TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025101911
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219010
出願日
2023-12-26
発明の名称
上体部位の位置変化推定方法
出願人
豊田合成株式会社
,
国立大学法人東海国立大学機構
代理人
個人
,
個人
主分類
A61B
5/11 20060101AFI20250701BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】推定対象者が歩行したときに、足裏の複数の部位毎にかかる力の経時変化を測定することで、上体の複数の部位毎の位置の経時変化を推定できるようにする。
【解決手段】提供者測定ステップS11では、データ提供者が歩行したときに、足裏の複数の部位毎にかかる力の経時変化を測定するとともに、上体における複数の部位毎の位置の経時変化を測定する。学習モデル作成ステップS12では、測定された力の経時変化と、位置の経時変化との関連性を学習して学習モデルを作成する。対象者測定ステップS13では、データ提供者の力測定に用いられた測定装置と共通の測定装置を用いて、推定対象者が歩行したときに、足裏の複数の部位毎にかかる力の経時変化を測定する。推定ステップS14では、測定された力の経時変化を、上記学習モデルに与えて、推定対象者の上体の複数の部位毎の位置の経時変化を推定する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
データ提供者が歩行したときに、前記データ提供者の足裏の複数の部位毎にかかる力の経時変化を測定するとともに、前記測定に同期して、前記データ提供者の上体における複数の部位毎の位置の経時変化を測定する提供者測定ステップと、
前記提供者測定ステップで測定された前記力の経時変化、及び前記位置の経時変化の関連性を学習して学習モデルを作成する学習モデル作成ステップと、
前記データ提供者の力測定に用いられた測定装置と共通の測定装置を用いて、推定対象者が歩行したときに、前記推定対象者の足裏の複数の部位毎にかかる力の経時変化を測定する対象者測定ステップと、
前記対象者測定ステップで測定された前記力の経時変化を、前記学習モデル作成ステップで作成された前記学習モデルに与えて、前記推定対象者の上体の複数の部位毎の位置の経時変化を推定する推定ステップと、
を備える、上体部位の位置変化推定方法。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記提供者測定ステップでは、前記上体における複数の部位として、複数箇所の関節の位置の経時変化が測定される、請求項1に記載の上体部位の位置変化推定方法。
【請求項3】
前記測定装置は、力センサの組み込まれたインソールを備え、
前記提供者測定ステップでは、前記データ提供者が、前記インソールの敷かれたシューズを履いて歩行し、足裏の複数の部位毎にかかる力の経時変化を前記力センサにより測定し、
前記対象者測定ステップでは、前記推定対象者が、前記インソールの敷かれたシューズを履いて歩行し、足裏の複数の部位毎にかかる力の経時変化を前記力センサにより測定する、請求項1又は請求項2に記載の上体部位の位置変化推定方法。
【請求項4】
前記提供者測定ステップ及び前記対象者測定ステップでは、前記インソールとして、踵の荷重のかかる部分及びつま先の荷重のかかる部分のそれぞれに前記力センサが組み込まれるとともに、前記踵及び前記つま先を結ぶ仮想線に対し内側及び外側となる部分のそれぞれに前記力センサが組み込まれたものが用いられ、各力センサにより、前記力の経時変化が測定される、請求項3に記載の上体部位の位置変化推定方法。
【請求項5】
前記力は圧力である、請求項1に記載の上体部位の位置変化推定方法。
【請求項6】
前記力は圧力であり、前記力センサは圧力センサである、請求項3に記載の上体部位の位置変化推定方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、推定対象者の上体の複数の部位毎の位置が歩行に伴いどのように経時変化するかを推定する、上体部位の位置変化推定方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、運動器の障害による要介護の状態や要介護リスクの高い状態である運動器症候群が社会問題となっている。運動器症候群を早期に発見するために、運動器症候群の判定に関する技術開発が進められている。例えば、特許文献1には、被測定者の歩行状態の変化を簡易に把握することのできるシステムが提案されている。
【0003】
このシステムでは、足裏の複数の部位毎にかかる圧力を経時的に測定する。測定された測定情報から歩行状態に関連する特徴量を取得する。取得された特徴量に基づいて、歩行状態が所定のアラート対象の状態であるか否かを判定する。歩行状態が所定のアラート対象の状態であると判定された場合には、そのことを報知するようにしている。
【0004】
上記システムによれば、被測定者は、測定部を装着した状態で歩行する。又は保護者等の他者は、被測定者に測定部を装着させて歩行させる。そして、上記被測定者又は上記他者は、アラート対象の状態であることの報知の有無を確認する。上記被測定者又は上記他者は、上記報知により、医療従事者による直接の診断を必要とせずに、被測定者の歩行状態がアラート対象の状態に変化したことを簡易に把握できる。そして、上記被測定者は、医療機関を受診する等の適切な対応を行うことができる。また、上記他者は、被測定者に対し、医療機関を受診させる等の適切な対応を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-137371号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1は、歩行状態として専ら下肢の状態の変化を診断しようとするものである。しかし、近年では、下肢にとどまらず、上体の状態の変化、特に、複数の部位毎の位置の経時変化を推定したいといったニーズがある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための上体部位の位置変化推定方法の各態様を記載する。
[態様1]データ提供者が歩行したときに、前記データ提供者の足裏の複数の部位毎にかかる力の経時変化を測定するとともに、前記測定に同期して、前記データ提供者の上体における複数の部位毎の位置の経時変化を測定する提供者測定ステップと、前記提供者測定ステップで測定された前記力の経時変化、及び前記位置の経時変化の関連性を学習して学習モデルを作成する学習モデル作成ステップと、前記データ提供者の力測定に用いられた測定装置と共通の測定装置を用いて、推定対象者が歩行したときに、前記推定対象者の足裏の複数の部位毎にかかる力の経時変化を測定する対象者測定ステップと、前記対象者測定ステップで測定された前記力の経時変化を、前記学習モデル作成ステップで作成された前記学習モデルに与えて、前記推定対象者の上体の複数の部位毎の位置の経時変化を推定する推定ステップと、を備える、上体部位の位置変化推定方法。
【0008】
データ提供者及び推定対象者が歩行した場合、足裏にかかる力は、上体の各部の位置の経時変化から影響を受けて、経時変化する。足裏の複数の部位毎にかかる力の経時変化と、上体における複数の部位毎の位置の経時変化との間には、対応関係が見られる。
【0009】
上記方法によれば、足裏の力の経時変化が測定された推定対象者について、上体の複数の部位毎の位置の経時変化が、機械学習により推定される。
提供者測定ステップでは、データ提供者が歩行する。この際、データ提供者の足裏の複数の部位毎にかかる力の経時変化と、データ提供者の上体における複数の部位毎の位置の経時変化とが、同期した状態で測定される。
【0010】
学習モデル作成ステップでは、提供者測定ステップで測定された力の経時変化と、位置の経時変化との関連性が学習される。すなわち、大量のデータの中に潜む、共通する特徴である法則(ルール)が見つけ出されることにより、学習モデルが作成される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
豊田合成株式会社
樹脂製品
22日前
豊田合成株式会社
流体殺菌装置
5日前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
6日前
豊田合成株式会社
車両用外装品
1か月前
豊田合成株式会社
流体殺菌装置
6日前
豊田合成株式会社
流体殺菌装置
6日前
豊田合成株式会社
流体殺菌装置
7日前
豊田合成株式会社
流体殺菌装置
7日前
豊田合成株式会社
流体殺菌装置
7日前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
28日前
豊田合成株式会社
流体殺菌装置
13日前
豊田合成株式会社
流体殺菌装置
21日前
豊田合成株式会社
光源モジュール
27日前
豊田合成株式会社
ステアリング装置
26日前
豊田合成株式会社
車両の音出力装置
27日前
豊田合成株式会社
イルミネーション装置
1か月前
豊田合成株式会社
乗員保護装置及び車両
1か月前
豊田合成株式会社
車両用電気装置ボックス
26日前
豊田合成株式会社
フロントエンドモジュール
28日前
豊田合成株式会社
上体部位の位置変化推定方法
7日前
豊田合成株式会社
カバー部材およびイルミネーション装置
20日前
豊田合成株式会社
車両用外装品及び車両用外装品の製造方法
27日前
豊田合成株式会社
荷量算出方法、荷物識別方法および荷量算出装置
6日前
豊田合成株式会社
サイドエアバッグ装置およびエアバッグの折りたたみ方法
6日前
トヨタ自動車株式会社
エアバッグ制御装置、方法およびプログラム
6日前
豊田合成株式会社
半導体構造、および半導体素子
12日前
個人
鼾防止用具
4か月前
個人
脈波測定方法
4か月前
個人
洗井間専家。
3か月前
個人
嚥下鍛錬装置
8日前
個人
白内障治療法
4か月前
個人
歯の修復用材料
22日前
個人
ホバーアイロン
3か月前
個人
バッグ式オムツ
28日前
個人
矯正椅子
1か月前
個人
シャンプー
2か月前
続きを見る
他の特許を見る