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公開番号
2025022206
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126578
出願日
2023-08-02
発明の名称
キャップユニット及びキャップシステム
出願人
豊田合成株式会社
代理人
弁理士法人 共立特許事務所
主分類
B65D
50/02 20060101AFI20250206BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】キャップが誤って開くのを防止する機能を低コストでかつ簡易な構造で実現すること。
【解決手段】キャップユニットは、インナーキャップと、インナーキャップと同軸のアウターキャップと、アウターキャップの回転に伴って回転する磁性部材と、アウターキャップの締め付け回転時に磁性部材を介してインナーキャップとアウターキャップとを一体化してインナーキャップを締め付け方向に回転させる締め付け機構と、アウターキャップの軸方向外側からの磁力の有無に応じて、磁性部材をインナーキャップ及びアウターキャップに対して第一軸方向位置と第二軸方向位置との間で軸方向に移動可能にし、アウターキャップの緩み回転時において、磁性部材の第一軸方向位置ではインナーキャップを緩み方向に回転させ、磁性部材の第二軸方向位置ではインナーキャップの緩み方向への回転を規制する緩め制御機構と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
円筒状又は円柱状のインナーキャップと、
前記インナーキャップに対して同軸に配置され、前記インナーキャップを覆うアウターキャップと、
前記インナーキャップの軸回りにおいて前記アウターキャップ及び前記インナーキャップの何れか一方の回転に伴って回転する磁性部材と、
前記アウターキャップが軸回りの締め付け方向に回転したときに前記磁性部材を介して前記インナーキャップと前記アウターキャップとを一体化して前記インナーキャップを前記締め付け方向に回転させる締め付け機構と、
前記アウターキャップの軸方向外側から前記磁性部材に作用する磁力の有無に応じて、前記磁性部材を前記インナーキャップ及び前記アウターキャップに対して第一軸方向位置と第二軸方向位置との間で軸方向に移動可能にすると共に、前記第一軸方向位置では前記アウターキャップが軸回りの緩み方向に回転したときに前記磁性部材を介して前記インナーキャップと前記アウターキャップとを一体化して前記インナーキャップを前記緩み方向に回転させる回転許容状態になり、前記第二軸方向位置では前記アウターキャップが前記緩み方向に回転したときに前記磁性部材を介した前記インナーキャップと前記アウターキャップとの一体化を解除して前記インナーキャップの前記緩み方向への回転を規制する回転規制状態になる緩め制御機構と、
を備える、キャップユニット。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記緩め制御機構は、
前記アウターキャップに周方向に延びて形成された周方向壁に設けられ、前記アウターキャップに対する前記磁性部材の周方向移動を規制すると共に軸方向移動を許容するスリットと、
前記インナーキャップに設けられ、前記第一軸方向位置で前記磁性部材が引っ掛かる一方、前記第二軸方向位置で前記磁性部材が引っ掛からない第一リブと、
を有する、請求項1に記載されたキャップユニット。
【請求項3】
前記締め付け機構は、前記インナーキャップに設けられ、前記アウターキャップが前記締め付け方向に回転したときに前記磁性部材が引っ掛かる第二リブを有する、請求項2に記載されたキャップユニット。
【請求項4】
前記第二リブは、
前記インナーキャップの底壁から軸方向に突出しかつ周方向に延びており、
二つの周方向端のうち前記緩み方向の端に設けられたストッパ部と、
前記二つの周方向端のうち前記締め付け方向の端から前記緩み方向にかけて軸方向への突出量が徐々に大きくなる傾斜部と、
を有する、請求項3に記載されたキャップユニット。
【請求項5】
前記インナーキャップにおいて、前記第一リブが設けられる軸方向位置は、前記第二リブのうち前記突出量が最大である箇所が設けられる軸方向位置よりも、前記底壁から軸方向に離れている、請求項4に記載されたキャップユニット。
【請求項6】
前記インナーキャップにおいて、前記第一リブが設けられる周方向位置は、前記ストッパ部が設けられる周方向位置に対して、前記緩み方向に30°以上離れている、請求項4に記載されたキャップユニット。
【請求項7】
前記傾斜部が周方向に延びる角度範囲は、5°以上でありかつ150°未満である、請求項4に記載されたキャップユニット。
【請求項8】
前記第一リブは、前記インナーキャップにおいて周方向に二箇所以上設けられている、請求項2に記載されたキャップユニット。
【請求項9】
請求項1乃至8の何れか一項に記載されたキャップユニットと、
前記アウターキャップの軸方向外側に着脱可能に配置され、前記磁性部材を前記第一軸方向位置に移動させる前記磁力を発生する磁石と、
を備える、キャップシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばタンクやボトルなどの容器開口を塞ぐことが可能なキャップユニット及びキャップシステムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、容器開口を塞ぐ閉塞位置と容器開口を開放する開放位置との間で移動可能なキャップについて誤って閉塞位置側から開放位置側へ移動するのを防止させる技術が知られている(例えば、特許文献1,2)。特許文献1記載のキャップでは、キャップを閉塞位置でロックするロック位置とそのロックを解除する非ロック位置との間で摺動し得るロック手段と、ロック手段をロック位置から非ロック位置まで摺動させ得る操作ノブと、が設けられている。そして、正規の運転者が携帯する携帯機から発する車両固有のIDコードが受信される場合に、操作ノブの操作によるロック手段のロック位置から非ロック位置までの摺動が可能とされる。
【0003】
また、特許文献2記載のキャップでは、内キャップと外キャップとの一方向への回転を許容し、他方向への回転を規制するラチェット機構が設けられている。そして、外キャップがラチェット機構の制止爪の弾力に抗して内キャップ側に押し付けられると、外キャップと内キャップとがキー結合により一体化される。この場合において外キャップが取り外し方向である緩み方向に回転すると、その外キャップの回転に伴って内キャップが同じ緩み方向に回転するので、容器開口が開放される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-125863号公報
特開平10-152155号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1記載のキャップでは、誤って開くのを防止するうえで、ロック手段やIDコードの送受信機を搭載することが必要であるので、コストが上昇すると共に構造が複雑化するおそれがある。また、上記特許文献2記載のキャップでは、容器開口を開放するのに外キャップを内キャップ側に押し付けるだけで十分であるので、キャップの開け方を知らない人であっても不意な押し付けなどにより外キャップと内キャップとが偶然に一体化される可能性が高く、キャップが誤って開かれる蓋然性が高い。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、キャップが誤って開くのを防止する機能を低コストでかつ簡易な構造で実現することが可能なキャップユニット及びキャップシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、円筒状又は円柱状のインナーキャップと、前記インナーキャップに対して同軸に配置され、前記インナーキャップを覆うアウターキャップと、前記インナーキャップの軸回りにおいて前記アウターキャップ及び前記インナーキャップの何れか一方の回転に伴って回転する磁性部材と、前記アウターキャップが軸回りの締め付け方向に回転したときに前記磁性部材を介して前記インナーキャップと前記アウターキャップとを一体化して前記インナーキャップを前記締め付け方向に回転させる締め付け機構と、前記アウターキャップの軸方向外側から前記磁性部材に作用する磁力の有無に応じて、前記磁性部材を前記インナーキャップ及び前記アウターキャップに対して第一軸方向位置と第二軸方向位置との間で軸方向に移動可能にすると共に、前記第一軸方向位置では前記アウターキャップが軸回りの緩み方向に回転したときに前記磁性部材を介して前記インナーキャップと前記アウターキャップとを一体化して前記インナーキャップを前記緩み方向に回転させる回転許容状態になり、前記第二軸方向位置では前記アウターキャップが前記緩み方向に回転したときに前記磁性部材を介した前記インナーキャップと前記アウターキャップとの一体化を解除して前記インナーキャップの前記緩み方向への回転を規制する回転規制状態になる緩め制御機構と、を備える、キャップユニットである。
【0008】
この構成によれば、キャップが誤って開くのを防止する機能を低コストでかつ簡易な構造で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係るキャップユニットの断面図である。
本実施形態のキャップユニットが備えるアウターキャップのキャップ裏面側を見た斜視図である。
本実施形態のキャップユニットが備えるインナーキャップの斜視図である。
本実施形態のキャップユニットにおけるアウターキャップと磁性部材との位置関係を表した斜視図である。
本実施形態のキャップユニットにおけるインナーカップと磁性部材との位置関係(具体的には、磁力発生時)を表した斜視図である。
本実施形態のキャップユニットにおいて磁性部材に磁石による磁力を作用させる仕組みを説明するための図である。
本実施形態のキャップユニットにおけるインナーカップとアウターキャップと磁性部材との位置関係(但し、アウターキャップの一部である軸方向端面を取り除いた状態)を表した斜視図である。
図7に示す位置関係を軸方向から見た上面図である。
本実施形態のキャップユニットにおいてキャップ締め付け時に生じるインナーカップと磁性部材との位置関係を表した(A)斜視図と(B)断面図とである。
本実施形態のキャップユニットにおける磁力非発生時にキャップ緩め操作の過程で生じ得るインナーカップと磁性部材との位置関係を表した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1-図10を用いて、本発明に係るキャップユニット及びキャップシステムの具体的な実施の形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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