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公開番号2025089051
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2023204005
出願日2023-12-01
発明の名称車両用外装品
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類F21S 43/27 20180101AFI20250605BHJP(照明)
要約【課題】フィルム部材の剥離を抑制できる車両用外装品を提供する。
【解決手段】エンブレム13は、車両の前方に向けて開口する開口部21を有するハウジング20と、開口部21を覆うカバー30と、開口部21の周縁部22とカバー30との間に設けられ、周縁部22とカバー30とを接着する接着層40とを備えている。カバー30は、樹脂材料により形成される基材31と、基材31の外面に重ね合わされるフィルム部材34とを備えている。フィルム部材34の端縁37aは、接着層40に係合されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両の外方に向けて開口する開口部を有するハウジングと、
前記開口部を覆うカバーと、
前記開口部の周縁部と前記カバーとの間に設けられ、前記周縁部と前記カバーとを接着する接着層と、を備え、
前記カバーは、樹脂材料により形成される基材と、前記基材の外面または内面に重ね合わされるフィルム部材と、を備えており、
前記フィルム部材の端縁は、前記接着層に係合されている、
車両用外装品。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記ハウジングは、底壁部と、前記底壁部の端縁から立ち上がるとともに前記開口部を構成する周壁部と、前記周壁部の外周面から突出する鍔部と、を有しており、
前記基材は、前記開口部を覆う本体部と、前記本体部の端縁から屈曲して前記鍔部に向けて延びるとともに前記周壁部の外周面を覆う外枠部と、を備えており、
前記周壁部のうち前記外枠部により覆われる部分を内枠部とするとき、
前記内枠部と前記鍔部とによって前記周縁部が構成されており、
前記接着層は、前記内枠部及び前記鍔部と、前記外枠部との間に設けられている、
請求項1に記載の車両用外装品。
【請求項3】
前記ハウジングは、
前記内枠部から前記カバーに向けて突出するとともに前記開口部に沿って延びる内周側リブと、
前記鍔部から前記カバーに向けて突出するとともに前記開口部に沿って延びる外周側リブと、を有しており、
前記接着層は、前記周縁部のうち前記内周側リブと前記外周側リブとの間に設けられている、
請求項2に記載の車両用外装品。
【請求項4】
前記ハウジングの厚み方向を単に厚み方向とするとき、
前記外枠部の内周面及び前記内枠部の外周面のうち少なくとも一方は、前記厚み方向において前記本体部に近づくほど前記ハウジングの中心に近づくように傾斜するテーパ面である、
請求項2に記載の車両用外装品。
【請求項5】
前記ハウジングの内側を単に内側とするとき、
前記フィルム部材は、前記本体部の外面を覆うフィルム本体と、前記フィルム本体の端縁から屈曲して前記外枠部の外周面を覆うフィルム外縁部と、前記フィルム外縁部から内側に屈曲するとともに前記外枠部のうち前記鍔部と対向する端面を覆う屈曲部と、を有しており、
前記屈曲部の端縁が、前記接着層に係合されている、
請求項2に記載の車両用外装品。
【請求項6】
前記ハウジングの内面は、可視光を反射する反射面を成しており、
前記カバーは、可視光透過性を有しており、
前記底壁部及び前記周壁部と、前記カバーとの間には、前記可視光を出射する光源が収容されており、
前記車両用外装品は、前記光源から出射された前記可視光を前記カバーに透過させることで前記車両の外方に向けて発光するように構成されている、
請求項2~請求項5のいずれか一項に記載の車両用外装品。
【請求項7】
前記基材は、前記開口部を覆う本体部と、前記本体部の端縁から屈曲して前記車両の内方に向かって延びる枠部と、を備えており、
前記フィルム部材は、前記本体部の外面を覆うフィルム本体と、前記フィルム本体の端縁から屈曲して前記枠部の外周面を覆うフィルム外縁部と、前記フィルム外縁部の端縁から前記枠部よりも前記車両の内方に向けて延出する延出部と、を有しており、
前記延出部は、前記接着層に埋設されている、
請求項1に記載の車両用外装品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用外装品に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、照明装置のランプカバーが記載されている。このランプカバーは、フィルム層と、合成樹脂成形層とを有している。合成樹脂成形層は、フィルム層が積層される本体部と、本体部の端縁から屈曲して延びるとともにハウジングに接合される外縁部とを有している。
【0003】
フィルム層は、本体部の外面または内面に積層されるポリカーボネート樹脂(PC)フィルムと、PCフィルムの外面に積層されるメタクリル樹脂(PMMA)フィルムとを備えている。
【0004】
こうしたランプカバーは、例えば以下のように製造される。
合成樹脂成形層の樹脂材料がPCの場合、まずPCフィルムにPMMAフィルムをラミネートして形成されたフィルム層を、金型のキャビティ内にインサートする。その後、キャビティ内に溶融した樹脂材料を充填することで、フィルム層と合成樹脂成形層とが一体成形されたランプカバーが得られる。
【0005】
また、合成樹脂成形層の樹脂材料がPC以外の合成樹脂の場合、上記の工程においてキャビティ内に溶融した樹脂材料を充填する前に、フィルム層のPCフィルム側の面に周知の接着剤を塗布する。これにより、フィルム層と合成樹脂成形層との間に接着剤層を介在させたランプカバーが得られる。
【0006】
こうしたランプカバーでは、耐光性に優れたPMMAフィルムによりPCフィルム及び合成樹脂成形層が紫外線から保護される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2001-14915号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、こうしたランプカバーにおいては、フィルム層の端縁が露出している。そのため、端縁を起点とする合成樹脂成形層からのフィルム層の剥離、またはフィルム間での剥離が生じやすい。
【0009】
なお、こうした問題は、インサート成形により成形されるランプカバーに限定されず、合成樹脂成形層を成形した後にフィルム層を接着剤にて貼り付けて得られるランプカバーにおいても同様に生じうる。
【0010】
また、こうした問題は、上述したランプカバーに限定されず、合成樹脂材料からなる基材の外面または内面にフィルム部材が積層されたカバーを有する車両用外装品であれば同様に生じうる。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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