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公開番号
2024146384
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023059247
出願日
2023-03-31
発明の名称
包装装置
出願人
株式会社デュプロ
代理人
主分類
B65B
9/02 20060101AFI20241004BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】包装成果物における包装材の幅方向の両端側の接合部が幅方向内側に引っ張られることが防止でき、包装成果物の外観品質が低下することを防止できる包装装置を提供する。
【解決手段】包装装置1は、搬送手段(34、35)と、搬送方向前後接合手段5と、サイド押さえ部材43と、サイド接合手段41と、装置の各部の動作を制御する制御手段100と、を備え、制御手段100は、待機状態では、搬送方向の前側のみを接合した二枚の包装材(F1、F2)が予め設定された物品受入位置で停止し、サイド押さえ部材43とサイド押さえ対向部材とが、被包装物が通過できない程度の近接位置となるように各部を制御し、スタートボタン11が押下されると、二枚の包装材(F1、F2)にたいしてサイド接合手段41が幅方向の両端側を接合し、搬送方向前後接合手段5が搬送方向の後側を接合するように各部を制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
帯状の二枚の包装材を重ねて搬送し、受入口から前記二枚の包装材の間に受け入れた被包装物に対して、搬送方向の前側及び後側と、幅方向の両端側と、で前記二枚の包装材同士を接合して前記被包装物を包装する包装装置において、
前記二枚の包装材を重ねて搬送する搬送手段と、
前記二枚の包装材における搬送方向の前側と後側とを接合する搬送方向前後接合手段と、
前記二枚の包装材の幅方向の端部を挟んでサイド押さえ対向部材と対向するサイド押さえ部材と、
前記二枚の包装材における幅方向の両端側を接合するサイド接合手段と、
装置の各部の動作を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記被包装物を受け入れるときには、搬送方向の前側のみを接合した前記二枚の包装材が予め設定された物品受入位置で停止し、
前記サイド押さえ部材と前記サイド押さえ対向部材とが、前記被包装物が通過できない程度の近接位置、または、前記二枚の包装材を挟んで接触する接触位置となるように各部を制御し、
前記被包装物を受け入れたときに入力される所定の包装開始信号が入力されると、前記サイド接合手段が前記二枚の包装材における前記幅方向の両端側を接合し、前記搬送方向前後接合手段が前記二枚の包装材における前記搬送方向の後側を接合するように各部を制御することを特徴とする包装装置。
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【請求項2】
請求項1の包装装置において、
前記制御部は、前記被包装物を受け入れるときには、前記サイド押さえ部材と前記サイド押さえ対向部材とが前記近接位置に位置するように制御し、
前記包装開始信号を入力されると、前記サイド押さえ部材と前記サイド押さえ対向部材とが前記二枚の包装材を挟んで接触し、その後、前記サイド接合手段が前記二枚の包装材における前記幅方向の両端側を接合する制御を行うことを特徴とする包装装置。
【請求項3】
請求項2の包装装置において、
前記制御部は、前記サイド接合手段が前記二枚の包装材における前記幅方向の両端側を接合した後、前記サイド押さえ部材と前記サイド押さえ対向部材とが前記近接位置よりも十分に離れた離間位置に位置するように制御し、その後、前記搬送方向前後接合手段が前記二枚の包装材における前記搬送方向の後側を接合するように制御することを特徴とする包装装置。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れか一項に記載の包装装置において、
前記搬送方向前後接合手段は、接合位置と退避位置との間で移動可能で前記接合位置では前記包装材に接触して前記二枚の包装材同士を接合する接合部材と、前記接合位置にある前記接合部材と前記二枚の包装材を挟んで接触する受部材と、を有し、
前記サイド接合手段は、サイド接合位置とサイド離間位置との間で移動可能であって、前記サイド接合位置では前記包装材に接触して前記二枚の包装材同士を接合するサイド接合部材と、前記サイド接合位置にある前記サイド接合部材と前記二枚の包装材を挟んで接触するサイド受部材と、を有し、
前記受部材は前記サイド受部材の前記搬送方向の上流側端部近傍に位置し、
前記接合部材の前記退避位置は前記接合位置よりも前記搬送方向の上流側であり、前記接合部材が前記退避位置から前記接合位置に移動するときには、前記搬送方向の上流側から下流側に向けて移動することを特徴とする包装装置。
【請求項5】
請求項4の包装装置において、
前記接合部材は、前記接合位置に対して前記搬送方向の上流側に位置する回動軸を中心に回動することで、前記退避位置と前記接合位置との間を移動することを特徴とする包装装置。
【請求項6】
帯状の二枚の包装材を重ねて搬送し、受入口から前記二枚の包装材の間に受け入れた被包装物に対して、搬送方向の前側及び後側と、幅方向の両端側と、で前記二枚の包装材同士を接合して前記被包装物を包装する包装装置において、
前記二枚の包装材を重ねて搬送する搬送手段と、
前記二枚の包装材における搬送方向の前側と後側とを接合する搬送方向前後接合手段と、
前記二枚の包装材の幅方向の端部を挟んでサイド押さえ対向部材と対向するサイド押さえ部材と、
前記二枚の包装材における幅方向の両端側を接合するサイド接合手段と、を備え、
前記サイド押さえ部材は、前記サイド押さえ対向部材との間で、前記被包装物が通過できない程度の近接位置と、前記近接位置に対して前記サイド押さえ対向部材との間で十分に離間した離間位置との間で変位可能であることを特徴とする包装装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、帯状の二枚の包装材を重ねて搬送し、受入口から二枚の包装材の間に受け入れた被包装物に対して搬送方向の前側及び後側と、幅方向の両端側と、で二枚の包装材同士を接合して被包装物を包装する包装装置が知られている。
特許文献1には、重ねた二枚の包装フィルムの搬送方向の先端と幅方向の両端と接合し、先端が閉じられた筒状包装材を形成し、被包装物を供給した後、搬送方向の後方を接着して包装を行う包装装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特公昭49-9064号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の包装装置のように、先端が閉じられた筒状包装材を形成して、被包装物を供給すると、被包装物が厚い場合に、包装材が幅方向内側に引っ張られて、包装成果物の包装材に皺が発生じたり、包装成果物の搬送方向における被包装物が位置する部分が幅方向に狭まったりして、包装成果物の外観品質が低下することがあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明の一つの態様は、帯状の二枚の包装材を重ねて搬送し、受入口から前記二枚の包装材の間に受け入れた被包装物に対して、搬送方向の前側及び後側と、幅方向の両端側と、で前記二枚の包装材同士を接合して前記被包装物を包装する包装装置において、前記二枚の包装材を重ねて搬送する搬送手段と、前記二枚の包装材における搬送方向の前側と後側とを接合する搬送方向前後接合手段と、前記二枚の包装材の幅方向の端部を挟んでサイド押さえ対向部材と対向するサイド押さえ部材と、前記二枚の包装材における幅方向の両端側を接合するサイド接合手段と、装置の各部の動作を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記被包装物を受け入れるときには、搬送方向の前側のみを接合した前記二枚の包装材が予め設定された物品受入位置で停止し、前記サイド押さえ部材と前記サイド押さえ対向部材とが、前記被包装物が通過できない程度の近接位置、または、前記二枚の包装材を挟んで接触する接触位置となるように各部を制御し、前記被包装物を受け入れたときに入力される所定の包装開始信号が入力されると、前記サイド接合手段が前記二枚の包装材における前記幅方向の両端側を接合し、前記搬送方向前後接合手段が前記二枚の包装材における前記搬送方向の後側を接合するように各部を制御することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、包装成果物における包装材の幅方向の両端側の接合部が幅方向内側に引っ張られることが防止でき、包装成果物の外観品質が低下することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
包装機の外観斜視図。
待機状態の包装機の概略を示す側方断面図。
正面外装カバーの内側の説明図。
包装機の制御ブロック図。
サイドヒータユニットとサイドヒータ受台との斜視説明図。
サイドヒータユニットの一方側のサイドヒータ保持部材とサイド押さえ保持部材との動作説明図。
包装機で作成する包装成果物の一例の説明図。
入口閉鎖を実行したときの包装機を示す断面図。
サイド溶着でサイドヒータがサイド溶着位置に移動した状態の包装機を示す断面図。
サイド溶着でサイドヒータがサイド溶着位置から離間位置に移動したときの包装機を示す断面図。
カットヒータがカット溶着位置に移動した状態の包装機を示す断面図。
フィルムを所定量だけ繰り出した状態の包装機を示す断面図。
離間位置にあったサイド押さえが待機状態と同様の近接位置まで移動した状態の包装機を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
【0009】
以下、本発明に係る包装装置の一実施形態について説明する。
【0010】
図1は、本実施形態に係る包装機1の外観斜視図であり、図2は、図1に示す包装機1の概略を示す側方断面図である。
(【0011】以降は省略されています)
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