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公開番号2025058835
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2024013377
出願日2024-01-31
発明の名称乗物用シート
出願人テイ・エス テック株式会社
代理人個人,個人
主分類B60N 2/90 20180101AFI20250402BHJP(車両一般)
要約【課題】オットマンにカーフサポートを設けることによって、振動発生装置の機能性を向上させることができる乗物用シートを提供する。
【解決手段】車両用シート10Cは、シート本体11と、シート本体11に対して変位可能なオットマン15Cと、を備えている。オットマン15Cは、シート本体11の下方に収納された収納位置と、シート本体11の前方に延びる展開位置と、の間で変位し、展開位置に位置した際に、シート本体11に着座する着座者の下腿部を、シート幅方向の両側から支持するカーフサポート16と、カーフサポート16のシート幅方向に隣接する位置に、着座者の左下腿部に報知信号を出力する左振動発生装置155aと、右下腿部に報知信号を出力する右振動発生装置155bと、を有している。
【選択図】図21
特許請求の範囲【請求項1】
シート本体と、該シート本体に対して変位可能なオットマンと、を備えた乗物用シートであって、
前記オットマンは、
前記シート本体の下方に収納された収納位置と、前記シート本体の前方に延びる展開位置と、の間で変位し、
前記展開位置に位置した際に、前記シート本体に着座する着座者の下腿部を、シート幅方向の両側から支持するカーフサポートと、
前記カーフサポートのシート幅方向に隣接する位置に、前記着座者に報知信号を出力する左振動発生装置及び右振動発生装置と、を有していることを特徴とする乗物用シート。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記カーフサポートは、前記オットマンのシート幅方向の中央に位置する中央カーフサポートと、前記オットマンの左右両側の端部に位置する左カーフサポート及び右カーフサポートと、を有し、
前記左振動発生装置は前記左カーフサポートと、前記右振動発生装置は前記右カーフサポートと、振動伝達部材により連結されていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
【請求項3】
前記中央カーフサポートと前記左振動発生装置及び前記右振動発生装置の間には、前記着座者を揉捏する揉捏部材が配設されていることを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。
【請求項4】
前記中央カーフサポートと前記左振動発生装置及び前記右振動発生装置の間には、前記着座者の生体情報を検知する生体情報センサが配設されていることを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。
【請求項5】
前記中央カーフサポートは、前記左カーフサポート及び前記右カーフサポートより前記展開位置に位置する前記オットマンの前後方向に長いことを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。
【請求項6】
前記中央カーフサポートは、前記左カーフサポート及び前記右カーフサポートより高い硬度を有していることを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。
【請求項7】
前記中央カーフサポートは、前記左カーフサポート及び前記右カーフサポートよりシート幅方向に大きいことを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。
【請求項8】
前記左カーフサポート及び前記右カーフサポートは、前記中央カーフサポートより前記展開位置に位置する前記オットマンの前後方向に長いことを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。
【請求項9】
前記左カーフサポート及び前記右カーフサポートは、前記中央カーフサポートより高い硬度を有していることを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。
【請求項10】
前記左カーフサポート及び前記右カーフサポートは、前記中央カーフサポートよりシート幅方向に大きいことを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物用シートに係り、特に、オットマンを備えた乗物用シートに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、車両用シートに振動デバイスを設け、振動デバイスが発生する振動によって乗員に報知信号を出力する技術が注目されている。振動デバイスは、乗員が視覚、又は聴覚によって認識することが困難な状況を、振動によって着座者に伝達することができる。具体例を挙げると、振動デバイスが生成する振動によって、死角から車両に接近する危険物の存在を認識させ、危険を回避させることによって乗員の安全性の向上を図ることができる車両用シートの開発が進められている。
また、特許文献1には、カーフサポートが設けられ、着座者の下腿部をカーフサポートで包み込むように支持することができるオットマンを備えた車両用シートが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2022/0410764号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された技術によれば、下腿部がオットマン及びカーフサポートによって支持された姿勢で目的地まで移動することができ、乗員の快適性が向上するものの、さらなる改善の余地があった。すなわち、特許文献1には、振動デバイスが記載されておらず、オットマンにカーフサポートを設けることにより、振動デバイスの機能性を向上させることについて、十分な検討が行われていなかった。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、オットマンにカーフサポートを設けることによって、振動発生装置の機能性を向上させることができる乗物用シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題は、本発明の乗物用シートによれば、シート本体と、該シート本体に対して変位可能なオットマンと、を備えた乗物用シートであって、前記オットマンは、前記シート本体の下方に収納された収納位置と、前記シート本体の前方に延びる展開位置と、の間で変位し、前記展開位置に位置した際に、前記シート本体に着座する着座者の下腿部を、シート幅方向の両側から支持するカーフサポートと、前記カーフサポートのシート幅方向に隣接する位置に、前記着座者に報知信号を出力する左振動発生装置及び右振動発生装置と、を有していることにより解決される。
【0007】
上記構成によれば、オットマンには、着座者の下腿部をシート幅方向の両側から支持するカーフサポートが設けられ、カーフサポートのシート幅方向に隣接する位置には、左振動発生装置と右振動発生装置が設けられている。カーフサポートは、走行中の車両に発生する遠心力によって、オットマンの上に置かれた着座者の下腿部が左右に横滑りすることを防止する。これにより、左振動発生装置及び右振動発生装置は、カーフサポートによって位置決めされた下腿部に的確に報知信号を出力して着座者に認識させることができる。そのためオットマンにカーフサポートを設けることによって、振動発生装置の機能性を向上させることが可能となる。
【0008】
また、前記カーフサポートは、前記オットマンのシート幅方向の中央に位置する中央カーフサポートと、前記オットマンの左右両側の端部に位置する左カーフサポート及び右カーフサポートと、を有し、前記左振動発生装置は前記左カーフサポートと、前記右振動発生装置は前記右カーフサポートと、振動伝達部材により連結されているとよい。
上記構成によれば、左カーフサポートは左振動発生装置と、右カーフサポートは右振動発生装置と振動伝達部材によって連結されているため、左カーフサポート及び右カーフサポートを、振動発生装置が出力する報知信号の出力手段として機能させることができ、振動発生装置の機能性を向上させることが可能となる。
【0009】
また、前記中央カーフサポートと前記左振動発生装置及び前記右振動発生装置の間には、前記着座者を揉捏する揉捏部材が配設されているとよい。
上記構成によれば、カーフサポートは、着座者の下腿部が横滑りすることを防止するため、揉捏部材が、カーフサポートによって位置決めされた下腿部を的確に揉捏し、下腿部の血行を促進させることが可能となる。
【0010】
また、前記中央カーフサポートと前記左振動発生装置及び前記右振動発生装置の間には、前記着座者の生体情報を検知する生体情報センサが配設されているとよい。
上記構成によれば、カーフサポートは、着座者の下腿部が横滑りすることを防止するため、生体情報センサが、カーフサポートによって位置決めされた下腿部の生体情報を的確に検知することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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