。ステアリング装置1は、車両の乗員である運転手によって操作される装置である。ステアリング装置1は、車両の回転軸ARと連結され、回転軸ARの軸線AXを中心に回転操作が可能に構成されている。なお、図1において、回転軸ARとステアリング装置1が連結していないように見えるが、ステアリング装置1の図示しない固定器具と回転軸ARとが連結し、固定器具が、後に説明する把持部10および回転部20と、連結している。ステアリング装置1の回転は、回転軸ARを介して、図示していないステアリングギヤボックスに伝達される。回転軸ARの軸線AXに沿った方向を、便宜的に前後方向と表記する。なお、車両の前後方向と、回転軸ARの軸線AXに沿った方向とは、一致しない。軸線AXに直交する方向のうち、車両の左右方向に沿った方向を、左右方向と表記する。軸線AXおよび左右方向に直交する方向を便宜的に上下方向と表記する。なお、車両の上下方向と、軸線AXおよび左右方向に直交する方向とは、一致しない。図1において、ステアリング装置1は、回転していない状態である。ステアリング装置1は、把持部10と、回転部20と、を備えている。
【0009】
把持部10は、運転手に把持される部位である。本実施形態において、把持部10は前後方向に見たときに、略環状の形状を有している。把持部10は、把持部10の内周側において、回転部20と接続している。把持部10は、回転部20の一部を覆っている。これにより、把持部10は回転部20と接続している。
【0010】
図2は、回転部20を説明する図である。回転部20は、車両に対して回転可能に取り付けられる。回転部20は、上述した図示しない固定器具と接続することにより、把持部10と接続した固定器具が回転する際に、固定器具と連動して回転する。図2に示すように、回転部20は、前方向に向かって凸となる形状を有している。図1および図2に示すように、回転部20は、第1光照射部210と第2光照射部220と第3光照射部230と第4光照射部240と、回転ケース部250と、回転穴部260と、収容空間SPと、を有している。以下において、第1光照射部210ないし第4光照射部240を区別しない場合は、「光照射部LP」と表記する。
(【0011】以降は省略されています)

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