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公開番号2025058834
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2024013376
出願日2024-01-31
発明の名称乗物用シート
出願人テイ・エス テック株式会社
代理人個人,個人
主分類B60N 2/90 20180101AFI20250402BHJP(車両一般)
要約【課題】振動による報知信号を、的確に着座者に認識させることができるオットマンを備えた乗物用シートを提供する。
【解決手段】車両用シート10Bは、シート本体11と、シート本体11に対して変位可能なオットマン15Bと、を備えている。オットマン15Bは、シート本体11の下方に収納された収納位置と、シート本体11の前方に延びる展開位置と、の間で変位し、展開位置に位置する際に、着座者の左下腿部に報知信号を出力する左振動発生装置155aと、右下腿部に報知信号を出力する右振動発生装置155bと、を有している。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
シート本体と、該シート本体に対して変位可能なオットマンと、を備えた乗物用シートであって、
前記オットマンは、
前記シート本体の下方に収納された収納位置と、前記シート本体の前方に延びる展開位置と、の間で変位し、
前記展開位置に位置する際に、着座者に報知信号を出力する左振動発生装置及び右振動発生装置と、を有していることを特徴とする乗物用シート。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記左振動発生装置と前記右振動発生装置は、前記オットマンのシート幅方向の中心に位置し、前記オットマンを左右に仕切る仕切部を挟んで前記仕切部の左右に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項3】
前記仕切部は、前記乗物用シートの表皮材をパッド材に取り付けるために形成された表皮吊り込み溝であり、
前記左振動発生装置及び前記右振動発生装置は、前記表皮材を前記パッド材に係合する際に用いられる係合部材と、前記展開位置に位置する前記オットマンの前後方向で異なる位置に配設されていることを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。
【請求項4】
前記オットマンは、該オットマンの上面に載置される物品の少なくとも一部を収容する収容凹部を有し、
前記左振動発生装置及び前記右振動発生装置は、前記収容凹部と、前記展開位置に位置する前記オットマンの前後方向で少なくとも一部が異なる位置に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項5】
前記オットマンは、該オットマンの上面に載置される物品の少なくとも一部を収容する収容凹部を有し、
前記左振動発生装置及び前記右振動発生装置は、前記収容凹部と、前記オットマンのシート幅方向で少なくとも一部が同じ位置に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項6】
前記オットマンは、前記着座者を揉捏する揉捏部材を有し、
前記左振動発生装置及び前記右振動発生装置は、前記揉捏部材と、シート幅方向で異なる位置に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項7】
前記乗物用シートは、空気流を生成する送風装置を有し、
前記オットマンは、前記送風装置が生成する前記空気流を送出する送風口を有し、
前記左振動発生装置及び前記右振動発生装置は、前記展開位置に位置する前記オットマンの前後方向で前記送風口を避ける位置に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項8】
前記左振動発生装置及び前記右振動発生装置は、前記送風口より前記シート幅方向で小さいことを特徴とする請求項7に記載の乗物用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物用シートに係り、特に、オットマンを備えた乗物用シートに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、車両用シートに振動デバイスを設け、振動デバイスが発生する振動によって乗員に報知信号を出力する技術が注目されている。振動デバイスは、乗員が視覚、又は聴覚によって認識することが困難な状況を、振動によって着座者に伝達することができる。具体例を挙げると、振動デバイスが生成する振動によって、死角から車両に接近する危険物の存在を認識させ、危険を回避させることによって乗員の安全性の向上を図ることができる車両用シートの開発が進められている。
【0003】
特許文献1には、シートクッションに振動デバイスを内蔵した車両用シートが開示されている。具体的には、スナップフィット構造を利用することによって、簡単に係脱することができる振動デバイスを備えたシートクッションが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許出願公開第2022/0340064号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された技術によって、振動デバイスが生成する振動によって報知信号を出力することができるものの、さらなる改善の余地があった。すなわち、特許文献1には、オットマンを備えた乗物用シートが記載されておらず、オットマンを備えた車両用シートに関して、振動による報知信号を的確に着座者に認識させることができる構成が、十分に検討されていなかった。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、振動による報知信号を、的確に着座者に認識させることができるオットマンを備えた乗物用シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題は、本発明の乗物用シートによれば、シート本体と、該シート本体に対して変位可能なオットマンと、を備えた乗物用シートであって、前記オットマンは、前記シート本体の下方に収納された収納位置と、前記シート本体の前方に延びる展開位置と、の間で変位し、前記展開位置に位置する際に、着座者に報知信号を出力する左振動発生装置及び右振動発生装置を有していることにより解決される。
【0008】
上記構成によれば、シート本体の下方に位置する収納位置と、シート本体の前方に延びる展開位置との間で変位するオットマンが展開位置に位置する際に、左振動発生装置が着座者の左下腿部に対して報知信号を出力し、右振動発生装置が右下腿部に対して報知信号を出力する。これにより、左振動発生装置及び右振動発生装置が連携して報知信号を出力することにより、振動パターンのバリエーションが多様化し、報知信号の情報量を増加させることができ、振動による報知信号を、的確に着座者に認識させることが可能となる。
【0009】
また、前記左振動発生装置と前記右振動発生装置は、前記オットマンのシート幅方向の中心に位置し、前記オットマンを左右に仕切る仕切部を挟んで前記仕切部の左右に配設されているとよい。
上記構成によれば、仕切部を挟んで仕切部の左右に左振動発生装置及び右振動発生装置を配設することにより、肩幅と同程度の間隔で左右の下腿部をオットマンに載せてリラックスする着座者に対して、報知信号を的確に認識させることが可能となる。
【0010】
また、前記仕切部は、前記乗物用シートの表皮材をパッド材に取り付けるために形成された表皮吊り込み溝であり、前記左振動発生装置及び前記右振動発生装置は、前記表皮材を前記パッド材に係合する際に用いられる係合部材と、前記展開位置に位置する前記オットマンの前後方向で異なる位置に配設されているとよい。
上記構成によれば、左振動発生装置及び右振動発生装置は、係合部材と、展開位置に位置するオットマンの前後方向で異なる位置に配設されているため、係合部材が左振動発生部材及び右振動発生部材が生成する振動の振動強度を低下させてしまうことを防止することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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