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公開番号
2025117634
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012466
出願日
2024-01-31
発明の名称
グリルシャッタ装置
出願人
豊田合成株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60K
11/04 20060101AFI20250805BHJP(車両一般)
要約
【課題】空力性能の低下を抑制できるグリルシャッタ装置を提供する。
【解決手段】グリルシャッタ装置は、空気が流入する流入口を有する枠体と、枠体に対して回転可能に支持される回転軸を有し、回転軸を中心に正逆方向に回転することにより流入口を開閉する翼形状の複数のフラップ30とを備える。フラップ30は、フラップ30における上流縁41と第2部分44との間の部分を構成する対称翼部45を含む。対称翼部45は、上流縁41と下流縁42とを結ぶ翼弦線Cに対して対称形状である。対称翼部45の厚さは、上流縁41から第1部分43に向かうほど徐々に大きくなっており、且つ第1部分43から第2部分44に向かうほど徐々に小さくなっている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の前部に設けられた開口部を開閉するグリルシャッタ装置であって、
空気が流入する流入口を有する枠体と、
前記枠体に対して回転可能に支持される回転軸を有し、前記回転軸を中心に正逆方向に回転することにより前記流入口を開閉する翼形状の複数のフラップと、を備え、
前記フラップのうち、前記フラップが前記流入口を開放する開位置に位置するときの前記空気の流れ方向における上流側の縁及び下流側の縁をそれぞれ上流縁及び下流縁とし、前記上流縁と前記下流縁との間の一部分を第1部分とし、前記第1部分と前記下流縁との間の一部分を第2部分とするとき、
前記フラップは、前記フラップにおける前記上流縁と前記第2部分との間の部分を構成する対称翼部を含み、
前記対称翼部は、前記上流縁と前記下流縁とを結ぶ翼弦線に対して対称形状であり、
前記翼弦線が延びる方向と前記回転軸が延びる方向との双方に直交する方向における前記対称翼部の厚さは、前記上流縁から前記第1部分に向かうほど徐々に大きくなっており、且つ前記第1部分から前記第2部分に向かうほど徐々に小さくなっている、
グリルシャッタ装置。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記下流縁には、前記翼弦線に直交する平面状の下流側端面が形成されている、
請求項1に記載のグリルシャッタ装置。
【請求項3】
前記フラップは、前記対称翼部の前記下流側に連続するとともに前記翼弦線に対して非対称形状である非対称翼部を含み、
前記非対称翼部には、前記フラップが前記流入口を閉塞する閉位置に位置するときに他の前記フラップの前記対称翼部の外面に接触する接触面が形成されている、
請求項1または請求項2に記載のグリルシャッタ装置。
【請求項4】
前記対称翼部の厚さ方向の両側には、前記翼弦線から離れる方向に凸となる一対の湾曲面が形成されており、
前記接触面は、前記他のフラップの前記湾曲面に沿って湾曲している、
請求項3に記載のグリルシャッタ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、グリルシャッタ装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両の前部に設けられた開口部を開閉するグリルシャッタ装置が開示されている。グリルシャッタ装置は、車幅方向に延びる回転軸を有する複数のフィンを備えている。複数のフィンは、回転軸を中心に正逆方向に回転することにより、開口部を開閉する。
【0003】
フィンは、開口部の開放時に回転軸よりも前側に位置する前方突出部と、回転軸よりも後側に位置する後方突出部とを有している。前方突出部の前端部には、断面円弧状の下側面取り部と上側面取り部とが形成されている。上側面取り部の曲率半径は、下側面取り部の曲率半径よりも大きい。このため、フィンの前方からフィンに向かって流れる空気が、フィンの上側に向かって流れやすくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-104449号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のグリルシャッタ装置では、フィンに向かって流れる空気がフィンの上側に向かって流れやすくなるため、フィンの上側と下側とで空気の圧力差が生じる。その結果、フィンに揚力が発生することにより、グリルシャッタ装置の空力性能が低下するおそれがある。こうした課題は、フィンの回転軸が上下方向に延びる場合であっても同様にして生じる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためのグリルシャッタ装置の各態様を記載する。
[態様1]車両の前部に設けられた開口部を開閉するグリルシャッタ装置であって、空気が流入する流入口を有する枠体と、前記枠体に対して回転可能に支持される回転軸を有し、前記回転軸を中心に正逆方向に回転することにより前記流入口を開閉する翼形状の複数のフラップと、を備え、前記フラップのうち、前記フラップが前記流入口を開放する開位置に位置するときの前記空気の流れ方向における上流側の縁及び下流側の縁をそれぞれ上流縁及び下流縁とし、前記上流縁と前記下流縁との間の一部分を第1部分とし、前記第1部分と前記下流縁との間の一部分を第2部分とするとき、前記フラップは、前記フラップにおける前記上流縁と前記第2部分との間の部分を構成する対称翼部を含み、前記対称翼部は、前記上流縁と前記下流縁とを結ぶ翼弦線に対して対称形状であり、前記翼弦線が延びる方向と前記回転軸が延びる方向との双方に直交する方向における前記対称翼部の厚さは、前記上流縁から前記第1部分に向かうほど徐々に大きくなっており、且つ前記第1部分から前記第2部分に向かうほど徐々に小さくなっている、グリルシャッタ装置。
【0007】
上記構成によれば、フラップは、上流縁と第2部分との間の部分を構成する対称翼部を含む。対称翼部の厚さは、上流縁から第1部分に向かうほど徐々に大きくなっており、且つ第1部分から第2部分に向かうほど徐々に小さくなっている。このため、開位置に位置するフラップの厚さ方向の両側を流れる空気の圧力差を低減できる。また、フラップの形状に起因した空気抵抗の増加を抑制できる。したがって、グリルシャッタ装置の空力性能の低下を抑制できる。
【0008】
[態様2]前記下流縁には、前記翼弦線に直交する平面状の下流側端面が形成されている、[態様1]に記載のグリルシャッタ装置。
翼弦線に対して対称形状である対称翼では、下流側の端部に先細状の部位を有する構成と、当該部位の先端が切り落とされた端面であって翼弦線に直交する平面状の端面を有する構成とでは、空力性能の差異が僅かであることが知られている。
【0009】
上記構成によれば、フラップの下流縁には、翼弦線に直交する平面状の下流側端面が形成されている。このため、開位置に位置するフラップの厚さ方向の両側を流れる空気の圧力差を低減しつつも、翼弦線が延びる方向におけるフラップの体格の増大を抑制できる。
【0010】
[態様3]前記フラップは、前記対称翼部の前記下流側に連続するとともに前記翼弦線に対して非対称形状である非対称翼部を含み、前記非対称翼部には、前記フラップが前記流入口を閉塞する閉位置に位置するときに他の前記フラップの前記対称翼部の外面に接触する接触面が形成されている、[態様1]または[態様2]に記載のグリルシャッタ装置。
(【0011】以降は省略されています)
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